Ruby on Railsの環境が整うDockerfile

安易。
MariaDBとかは他コンテナで建てるものとします。

Dockerfile

FROM node:lts-slim AS node
FROM ruby:3

COPY --from=node /opt/ /opt/
COPY --from=node /usr/local/lib/ /usr/local/lib/
COPY --from=node /usr/local/bin/ /usr/local/bin/

RUN apt update && apt upgrade -y && apt install -y g++

RUN gem install rails

ちょっと説明

マルチステージビルドする

NodeイメージからNodeインタプリタのあるディレクトリをごっそりを持ってくる。
Nodeの特定バージョンを入れようと思うとcurlでインストーラとってきて、スクリプト実行して、必要ならyarnを別で入れるなどちょっとめんどくさい。
でもマルチステージビルドならDocker Official ImageのNodeインタプリタを拾えるし、バージョン指定はイメージのタグを変えればいいだけなのでちょっと楽。

# Nodeインタプリタをとってくるイメージ
FROM node:lts-slim AS node

# 最後に書いたFROMがイメージのベースになる
FROM ruby:3

# インタプリタの含まれるディレクトリをコピー
COPY --from=node /opt/ /opt/
COPY --from=node /usr/local/lib/ /usr/local/lib/
COPY --from=node /usr/local/bin/ /usr/local/bin/

RUN apt update && apt upgrade -y && apt install -y vim g++ # <- Nodeの駆動にg++が必要

参考: Multi-stage build でNode.jsのインストールをちょっぴり効率化する - アクトインディ開発者ブログ

railsのインストール

グローバルにインストール。
あとはdocker run -it <image name> bashとかしてコンテナ内でrails new appとかすると準備完了。

RUN gem install rails