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DockerでLaravelの環境を構築し、Herokuへのデプロイを目指すためのチュートリアル

Last updated at Posted at 2019-07-31

先日からDockerの勉強を始め、LaravelでHerokuにデプロイするまでの流れを実践してみたのでハンズオン的に説明したいと思います。
初めてのQiitaで不安ですが、何か誤りがありましたら指摘してください🙇‍♂️🙇‍♂️

流れとしては以下のようにして進めていくつもりです。

  1. プロジェクトの作成、Laravelの導入
  2. Herokuの新規登録とCLIのダウンロードなど
  3. LaravelプロジェクトをHerokuへデプロイ

こんな感じでかなりボリュームがあります。

REFERENCE

以下のサイトを参考にして学習を進めました。

【 プロジェクトの作成、laravelの導入まで 】
初心者がLaradockでLaravelを開発するための準備の仕方をまとめるよ | 東京上野のWeb制作会社LIG
【 LaravelプロジェクトをHerokuへデプロイ 】
Herokuで公開してみよう | チームラボオンラインスキルアップ課題

プロジェクトの作成、laravelの導入まで

dockerを操作するプロジェクトを作成してlaravelの導入までを説明します。

プロジェクトフォルダの作成

任意のディレクトリを作成してgit管理をします。

私は~/docker_project以下でこのコマンドを実行しています。
~/はルートディレクトリで、Macでは/Users/ユーザー名と同じ意味を持ちます。

pwd
# /Users/ユーザー名/docker_project/

# プロジェクトディレクトリの作成
mkdir project_name && cd $_

# gitリポジトリの作成
git init

project_nameは自分の好きな名前にしてください。作りたいサービス名やサイト名でいいでしょう。

Laradockの用意

laravelをdockerで扱うために必要な物を一挙に提供してくれるプロジェクトです。
これをGithubからダウンロードしてテンプレートとしてLaravelの環境をdocker上に作成します。

# 念のため
pwd
# /Users/ユーザー名/docker_project/project_name

# Laradockのインストール
git submodule add https://github.com/Laradock/laradock.git

# Laravelの格納場所を用意
mkdir src

ディレクトリ構成の確認
念のためtreeコマンドで確認しておきます。

Macではデフォルトでtreeコマンドは使えないのでインストールする必要があります。
treeコマンドはHomebrewを使ってbrew install treeでインストールできます。

# /Users/ユーザー名/docker_project/project_name のディレクトリで...
tree -L 1
# project_name
# ├── laradock
# └── src

Laradockの設定ファイルを編集

サンプルファイルを複製して、.envを用意します。
今回はvimを使って.envを編集してみます。

cd laradock
cp env-example .env
vim .env

vimでどこになんの記述があるか分からない場合は、コマンドモードにして/検索ワードとすると
検索することができます。

APP_CODE_PATH_HOST

Laravel自体のソースコードのパスを通します。
ここではsrc以下に作成したのでproject_name/srcとなるようにします。

パスは.envファイルからの相対パスで指定します。

APP_CODE_PATH_HOST=../src/

DATA_PATH_HOST

プロジェクトのデータの管理場所を指定
初期状態では~/.laradock/dataだと、複数プロジェクトと同じデータを参照してしまうため変更します。

DATA_PATH_HOST=../.laradock/data

COMPOSE_PROJECT_NAME

dockerのコンテナ名を変更

COMPOSE_PROJECT_NAME=project_name

MYSQL_VERSION

MySQLのバージョンを指定

MYSQL_VERSION=5.7

dockerの起動

laradockディレクトリ内でdocker-compose upする
nginx, mysql, phpmyadminを指定して実行

docker-compose up -d nginx mysql phpmyadmin

dockerコンテナの起動確認

以下の5つのコンテナが起動していることを確認

  • phpmyadmin
  • nginx
  • php-fpm
  • workspace
  • docker-in-docker
docker ps --format "table {{.Names}}"

# NAMES
# project_name_nginx_1
# project_name_php-fpm_1
# project_name_phpmyadmin_1
# project_name_workspace_1
# project_name_docker-in-docker_1
# project_name_mysql_1

laravelのインストール

laravelをインストールする。laravelのソースをworkspace

docker-compose exec workspace bash

# php artisan --version
# Laravel Framework 5.8.29

ログインしたら以下を実行してlaravelをインストール

# omposer の高速化
# ミラーサーバをpackagist.jpに変更
composer config -g repos.packagist composer https://packagist.jp
# 高速化プラグイン
composer global require hirak/prestissimo

composer create-project --prefer-dist laravel/laravel ./
# 5.5.*系のバージョンにしたい際はこちら
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel ./ 5.5.*

# インストールしたら
exit

laravelの設定

laravelのインストールが完了するとsrcディレクトリに馴染みのlaravelのプロジェクトが作成される。

laravel自体の設定ファイルを変更する。

# srcディレクトリに移動
cd ../src/
vim .env

以下のSQL設定を変更。これはlaradock/.envに設定されたものを使う。

DB_HOST=mysql
DB_DATABASE=default
DB_USERNAME=default
DB_PASSWORD=secret

Laravelの開発画面

localhost:80

phpMyAdminの使い方

docker-compose upでphpMyAdminを起動しているので
localhost:8080にアクセスするとphpMyAdminにログインできる。

サーバ: mysql
ユーザー名: default
パスワード: secret

MySQLへの接続

設定を変えないとphp artisan migrateなどSQL操作ができないので設定を変更する。

一旦docker-compose stopする

docker-compose stop
  • .envファイルを変更する

DB_HOST127.0.0.1とかになっていると思うが、mysqlに変更する

 DB_CONNECTION=mysql
 DB_HOST=mysql
 DB_PORT=3306
 DB_DATABASE=default
 DB_USERNAME=default
 DB_PASSWORD=secret
  • 変更が完了したら再起動
docker-compose up -d nginx mysql phpmyadmin
  • 再起動できたらゲストにログインして、migrateしてみる
docker-compose exec workspace bash

# ログインできたら
php artisan migrate

# Migration table created successfully.
# Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
# Migrated:  2014_10_12_000000_create_users_table (0.08 seconds)
# Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
# Migrated:  2014_10_12_100000_create_password_resets_table (0.06 seconds)

これでOK

MySQLの操作

MySQLの操作はMySQLコンテナへの接続をして行う

docker-compose exec mysql bash
mysql -u default -p

パスワードはsecret

Herokuの導入

ここではHerokuの導入とテストのために静的サイトの導入までを扱ってみたいと思います。

新規登録

以下のURLから新規登録を行います。
特に問題なく登録はできるかと思います。

クラウド・アプリケーション・プラットフォーム | Heroku

Heroku CLIツールのダウンロード

ここでHerokuのドキュメントをみてみましょう。

Documentation | Heroku Dev Center

HerokuではCLIを用いてコマンドラインからデプロイなどの操作を行います。
HerokuのCommand Line Interface(CLI)はHerokuアプリケーションをターミナルから直接作成・管理することを容易にします。

The Heroku CLI | Heroku Dev Center

ということでインストールしていきましょう

※ 注意
HerokuのCLIではGitが必要になります。Gitがない場合はインストールしてください。

Homebrewでインストール

Homebrewでインストールします。

brew tap heroku/brew && brew install heroku

Heroku CLIにログイン

Herokuへのログインは非常に簡単です。

heroku login
# 適用にキー入力が求められるので、エンターキーでも押す。
# ブラウザが開いてログイン画面が出てくるのでログインする

静的サイトの作成

Herokuにデプロイする静的サイトをphpで作成してみたいと思います。

任意のディレクトリを作成してvimで編集します。

mkdir HerokuSite && cd $_
vim index.php

vimで以下のコードを貼り付けてください。

<?php
    $SiteName = "Hroku Tutorial Site";
?>

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title><?= $SiteName ?></title>
    <style>
        .title{
                color : #4da;
        }   
    </style>
</head>
    <body>
    <h1 class="title"><?= $SiteName ?></h1>
    </body>   
</html>

これでHerokuSiteディレクトリ以下にindex.phpが作成されたかと思います。

リポジトリの作成とHerokuへの登録

ここでgit initしてcommitしましょう

git init
git add .
git commit -m'🎉initial commit'

そしてHerokuへ登録するためにheroku apps:createコマンドを実行します。
ターミナル上でindex.phpディレクトリにいることを確認した上で
以下のコマンドを実行します。

heroku apps:create heroku-okitama-tutorial
# Creating ⬢ heroku-YourName-tutorial... done
# https://heroku-YourName-tutorial.herokuapp.com/ | https://git.heroku.com/heroku-okitama-tutorial.git

ここでheroku-YourName-tutorialは好きなサイト名にしてください。

既存のサイトと名前が被っていた場合はエラーが出ますので、違う名前に変更してください。

登録が完了したらHerokuへデプロイを行います。

git push heroku master

# remote: Verifying deploy... done.
# To https://git.heroku.com/heroku-YourName-tutorial.git
#  * [new branch]      master -> master

最後に上記のような表示が出たらデプロイ完了です。さて、表示されているサイトへアクセスして確認してみましょう。

※ サイトは現在停止させてます。
Hroku Tutorial Site

Heroku_deploy_Ex

Herokuサイトの更新

前節ではサイトの登録に成功したかと思います。  
こんなにも簡単にデプロイできるなんて感激ですよね。Herokuヤバし。

さて、折角の作ったコンテンツ。アップデートしないとその魅力は引き出せません。
そこでサイト内でjavascriptを動作させてみましょう。

app.js

(function() {
    $elem = elemID => document.querySelector(elemID);
    countInt = 0;
    $elem('#js-button').addEventListener('click', function() {
        countInt++;
        $elem('#js-counter').innerText = `COUNT : ${countInt}`;
    })
    console.log('Hello Heroku');
})();

また、index.phpを以下のように書き換えます。

<?php
$SiteName = "Hroku Tutorial Site";
?>

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">

<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title><?= $SiteName ?></title>
    <style>
        .title {
            color: #4da;
        }
    </style>
</head>

<body>
    <h1 class="title"><?= $SiteName ?></h1>
    <h2 class="counter" id="js-counter">COUNT : 0</h2>
    <input type="button" id="js-button" value="count up!">
    <script src="./app.js"></script>
</body>

</html>

そして変更が完了したらcommitして再デプロイします
ついでにに.gitignoreを追加しても構いません。

git add .
git commit -m'add js file and update feature'

commitが完了したらgit pushをしてデプロイをします。

git push heroku master

これで再びサイトを見ればOKでしょう。

Heroku_update_Ex.jpg

こんな感じで、Herokuを使えば非常に簡単にサイトをデプロイすることが可能になります。

LaravelプロジェクトをHerokuへデプロイ

ここまでくるとLaravelのプロジェクトをHerokuへとデプロイできるような気がしてきます。 
ということでここからHerokuへのデプロイに向けて変更を加えていきます。

MySQLからPostgreSQLへ乗り換え

HerokuではMySQLを使う場合、クレジットの登録が必要になります。
そこで今回はPostgreSQLへ乗り換えてデプロイしたいと思います。

いったんdockerを閉じます

docker-compose stop

次にlaradockディレクトリの.envファイルを編集します。

# WORKSPACE_INSTALL_PG_CLIENT=false
WORKSPACE_INSTALL_PG_CLIENT=true

# PHP_FPM_INSTALL_MYSQLI=true
PHP_FPM_INSTALL_MYSQLI=false

# PHP_FPM_INSTALL_PGSQL=false
PHP_FPM_INSTALL_PGSQL=true

# PHP_FPM_INSTALL_PG_CLIENT=false
PHP_FPM_INSTALL_PG_CLIENT=true

これができたらlaravelプロジェクト自体の設定.envを変更します。
srcディレクトリ以下の.envファイルを開いて

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=mysql
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=default
DB_USERNAME=default
DB_PASSWORD=secret

これを以下に置き換えます。

DB_CONNECTION=pgsql
DB_HOST=postgres
DB_PORT=5432
DB_DATABASE=default
DB_USERNAME=default
DB_PASSWORD=secret

そしたら再びDockerを立ち上げて使います。
先ほどはdocker-compose up -d nginx mysql phpmyadminとしていましたが、
以下のように変更して実行して下さい。

docker-compose up -d nginx postgres pgadmin

MySQLPostgreSQLphpMyAdminpgAdminに変更したことがわかるかと思います。

実行に成功するとログインできるようになるはずです。
以下のようにしてログインしてPostgreSQLが動いているか確認します。

docker-compose exec workspace bash

ログインしたら次のコマンドでpostgresqlを使ってみます。

psql -h postgres -U default
Password for user default: secret # パスワードを入力する

default=# \d
                List of relations
 Schema |       Name        |   Type   |  Owner  
--------+-------------------+----------+---------
 public | migrations        | table    | default
 public | migrations_id_seq | sequence | default
 public | password_resets   | table    | default
 public | users             | table    | default
 public | users_id_seq      | sequence | default
 
 default=# select * from users;
  id | name | email | email_verified_at | password | remember_token | created_at | updated_at 
 ----+------+-------+-------------------+----------+----------------+------------+------------
(0 rows)

こんな感じで、テーブルを参照できたかと思います。

さらにphpMyAdminのように ブラウザでpgadmin確認してみます。
pgAdmin

ログインに関する情報は### pgadmin ###########のセクションに書いてあります。

### pgadmin ################################
# use this address http://ip6-localhost:5050
PGADMIN_PORT=5050
PGADMIN_DEFAULT_EMAIL=pgadmin4@pgadmin.org
PGADMIN_DEFAULT_PASSWORD=admin

Herokuへのデプロイ

ではHerokuの導入で行ったように、アプリケーションを作成して、Herokuへデプロイしていきましょう。

Herokuプロジェクトの作成

まずはターミナルでlaradock, src直上のproject_nameに移ります。
そしてHerokuへのログインを行い、サービスの雛形を作成します。

cd project_name
heroku auth:login
# heroku: Press any key to open up the browser to login or q to exit: 
# キーを押してブラウザが立ち上がったらログインする

ログインが完了したらプロジェクトを作成します。

heroku create [アプリケーション名] --buildpack heroku/php
# Creating ⬢ laradock-project... done
# Setting buildpack to heroku/php... done
# https://laradock-project.herokuapp.com/ | https://git.heroku.com/laradock-project.git

今回は[アプリケーション名]をlaradock-projectにしてみました。
プロジェクトの作成に成功したら https://laradock-project.herokuapp.com/ にアクセスしてみて下さい。
サイトへのアクセスが可能になっているはずです。

Herokuアプリをリモートリポジトリとして登録する

gitを使ってHerokuにpushするために、リモートリポジトリに登録します。

git remote add heroku https://git.heroku.com/laradock-project.git
git remote -v
# heroku	https://git.heroku.com/laradock-project.git (fetch)
# heroku	https://git.heroku.com/laradock-project.git (push)

Herokuアプリの設定

デプロイするのに必要な設定について解説します。

APP_KEYの追加

Laravelではphp artisan key:generateとすることで、アプリケーションキーを発行することができます。
発行されたアプリケーションキーはLaravelの.envファイル内に保管され、ユーザーセッションやデータの暗号化に役立ちます。
これは作成したLaravelプロジェクト固有の値を持ち、これらのアプリケーションキーをHerokuにも登録する必要があります。

ターミナル上で、アプリケーションキーを取得して、Herokuの設定に追加しましょう。

# laradockディレクトリに移動します。
cd project_name/laradock
docker-compose exec workspace php artisan --no-ansi key:generate --show
# base64:xxxxxxxxxx/xxxxx=

出力されるbase64:xxx...という文字列がAPP_KEYです。
これをコピーしてHerokuへと登録します。

cd projectname
heroku config:set APP_KEY=base64:xxx...
Setting APP_KEY and restarting ⬢ laradock-project... done, v3
APP_KEY: base64:xxx....
PostgreSQLの登録

HerokuではDBにPostgreSQLを利用します。そのために前節ではMySQLからPostgreSQLに乗り換えました。
ここではHerokuでPostgreSQLを利用するために「Heroku Postgres」というアドオンを使います。

ということでインストールしましょう。

cd laradock-project
heroku addons:add heroku-postgresql
# Creating heroku-postgresql on ⬢ laradock-project... free
# Database has been created and is available
#  ! This database is empty. If upgrading, you can transfer
#  ! data from another database with pg:copy
# Created postgresql-lively-65690 as DATABASE_URL
# Use heroku addons:docs heroku-postgresql to view documentation

これでPostgreSQLが利用可能になります。
次に、LaravelのプロジェクトとPostgreSQLの紐付けを行います。

PostgreSQLとLaravelプロジェクトの紐付け

紐付けの部分間違っているようでした。
下に追記したのでそちらをみてください。

PostgreSQLとLaravelプロジェクトの紐付けもheroku config:setコマンドを用いて行います。
紐付けするパラメータはsrcディレクトリの.envファイル内のDB設定になります。
MySQLからPostgreSQLへ乗り換えをする際に編集したところですね。

DB_CONNECTION=pgsql
DB_HOST=postgres
DB_PORT=5432
DB_DATABASE=default
DB_USERNAME=default
DB_PASSWORD=secret

これをheroku config:setで一つ一つ登録していきます。

heroku config:set DB_CONNECTION=pgsql
heroku config:set DB_HOST=postgres
heroku config:set DB_PORT=5432
heroku config:set DB_DATABASE=default
heroku config:set DB_USERNAME=default
heroku config:set DB_PASSWORD=secret

こんな感じでHerokuに登録したデータベースの情報はheroku configで参照することが可能です。

heroku config

# === laradock-project Config Vars
# APP_KEY:       base64:xxxx....
# DATABASE_URL:  postgres://sfryucabwesf...
# DB_CONNECTION: pgsql
# DB_DATABASE:   default
# DB_HOST:       postgres
# DB_PASSWORD:   secret
# DB_PORT:       5432
# DB_USERNAME:   default
Herokuアプリの画面パス設定ファイルを作成する

今回、Laradockではnginxを使って開発を行いました
ここでは以下のサイトを参考にしてApacheでHTTPサーバーを動かしてみたいと思います。
Laravelアプリをherokuで動かすチュートリアル | Qiita
Herokuで公開してみよう | チームラボオンラインスキルアップ課題

まず、srcディレクトリに移動してProcfileに設定を書き込みます。

cd projectname/src
echo web: vendor/bin/heroku-php-apache2 public/ > Procfile

ちなみにnginxでHTTPサーバーを動かす場合はsrcディレクトリで以下のようにします。

cd projectname/src
echo web: vendor/bin/heroku-php-nginx -C nginx_app.conf public/ > Procfile
echo 'location / { index index.html index.php; try_files $uri $uri/ /index.php?$query_string; }' > nginx_app.conf

Herokuにデプロイする

さてここまできたらデプロイの準備は完了です。
gitでコミットして実際にデプロイしてみます。
git操作しているディレクトリ(src, laradock直上)に移ってまずはコミットします。

cd project_name
git add .
git commit -m'deploy to Heroku'

次にデプロイのためにsrcのみをpushします。

git subtree push --prefix src/ heroku master

# ....
# remote: Verifying deploy... done.
# To https://git.heroku.com/laradock-project.git
#  * [new branch]      fjejawifjea20200 -> master

こんな感じでエラーなくdaploy.... doneとなればデプロイに成功しているはずです。

heroku openとコマンドを入力をして実際にデプロイしたページをみてみましょう。

deploy_heroku.jpg

これで終了ではありません。php artisan migrateを忘れています。
試しに、ログインページや登録ページを操作してみるとエラーが生じるはずです。

Heroku上のDBでマイグレーションを実行する

Hrokuでマイグレーションが実行できるように、migrateをHerokuアプロケーションにインストールします。

cd project_name
heroku run "php artisan migrate:install"
heroku run "php artisan migrate:status"
heroku run "php artisan migrate"
Running php artisan migrate on ⬢ laradock-project... up, run.3621 (Free)
**************************************
*     Application In Production!     *
**************************************

 Do you really wish to run this command? (yes/no) [no]:
 > yes

Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrated:  2014_10_12_000000_create_users_table (0.04 seconds)
Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
Migrated:  2014_10_12_100000_create_password_resets_table (0.02 seconds)

これでマイグレーションが完了しました。
再びheroku openで作成したアプリケーションが動作しているか確認します。

ユーザー登録やログインなどが上手くいけばOKです。めでたしめでたし。


2019.08/31 << 追記 >>

マイグレーションに失敗する
Herokuへの環境変数の設定が完了してmigrateすると以下のようなエラーが出てしまった。

 SQLSTATE[08006] [7] could not translate host name "postgres" to address: Name or service not known 

PostgresとLaravelの接続にはheroku configで取得するDATABASE_URLの値を使わないといけかかったようです。
以下のコマンドを実行するとデータベースの情報を取得することができます。

heroku config:get DATABASE_URL
DATABASE_URL: postgres://[ユーザ名]:[パスワード]@[ホスト名]:[ポート]/[データベース名]

これらそれぞれユーザー名, パスワード, ホスト, データベース名をそれぞれ入力すれば大丈夫なようです。
その内ワンライナーでかけないか挑戦してみたいと思います。

 heroku config:set DB_CONNECTION=pgsql
 heroku config:set DB_HOST=<ホスト>
 heroku config:set DB_DATABASE=<DB名>
 heroku config:set DB_USERNAME=<ユーザ名>
 heroku config:set DB_PASSWORD=<パスワード>

これが済んだら、Heroku上のDBでマイグレーションを実行するが正常に実行できるかと思います。

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