そもそもマテリアルズインフォマティクスとは?
一言で言うと情報工学(インフォマティクス)を材料開発に応用するという取り組みです。AIや機械学習、統計学を活用して従来よりも優れた材料をより早く作ることを狙いとしています。歴史的な始まりとしては2011年に当時のオバマ米大統領が発表した「マテリアル・ゲノム・イニシアチブ(MGI)」が取り上げられることが多く、詳細はこちらのサイトなどを参照ください。
参考サイト
ジャンルごとにマテリアルズインフォマティクス(MI)関連の参考サイトを以下にまとめていきます。追加リクエストや訂正などございましたらコメントいただけますと幸いです。
最新ニュース
技術的に参考になるサイト
主にPythonでの実装などに焦点を当てたサイト。理論化学について詳しく書かれているサイトもあります。
-
化学の新しいカタチ
理論から実装までとても詳しく書かれています。何度お世話になったことか…ありがとうございます! -
明治大学 金子先生
MIと言えばこのお方と言うぐらいよく名前を耳にします。サンプルコードも充実しています。 -
Instruction of chemoinformatics
MIの権威 船津先生の研究室が運営されているサイト。yyプロットの書き方など参考にすることあります。 -
データ分析とケモインフォe try
おったんちたちんけ様のサイト。実際にMIをされているんだろうなという感じが伝わってきて、参考になります。 -
計算化学のまとめサイト
計算化学の理論に関して詳しく書かれています。 -
統計WEB
統計学の時間は非常に参考になります。統計検定2級レベルの知識が網羅されており、統計に関して困ったらこのサイトにお世話になることが多い。 -
MateriApps
シミュレーションソフトやデータベースがまとめられている
データベース・機械学習ライブラリー
-
XenonPy
低分子、高分子、無機材料の45種類の特性を対象に10万個以上の機械学習の予測モデルが構築されています。使い方はこちらでも紹介しています。 -
MatNavi
高分子材料・無機材料・金属材料・電子構造計算データベースなど十数種類の材料データベースで構成された統合データベースシステムです。 -
Materials Project
NIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構)が運営している物質材料の第一原理計算結果のデータベースであり、結晶構造、バンド構造、熱力学量、相図、磁気モーメントなどのデータが含まれています。 -
datagrok
SMILESからRDKit記述子を生成してくれる便利サイト -
ケモインフォマティクス入門書
MIでよく使われるPythonコードがまとめられています。 -
AFLOWLIB
物質材料の第一原理計算結果のデータベース。結晶構造、バンド構造、熱力学量、相図、磁気モーメントなどを提供する。
セミナー・学会関連
まだまだMIに特化した学会は少なく、各学会の1セッションとして扱われることが多い印象です。
-
mi-6社
MIに特化してソリューションを提供。定期的にセミナーを開催。MIのソフト販売やコンサル事業もあり。 -
HPCI
ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)に関するサイト。富岳に関する情報などがあり、ワークショップなどの開催情報もあり。
大学・研究機関
ちょっとした参考サイト
-
molinspiration
SMILESを構造式に変換してくれるサイト。地味に役立つ(気がする)。