以前、サブネットマスクを理解したつもりだが、この前の情報技術者試験でクラスに関する問題が出てきたので学びなおすことにする。
偉そうに「学びなおす」と書いたが実のところ全く覚えられていない。
クラスの種類
種類 | 特徴 | ネットワーク部 | ホスト部 | 参加可能なホスト数 |
---|---|---|---|---|
クラスA | 先頭が0 | 先頭から8ビット | 残りの24ビット | 最大約1677万 |
クラスB | 先頭が10 | 先頭から16ビット | 残りの16ビット | 最大約65000 |
クラスC | 先頭が110 | 先頭から24ビット | 残りの8ビット | 最大約250 |
クラスD | 先頭が1110 | 先頭から32ビット | なし | なし |
クラスDはマルチキャスト通信で使うらしい。
というのをわかったうえで、令和6年春の応用情報技術者試験の問題を見てみる。
実際出た問題
問31
IPアドレス208.77.188.166は、どのアドレスに該当するか。
ア グローバルアドレス
イ プライベートアドレス
ウ ブロードキャストアドレス
エ マルチキャストアドレス
…
…(゚Д゚)ハァ?
これ見ただけで分かるやつ、オタクやん。
と、思っていた時期がありました。
問題として出るんだから、このくらい解けるでしょと言うことなんだろう。
(個人の感想です。)
どうやったら覚えられそうかを考える
そこで考えた。
0,10,110,1110...と考えるのではなく、十進数で覚えとけばいいんじゃないかと。
クラスAの場合、
先頭8ビットが00000000~01111111。
十進数にすると、0~127。
クラスBの場合、
先頭8ビットが10000000〜10111111。
十進数にすると、128〜191。
クラスCの場合、
先頭8ビットが11000000〜11011111。
十進数にすると、192〜223。
クラスDの場合、
先頭8ビットが11100000〜11101111。
十進数にすると、224〜239。
そうなると、208はクラスC。
エ マルチキャストアドレス
これはクラスDのことだから明らかに違う。
ウ ブロードキャストアドレス
ブロードキャストは、ホスト部がオール1なるもの。
クラスCの場合は、ホスト部の8桁がオール1=255となるはずだから、ウも違う。
ア グローバルアドレス
イ プライベートアドレス
問題はこのふたつ。
グローバルアドレスとプライベートアドレス
イ プライベートアドレス
家庭内、会社内だけで使われるアドレス。
インターネットは参照できない。
ア グローバルアドレス
プライベートIPアドレスがこれに変換されてインターネットを参照する。
変換される仕組みがNATとかNAPT。
概念はわかる。
で、具体的にどのIPアドレスがプライベートでグローバルなのか。
これも決まっているんだと。
クラス | プライベートアドレスの範囲 |
---|---|
クラスA | 10.0.0.0~10.255.255.255 |
クラスB | 172.16.0.0~172.31.255.255 |
クラスC | 192.168.0.0~192.168.255.255 |
問題文のIPアドレスが「208.77.188.166」だから、プライベートアドレスの範囲外ということになる。
よって、答えは「ア」の「グローバルアドレス」ということ。
多少は理屈込みで分かった気がする。気が、する。
問題はこれを本番で思い出せるか。
さらなる独り言
そういえばこういった数字の羅列は仕事で見かけたことがある。
クラスBだけなんだか中途半端に見えるが、2進数にしたらわかるだろう。
力が湧いたときに更新します。たぶん。
身近にはあまりいないけど、同志、いたら、頑張ろう。
本日の参考動画