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Claude Code v2.1.7 Update

Last updated at Posted at 2026-01-14

Claude Code v2.1.7 アップデート

v2.1.7 のアップデートについてのまとめです。

新機能(New Features)

1. showTurnDuration 設定を追加

機能概要: ターン(ユーザーとClaude間の1回のやり取り)にかかった時間を表示するメッセージ(例:「Cooked for 1m 6s」)を非表示にする設定が追加されました。

使用例: 時間情報が不要な場合、この設定を有効にすることで、よりシンプルなインターフェースになります。例えば、時間表示によるストレスを軽減したい場合や、スクリーンショット用に時間情報を隠したい場合に便利です。

設定方法: 設定ファイルで showTurnDuration: false に変更します。

2. パーミッション許可時のフィードバック機能を追加

機能概要: ユーザーが権限リクエスト(例:「ファイルを削除してもいい?」)に対して許可を与える際に、フィードバックを提供できる機能が追加されました。

実用例: ファイル削除許可時に「重要なファイルです」というコメントを残すことで、将来のセッションで許可履歴を参照する際に、意思決定の根拠が明確になります。

3. タスク通知にエージェントの最終レスポンスをインライン表示

機能概要: バックグラウンドタスク完了時、通知内にエージェントの最終応答がインライン表示されるようになりました。

実用例: ビルド完了通知に「✅ Build succeeded with 0 warnings」が直接表示されるため、別途トランスクリプトファイルを開かずに結果を確認できます。


セキュリティ修正(Security Fixes)

重大: ワイルドカード権限ルールの脆弱性を修正

脆弱性内容: ワイルドカード(*)を使った権限ルールが、シェルオペレータ(|&&;など)を含む複合コマンドにも誤って適用されていました。

攻撃シナリオ例:

# 許可されたコマンド: rm *.txt
# 攻撃者が実行: rm *.txt; malicious_command
# 問題: 権限チェックがシェルオペレータ後のコマンドをチェックしていなかった

修正内容: ワイルドカード権限ルールが複合コマンドに対して正確に解析されるようになり、シェルオペレータの後ろのコマンドも適切に検証されるようになりました。

セキュリティ影響: システム権限の無許可実行を防止でき、セキュリティポリシーが確実に機能するようになります。


バグ修正(Bug Fixes)

1. Windows でのファイル変更誤検知を修正

問題: Windows 環境で、クラウド同期ツール(OneDrive、Google Drive など)、アンチウイルススキャナー、Git がファイルのタイムスタンプのみを更新した場合、実際にはファイル内容が変更されていないのに「file modified」エラーが表示されていました。

修正内容: ファイルの内容の変更を検知し、タイムスタンプ更新のみでは反応しないようになりました。

実用例: GitHub Desktop でファイルをプルした直後に、不要な警告が表示されなくなり、ワークフローが改善されます。

2. ストリーミング実行中の孤立した tool_result エラーを修正

問題: 複数のツールが並列実行される場合、兄弟ツール(同じ階層のツール)が失敗すると、他のツールの結果(tool_result)が孤立したエラーを引き起こしていました

修正内容: ツール実行の依存関係が正しく管理されるようになり、1つのツール失敗が他のツール結果を破壊しなくなりました。

実用例: 複数の API 呼び出しが並列実行される際に、1つの API タイムアウトが他の成功した API 結果を台無しにしなくなります。

3. コンテキストウィンドウブロッキング制限の計算を修正

問題: コンテキストウィンドウ満杯時の計算が、実際に利用可能な容量ではなく、全体のウィンドウサイズを基準にしていました

技術詳細:

【修正前】
ブロッキング制限 = 全コンテキストウィンドウサイズ(例:200,000トークン)

【修正後】
ブロッキング制限 = 有効コンテキストサイズ - 出力予約枠
             = (200,000 - 4,000) = 196,000トークン

実用例: 出力用に予約された 4,000 トークンを考慮して、より正確にコンテキスト使用率が計算されるようになり、予期しない処理中断が減ります。

4. ローカルスラッシュコマンド実行時のスピナーフラッシュを修正

問題: /model/themeなどのローカルスラッシュコマンド実行時に、ローディングスピナーが一瞬フラッシュしていました。

修正内容: ローカルコマンドは高速実行されるため、スピナーを表示しないようになりました。

実用例: テーマ変更などの即座に反映される操作で、UI がちらつかなくなります。

5. ターミナルタイトルアニメーションのジッターを修正

問題: ターミナルウィンドウのタイトルアニメーション(更新時の表示変更)で、文字幅が異なるために視覚的なジッター(ちらつき)が発生していました。

修正内容: ブレイユ文字(点字) という固定幅の文字を使用することで、幅の一定性を保ち、スムーズなアニメーションが実現しました。

実用例: ターミナルタイトルが滑らかに更新されるようになり、プロフェッショナルな見た目になります。

6. Git サブモジュール付きプラグインの初期化不完全を修正

問題: Git サブモジュール(他のリポジトリを依存として含む構造)を持つプラグインをインストール時に、サブモジュールが完全に初期化されていませんでした。

修正内容: プラグイン インストール時に、サブモジュールの完全な初期化が行われるようになりました。

実用例: 複雑な依存関係を持つプラグイン(例:複数の外部ライブラリを含むもの)でも、正常に機能するようになります。

7. Windows での bash コマンド実行エラーを修正

問題: Windows 環境で、一時ディレクトリパスに tn といった文字が含まれている場合、これらがエスケープシーケンス(\tはタブ、\nは改行)として誤解釈され、bash コマンドが失敗していました

シナリオ例:

パス: C:\Users\temp_user\AppData\...
誤解釈: C:\Users\temp_user → C:\Users\t(タブ)emp_user
結果: パスが破損し、コマンド実行失敗

修正内容: パス文字列のエスケープ処理が改善され、\t\nが正しく処理されるようになりました。

実用例: Windows ユーザーが tempnode_modules などのディレクトリで作業する際に、エラーが発生しなくなります。


パフォーマンス改善(Performance Improvements)

1. ターミナルレンダリングのメモリ効率を改善

改善内容: ターミナルレンダリング時のメモリ割り当てオーバーヘッドを削減することで、タイピング応答性が向上しました。

実用例: 大量のテキストを高速入力する場合や、複数のターミナルタブを同時使用する場合に、より反応的なインターフェースが得られます。

2. MCP ツール検索を自動モードでデフォルト有効化

機能概要: MCP(Model Context Protocol)ツール機能の大幅な最適化が行われました。

動作メカニズム:

従来の方法 新しい方法(自動モード)
すべてのMCP ツール説明を事前にロード ツール説明がコンテキストの10%超えで自動延期
コンテキスト使用量: 高 MCPSearch ツール経由で遅延発見
MCP ツール数が多い場合: 処理遅延 コンテキスト使用量: 大幅削減

技術詳細:

【例】MCP ツール数: 50個、各説明サイズ: 500トークン
- 従来: 50 × 500 = 25,000トークン(先読み)
- 新方法: 5,000トークン(自動延期時)
  → 必要時のみ MCPSearch で個別検索

設定で無効化可能: 新しい動作を無効にしたい場合は、設定ファイルで disallowedTools: ["MCPSearch"] を追加します。

実用例: 多数の MCP ツール(データベース、API、カスタムスクリプトなど)を設定している開発者は、コンテキスト効率が大幅に向上し、より長い会話や複雑な分析が可能になります。


API・エンドポイント変更(Changed)

OAuth・API コンソール URL を更新

変更内容: Claude の OAuth 認証と API コンソール URL が変更されました:

項目 従来 新規
URL console.anthropic.com platform.claude.com

影響範囲: API キー取得、認証設定、コンソール アクセス時に新しい URL でアクセスする必要があります。

移行ガイド: 既存ブックマークを更新し、新しい URL を使用してください。古い URL へのアクセスはリダイレクトされる可能性がありますが、将来サポート終了される可能性があります。


VS Code 統合の修正(VSCode-specific)

claudeProcessWrapper 設定の修正

問題: claudeProcessWrapper設定が、Claude バイナリへのパスではなく、ラッパープログラムのパスを渡していました

修正内容: ラッパープログラムが Claude バイナリの正しいパスを受け取るようになりました。

実用例: 環境変数を事前処理するカスタムラッパースクリプトを使用している場合、正しく動作するようになります。


まとめと推奨事項

優先度 対応内容
🔴 高 セキュリティ脆弱性(ワイルドカード権限)修正 → すぐにアップデート推奨
🟡 中 MCP ツール自動最適化 → 多数のツール設定ユーザーに効果大
🟢 低 UI/UX 改善 → 段階的に体験向上

このリリースは、セキュリティの強化大規模設定でのパフォーマンス向上Windows 互換性の改善が主な特徴です。特に MCP ツール検索の自動モード化により、複数の MCP サーバーを運用する開発環境では、コンテキスト効率が大幅に改善されます。

参照

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