2007/1/9
最初の iPhone がサンフランシスコのMacworldでスティーブ・ジョブスによって発表されたのが 2007年1月9日だったそうです。残念ながら第1世代は日本での発売はありませんでした。
プレゼンテーションの背景と戦略
ジョブズは当初、Appleの音声ビジネスの成功について語ることで、観客の注意をそらしました。iTunesで20億曲が売上を達成し、iPodはビデオプレーヤー市場で圧倒的なシェアを占めていました。また、彼はMicrosoftの競合製品であるZuneの市場シェアがわずか2%であることを指摘し、ユーモアを交えて批評しました。
iPhone発表の瞬間
プレゼンテーション開始から24分後、ジョブズは「この日を2年半待っていた」と述べ、ついにiPhoneを発表しました。彼は当初、Appleが携帯電話市場でわずか1%のシェア(当時約10億台の市場で1000万台)を目指すと述べました。
プレゼンテーション中の技術的課題
注目すべきことに、プレゼンテーション中にジョブズはスライドを進めるためのクリッカーの不具合に直面しました。バックアップクリッカーも機能せず、ジョブズは観客に対して「今、対応を検討している」と正直に述べました。裏側では、ソフトウェアがまだ不完全で、デモンストレーションが予定通りに進まなければ、システムがクラッシュする可能性もありました。
会社のリブランディング
プレゼンテーションの最後に、ジョブズはAppleをコンピュータ企業から多様なデバイス企業へと進化させたことを反映して、「Apple Computer, Inc.」から「Apple, Inc.」へとリブランディングすることを発表しました。
iPhoneの市場への影響と成功
iPhoneは正式に6月にリリースされ、わずか74日で100万台を販売しました。その後、iPhoneの成功は業界全体に大きな影響を与えました。2018年までに、Apple副会長のティム・クックは20億台のiOSデバイスの出荷が間近であると発表しました。2023年時点では、Appleは20億以上のアクティブなデバイスを保有していると報告されました。
このプレゼンテーションは単なるデバイス発表ではなく、コンピュータ業界全体に対してポストPC時代の到来を告げるものでした。
まとめ
今の時代スマホは必要不可欠なものになっていますが、当時はまだガラケー(フィーチャーフォン)全盛時代でした。日本での iPhone 普及率を考えると、最初に日本市場に投入しても良かったのではないか?という感じもします。ジョブスと孫さんが仲が良かったのもあり、最初に日本で iPhone を売り始めたのはソフトバンクでした。Appleから直接販売されるようになったのは結構後だった気がします。一つの世界の分岐点が19年前に始まったというのが感慨深いなと思って記事を読んでいました。
参照