はじめに
今年も開催されたAWSサミットにはじめて参加することができました。
記憶とメモを頼りに、印象にのこった展示、講演とワークショップ体験についてのレポート記事にしたいと思います。
2日間で主にまわったブース
- AWS Village
- AWS Builders' Fair
- AWS ワークショップスタジオ(ハンズオン)
- Partner Solution Expo
印象的だった講演:BrotherのIoT基盤づくり
記憶がもうあいまいになってしまっていて申し訳ないのですが、パートナーブースで講演されていたBrother(ブラザー工業株式会社様)のIoTやクラウド基盤に関するお話は、インフラ運用保守を主に従事してきたわたしにとって、とても印象深いものでした。
特に、最後に語られた以下の格言に心を打たれました:
今日のデータは明日取れない
何ものも永遠ではない
共に挑戦して学び、感謝できるチームづくりをする
進め方と工夫ポイント
- アジャイル未経験メンバーが中心となりながらも、
- 1スプリント=1週間の短サイクルで開発を実施
- コードレビュー時には必ず「ありがとう」のコメントを残す文化
基礎からのステップアップ
- 「IoT Coreって何?」という初歩から始まり、
- 技術サポートを活用してチーム全体の技術力を底上げ
実装と技術スタック
- AWS IoT Core を中心にサーバーレス構成
- TypeScript + CDK によるインフラコード管理
- 共通化された Lambda によりシステムの責務を明確化
- GitHub Actions によるデプロイ自動化
- 手動設定は禁止、CloudTrailで変更検知と通知
- ADR(アーキテクチャディシジョンレコード)を残して設計判断の透明化
まとめ:ありがとうが飛び交うチームは強い!
- 技術だけでなく、運用・文化・チーム作りにまで踏み込んだ実践事例
- 「ありがとう」と言える環境があること、結果として仕組みづくりや継続可能な運用にもつながっていた
- ルールの明文化・ドキュメント管理・判断の記録の大切さを改めて感じました、プロジェクトに参加してまもないと、その人の側面からみると暗黙知となっていることが発生しやすいので、できるかぎりドキュメント整備は日ごろから少しずつ進めて行きたいと感じました
日々の業務においても、ふと立ち止まって振り返る際のヒントにしたい内容でした。
流行の生成AI関連の展示が多い中、リアルな保守運用業務関連の苦労話や、課題管理の実例について聞けるとは予想していなかったので個人的に刺さりました。
撮影した参考スライド、アーキテクチャ
(2日目参加)ワークショップスタジオ(ハンズオン体験)
1日目が行列していて体験できなかったので2日目に体験させていただくことができました。
案内の方に許可をいただいて、画像の取得やメモをとりながら進めて良いとのことだったので、
1時間程度、コンソール操作を体験しました。
体験デモではECサイトのデモアプリケーションのデモとAWS上のリソース群がどのように
構成されているかを手順にそって進めることができるコースを選択しました。
検索機能をBlue、Greenデプロイパターンを切り替えするように
「黒いジャケット」と商品を検索すると検索結果が変わるものでした。
「コンポーサブルコマース」と呼ばれるシステム構築のアプローチがあるようで、
Eコマースのシステムを部品のように組み合わせてカスタマイズされたものだそうです。
すべての機能は一体化させず、機能ごとに独立していて、必要な部品だけを変更・追加できるように
API連携でつながっているもので、他システムとの統合もスムースに行われるといったところが強みのようです。
平たく言うと「組み替え可能なレゴブロックのようなECシステム」といったイメージでしょうか?
- Retailデモストアの商品検索機能のデモ
カテゴリの中でキーワードにマッチする商品が結果として表示されます。
今の仕組みでは、キーワード検索なので、商品名や説明文に合致したもの全てが表示され、「黒いズボン」や「青のジャケット」も表示されてしまう可能性がありました
実際に「黒いジャケット」を検索すると赤色や黄色のジャケットが検索結果の上位に表示されていました。

- 新しい検索機能
新しい検索機能では、画像やテキストの関連性からより正しく検索できるマルチモーダルのベクトル検索を搭載したサービスに切り替えます。検索窓の下の「ベクトル検索」のラジオボタンを選択して再度「黒いジャケット」と入力して Enter を押してみます。
すると、黒いジャケットだけ検索でヒットするようになりました
- どうやって検索機能の設定を切り替えしていたか
オーケストレーションツールに AWS Step Functions を利用されていました。
フロント画面それぞれを修正することなく、オーケストレーションツール側で設定変更を行うだけで新しいサービスに切り替えができていました。
ARNで選択したステートマシンに切り替えをすると、検索機能を「テキスト検索」か「ベクトル検索」に切り替えができるという仕組みのようです。
▼Step Functions コンソール画面
▼ベクトル検索イメージ
▼Retail Demo Store GitHub
https://github.com/aws-samples/retail-demo-store
▼リテールデモストアの紹介
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-retail-demo-store/
撮影した写真
VR体験は残念ながらできませんでしたが、AWSデータセンターの模型かっこよかったです
駐車場のところがリアルですきです。

2日目の空いているときに体験できました
打ち方は周りの人に助けてもらいながらと、AIコーチに指導をうけました

新型ホンダ アコードe:HEV Honda SENSING 360
ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能によって、高速道路や自動車専用道路を走行中、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、
ドライバーがハンドルから手を離しても、車速や車線内の走行を維持できるよう支援してくれるらしい

おわりに
パートナー企業のブースでのセッションでは、今後の業務改善につながりそうな話が多く、メモを取りながら振り返る貴重な時間となりました。
運用保守の視点では、属人化しがちな作業の自動化や情報の可視化、AIエージェントの活用など、興味深い事例が多くありました。
まだ整理しきれていない部分もありますが、取り入れてみたいアイデアがいくつかみつかりました。
運用保守対応や、顧客の要望をスピード感もってくみ取るための、よりよい仕組みづくりに活かしていきたいと思います。













