はじめに
タイムラプス加工を含めた動画変換には「ffmpeg」というソフトウェアを使います。
ffmpegは、Chromeやitunesのようにデスクトップでアイコンをクリックして起動するタイプのソフトウェアではなく、macOS標準でインストールされている「ターミナル」というソフトウェア上でコマンドを入力することで起動するタイプのソフトウェアです。
ffmpegのインストールはターミナルから行います。
インストールのためには事前にApp Storeから入手できる開発用ソフトウェア「xcode」と、ソフトウェア管理ツールである「homebrew」のインストールが必要です。
また、ffmpegで映像の処理を行う上で「imagemagick」というソフトウェアのインストールも必要です。
環境構築
xcodeをインストール
App Storeからインストール
homebrewのインストール
https://brew.sh/
ターミナルにて下記コマンドを実行。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
ffmpegのインストール
ffmpegは動画変換をするためのソフトウェア。
homebrewを使ってffmpegをインストールする。
ターミナルで下記コマンドを実行。
brew install ffmpeg
imagemagickのインストール
imagemagickは画像処理用のソフトウェア。黒子的な役割。
homebrewを使ってimagemagickをインストールする。
ターミナルで下記コマンドを実行。
brew install imagemagick
普通の動画をタイムラプス風動画に変換する
ffmpeg -i [入力元ファイル名] -filter:v "setpts=PTS/[倍速]" -r [秒間フレーム数] -an [出力先ファイル名]
"-an:"はオーディオの削除する際につけるオプション。
オーディオを削除した上でフレームレートを15/sに、240倍速にする場合、ターミナルで下記コマンドを実行。
ffmpeg -i input.mp4 -filter:v "setpts=PTS/240" -r 15 -an out3.mp4
できあがり。