Windows WSL2 イメージファイル
WSL2 (Windows Subsystem for Linux) は、Linux ディストリビューションをインストールすると、ディスクイメージファイルが作成されます。
このようなディスクイメージファイルは、ファイルの作成や削除を繰り返しているうちに、利用していない領域が発生してしまいます。
このような領域を除いてコンパクトにすることで、ディスクイメージファイルを圧縮することが出来ます。
イメージファイルの在処
ディスクイメージファイルは、以下のような場所にあります。
ウインドウズドライブ:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Packages\ディストリビューション名\LocalState\ext4.vhdx
ここで、ディストリビューション名は、Ubuntu は CanonicalGroupLimited で始まり、Debian は TheDebianProject で始まる名前で、ファイルエクスプローラーなどで実機にて調べる必要があります。
ディスクイメージの圧縮の仕方
スタートメニューからコマンドプロンプトを開きます。
起動している WSL のディストリビューションを停止させます。
> wsl --shutdown
続いて、コマンドプロンプトから DISKPART を起動します。
> diskpart
起動すると別の画面が自動的に開きます。
開いた DISKPART の画面から、ディスクイメージファイルを select vdisk file=ファイル名 コマンドで選択します。
ユーザ名やディストリビューション名などは、実機にあわせてください。
DISKPART> select vdisk file="C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu20.04onWindows_???????????\LocalState\ext4.vhdx"
DiskPart により、仮想ディスク ファイルが選択されました。
続いて、compact vdisk コマンドでディスクイメージを圧縮します。
DISKPART> compact vdisk
100% 完了しました
DiskPart により、仮想ディスク ファイルは正常に圧縮されました。
参考
- Linux ディストリビューション イメージファイルの圧縮