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Proxmox Datacenter Manager を1年間使ってみての感想・要望など

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祝!Proxmox Datacenter Manager 1.0 リリース!

去年この記事を書いてから早くも1年。
予告通り2025年12月に1.0リリースされました!

もはやあって当然になりつつあった、というか無いと困るのでまだ正式リリースされていないのをすっかり忘れていましたが、エンタープライズリポジトリ&テクニカルサポートも併せてきたのでこれで商用環境にもおススメしやすくなりました。

そんなわけで1年間使ってみての感想文を書きます。

ポジティブなところ

リモート(PVE/PBS)やVMの死活確認・接続ができる

PDMが出る前は評価用のPVE/PBSを大量に作っていて、ブックマークがひどいことになっていました。
また、すべてのノードを常時起動しているわけではないのでブックマークから実際にアクセスしてみて停止してたことに気が付いたり…
とりあえずPDMの画面を開いておけばOKになったのはかなり革命的でした。

各PVE/PBSはProxmox上にネストして構築しているので、最近追加されたViewで対象VM/ノードだけのViewを作れば、ネスト元PVEのPoolや検索で探して起動、とかしなくてもできるかな…
と思ったのですが、フィルターの設定ができていないのか、対象以外のVMが表示されてしまい、現在格闘中です。

クラスタ間マイグレーション

PDMがなくても、以下の方法でクラスタ間マイグレーションはできます。

  • マイグレーション先ノードで、APIトークンを作成。
  • qm remote-migrate <SOURCE VMID> <TARGET VMID> apitoken='PVEAPIToken=user@pam!token=<SECRET>,host=<IP>,fingerprint=<REMOTE_NODE_FINGERPRINT>' --target-bridge <REMOTE_BRIDGE> --target-storage <REMOTE_DATASTORE> --online trueを実行

でもAPIトークンを手動で準備する手間が発生したり、コマンドの不備でエラーになったりします。
これらを簡略化できるだけでもありがたいです。

PVE/PBSへの動作には直接影響しない

VM/CTの電源・マイグレーション操作以外は変更はできません。
(良くも悪くも)既存のPVE/PBSには影響を与えないので、とりあえず試しやすいです。
実際に1年間使っていて、既存環境に何か影響を与えることはありませんでした。

逆に、vCenter Serverのような機能を期待している人には期待はずれかもしれません。
※PDMがあれば2ノードHAクラスタ組めるんですか?とかよくある質問です。

サブスクリプションがPVE/PBSに含まれている。

リセラー観点ですが、PDM単独のサブスクリプションはなく、リモート登録したPVE/PBSの8割がBasic以上のサブスクリプションでアクティベーションされていればPDMもテクニカルサポート&エンタープライズリポジトリの利用が可能です。

正直、PDM単独のサブスクリプションがあったら、お勧めしづらかったなぁと。
10割ではなく8割なのも、評価時点など一時的にNo-subscriptionでOKなのもいいですね。
ちなみに、以下のケースで明確に需要がありました。

  • スタンドアローンや少数クラスタをいっぱい管理するパターン
  • Corosyncのデフォルト値での推奨値を超えるクラスタノード数がある場合に、Corosyncチューニングではなくクラスタ分割の選択がしやすくなったパターン

ネガティブなところ(要望・期待)

クラスタへのWeb UIアクセスは代表した1ノードだけ。

クラスタのWeb UIにアクセスする機能で利用されるURLは、リモートの設定で選択した1つだけが利用されます。
画像では指定していないのでエンドポイント一番上のIPアドレスが接続に利用されます。

スクリーンショット 2025-12-10 235221.png

つまり、対象のノード障害が発生した場合にはクラスタへの接続はPDMのWeb UIボタンからできません。

ちなみに以下ノードのWeb UIを開くマークを押しても、選択したノードへのアクセスはなく、設定したノードへのアクセスとなります。

スクリーンショット 2025-12-10 235339.png

PDMに付与されている権限が中途半端に弱い

仮にリモートのrootのAPIを付与したとしても、以下操作などはPDMから直接できません。

  • ノードの設定変更など(Web UIからログイン必要)
  • パッケージの再表示はできても、アップグレードはできない。(Web UIが開く)
  • シェルはPDM画面に埋め込まれているが、別途ノードへのログインは必要。

せっかくPDMのUIにそれらの項目があるのであれば、PDMからも強い権限でアクセスできてもいいのに…と思います。
ただし、PDMがリモートすべてに対する強い権限を持つことにもなるので、慎重になっているのかも?とも思います。

断続的な 400 エラー

各リモートの画面で放置していると、画面のエラーが出ます。

image.png

瞬間的なエラーなようで続行を押すと特に問題なく動作継続しますが、気になります。

推奨HW要件

物理ノードへのインストールが推奨されているが、そこまで必要か?と疑問に。

おそらくover 5000 remotes and over 10000 virtual guestsを想定しているのかもしれませんが、そこまでの規模のシステムは少数派なので、「PVE上のVMでもたぶん大丈夫!」ぐらい一筆書いてもらえると気楽だなぁと。多少重くてもPVE/PBSの動作には影響ないし

実際にVM上で10~20リモートぐらいでは特に問題なく動作しています。
※PVEクラスタのノード数はいずれも3~5ノード程度なので、1クラスタ内のノード数が多い場合は影響あるかも?

とりあえず使ってみよう!

前述の通りPDMが既存環境に与える影響はほぼないので、とりあえず使ってみてフィードバック等してみると、どんどん使いやすくなっていくと思います。
直近のインストールガイドとしては以下が参考になりそうです。

おまけ

機能概要・注意点などは以下に記載しました。
ご参考になれば幸いです。

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