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株式会社クラスアクトAdvent Calendar 2022

Day 25

Organization Calender 初参加した企業の振り返り(SES・エンジニアファーム・黎明期という補助線を添えて)

Posted at

Advent Calender開始前に書いたこの記事を踏まえた、振り返りの記事です。

上記の前段の投稿でそこまで明言化してないですが、
技術的なことを楽しむ文化を持ち、積極的に技術と触れ合うことを組織に持たせる為には?という内容になりました。

記載における補助線

同じ悩み・課題を持っている企業・組織は多くあると思うので、弊社の場合というところを強調するため、以下の補助線を引きます。

SES事業中心

将来的に色々考えているものの、現時点で事業のメインはSES事業。

エンジニアファーム

2025年までに業界で一番エンジニアが成長する会社になり、ITインフラのプロフェッショナルファームになる

弊社の企業理念に書いているんですが、未経験新人を採用しエンジニアとして育成していく、という意味合いが強い。

黎明期

上記企業理念とか明文化して、ここ5年間ぐらいで採用を強化し、従業員が約20名から100名超に。
まさに黎明期で、日々試行錯誤中。

結果

記事投稿での参加

Organization Calender

弊社のOrganization Calender

  • 投稿数
    • 12件
  • 参加者
    • 4名
      • 経営層
        • 1/2
      • マネージャー層
        • 1/10ぐらい
      • リーダー層
        • 1/20ぐらい
      • メンバー層
        • 1/100ぐらい
    • 全体的な参加率は3%ぐらい。

Organization Calender以外の参加

個人としては以下に参加しました。

だってテーマがある分、Organization Calenderより書きやすいんだもん

別途参加している人いたら、教えてください。

執筆以外の参加(閲覧とか)

システム的には見えないので、以下から推測。

  • Organization に参加しているアカウントの状態
    • 記事投稿する人以外のアクティビティは確認出来ず。
  • Organization 記事が更新された際にRSS連携している社内周知のリアクションの状態
    • Calenderに参加している人達以外のリアクションはなし。
  • 話す機会あった人からのヒアリング結果
    • 「なんかやってる見たいですね。私は興味ないですけど」
    • 「そんなことしてたんですか?チャットとか通知多すぎてあんまよく見てないです」
    • 「あの緑色の奴、きーたって読むんですか?」

総評

技術的なことを楽しむ文化を根付かせる為の施策としてはじめの一歩は踏み出せたものの、先行きは厳しい。
会社全体としては興味も薄く、そもそも認識されてない可能性が高い。
※今回記事投稿した人は、みんな個別にダイレクトマーケティングした人達。

重要性

原因・対策の前に、技術的なことを楽しむ文化を持ち、積極的に技術と触れ合うことが重要性を記載。

SES事業(補助線その1)

SES事業の特性上、いつまでも同じ顧客・現場・技術分野を仕事とできる保証はない。
新しい現場での提案、素早い適応の為に、積極的に技術と触れ合うことが大切。

また、現場の業務遂行のために大切なのはもちろん、自身のキャリアを醸成する上で、扱っている技術の市場価値を把握する為にも大切。

黎明期(補助線その2)

ここ5年間ぐらいで、採用を強化し社員数は5倍以上に増えており、業務・技術分野も多様化。
会社側の人事・教育制度の整備が追いついていない現状。
そのため、自衛のためにも積極的に技術と触れ合うことが大切。

現在、ジョブローテーションが進んでおらず、必要性を実感していないメンバー層が多いと思われますが、徐々に表面化するのではないか?と考えている。

原因

なぜ、技術的なことを楽しむ文化を持ち、積極的に技術と触れ合うことがまだ普及していないかについて。

未経験新人向けのエンジニアファームである。(補助線その3)

2025年までに業界で一番エンジニアが成長する会社になり、ITインフラのプロフェッショナルファームになる

上記は弊社のMVVの一部。
未経験新人を採用しエンジニアとして育成していく、という意味合いが強い。
皆、仕事に興味はあっても技術そのものに興味がない。
なので、今の現場で要求されている技術と、人事制度上要求されること以外はしない。

逆に、今の現場で要求されている技術と、人事制度上要求されることに対してはよく取り組んでいるとは思う。

ティーチング文化が主流

前述の内容を踏まえると、FPJ(フィクションプロジェクト)や資格取得奨励、OJTなど、ティーチングを主体とした教育制度を構築していくことになる。
会社側が学習内容を用意してくれるし、人事制度への反映が確約されている安心感もある。
そうなれば、自発的に技術と関わり合いを持つという人は減るのは当然。

また、下流工程から上流工程の案件に提案するに当たり、資格取得などの優先順位が高くなっている点はあると考えている。

対策

原因に記載した内容は現状としてはしょうがないけど、
将来を見据えて技術的なことを楽しむ文化を持ち、積極的に技術と触れ合うことを普及するにはどうすればよいか?ということを記載。

原因に記載さいた内容が組織的な動きなのでそこには触れず、できる範囲という意味で制度・経営層に任せるとして、コミュニケーション改善を中心に考えたい。

技術との接点作り

原因の補助線その3を考えると、いきなり積極的に技術と触れ合うことを伝えても無理です。
なので仕事・楽しみを技術と紐づけながら徐々に浸透させる方向の話。

交流メインのイベントに技術要素を盛り込む

社内で真面目な技術的なイベントはあります。(勉強会など)
ですが、参加率も高くなく、面子も固定化されています。
なので既存の交流メインのイベントに技術要素を盛り込むというのありかと。
忘年会を1週間連日やる程度にはお祭り野郎な会社側なので、効果があるのではないか?

ぱっと思いつくのは、毎年やっている花見をビアバッシュにしちゃうとか。
自転車麻雀のチームスポンサーもやっているので、それに絡めてもいいかも。

麻雀だったら、点棒の代わりにLT払いをするとかでしょうか?
自転車は…思いつきませんでした。

社内活動の可視化・透明化。

補助線その3に記載の通り、やってはいるものの認知度が低い。
やっている当人やその上長にとってはそうでなくても、別の現場・グループの人から見ると刺激的な内容で、同調圧力技術との接点となるのではないか。
新しい取り組みせずとも週報・資格の受験記・研修の受講レポートを皆に見えるところに掲示するだけで効果が得られるのでは?

風通しのいい会社とかいう文句の会社はありますが、ワーカー層から上長・会社に対して提言することができる、という意味で使われることが多いと感じます。
社内の情報交換が行われる・社内の動きがよくわかる、とうい観点も見逃してはいけないと考える。

周知の改善

そもそも認識されてないわけでしたが、周知そのものはしているので社内の周知をちゃんと見れば認識できるはず。
ですが、周知の仕方が悪い点はあったので、そこを改善。

周知場所の整理

社内の周知はMattermostというチャットツールを利用中。

OrganizationのRSSはOff-Topicというチャネルに自動で、Advent Calender開催の周知などはTownSquereというチャネルに人力で投稿。

それらのチャネルはオールジャンルというか、イマイチ判断に困ったものを全部投稿するチャネルになりつつある現状。
会社運営に本当に必要なものは別チャネルに分けられている為、ここは読み飛ばされるのもやむなし。

技術用のチャネルもあるものの、BOTに埋もれてしまったりもするので、要整理。

制度・施策の選択と集中

黎明期あるあるなのか、色々な制度が立ち上がっては自然消滅していきます。
それ自体はしょうがないのですが、不要になった制度のクローズがちゃんとされない。
実質的には形を変えて次の制度に継承されるのですが、そのあたりの宣言がないと参加した人はしょんぼり。

また似たような制度・施策があればリソースが分散して盛り上がりに欠けたり、どれに参加するべきか混乱します。

まとめ?

色々組織の改善を前提に記載しましたが、技術的なことを楽しむ文化を持ち、積極的に技術と触れ合うこと自分自身のためにやるべき。

所属組織との共存共栄

技術的な文化が社内に根付けば、全社的なスキルレベルも上がるでしょう。
尊敬できるエンジニア達と働くことで、楽しいでしょう。
ハイスキルな組織となれば、自身の収入や待遇面にもリターンがあるでしょう。

リスクヘッジ

会社組織に何があるかわからない。
有事の際の行動選択肢を増やす為にも自己研鑽と情報収集は怠るべきではない。

それっぽいこと

技術的な行いが、会社の為でなく自分の為にできるようになれば、技術者と胸を張って自称できるかもしれません。
そういう人が増えてくると、技術者がいる組織から、技術者のための会社になっていけるかもしれません。
とまとめると、それっぽいですね。

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