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ProxmoxAdvent Calendar 2024

Day 2

Proxmox VE Training Courses (Proxmox VE Advanced)を受講しました。

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TL;DR

  • 今年こそ公式トレーニングを受講しました!
    • 本家ではなく、トレーニングパートナー主催のものを受講。
  • トレーニングの概要
    • 本家記載の内容とちょっと違う。
  • 感想
    • 英語苦手でも大丈夫。
    • 世界中のみんな考えること一緒。
    • 技術的なことを解説するための流れに感心。

Proxmox VE Training Courses とは?

Proxmox VE Training Courses とは、Proxmox Server Solutions GmbH (AT)あるいは認定パートナーによるトレーニングです。
それについて記載したは去年のアドベントカレンダー以下の記事。

この時は受講しようか検討して、その時は受講しませんでした。
ですが今年は受講したので、記事にします。
ちなみに受講した理由は金のアレの条件だからです。
※アレが何かは近いうちに言えるようになります。

コース概要

実際に受講したコース

三種類あるうちの、Proxmox VE Advancedを受講しました。
はじめは本家のトレーニングを受講しようと思い連絡したのですが、9月時点で「年内はもう埋まってるから、トレーニングパートナー開催のものを受講してみてね」と回答あり。
それで案内されたのがこちら。

Weehooey Inc. はカナダにある北米初のゴールドパートナー(リセラーパートナー兼トレーニングパートナー)とのこと。
こちらもだいぶ埋まっていて、9月に連絡した時点で10月分は埋まっていて、11月開催のものに申込できました。

手続き関連

本家と比べると申し込みはWebだけで完結するので簡単。値段もJPY表示。
※本家はPDFを作成してメール送付。

なのですが申込後、1週間前になるまで連絡特になし。
※不安になって2週間前ぐらいにメールするも返答なし。

1週間前にZoom URLが送付され、前日になってドキュメントやハンズオン環境情報がようやく送付されてくる。

正直、この期間が一番ドキドキしました。

コースの内容

ざっくりと以下。
※実際の目次はもう少し細かいです。

  • イントロ
  • PVEクラスタ構築
  • PBS構築
  • Ceph構築
  • マイグレーション
  • VXLAN
  • ZFS レプリケーション
  • HA
  • REST API
  • Proxmox コミュニティに参加しよう!

この目次だけ見ると「この値段で3日使ってこれだけ?」と思うかもしれませんが、技術的な解説(Corosync・PBSのチャンク・Cephの仕組みetc)、QA(ベストプラクティス・構築中環境のお悩み相談・VMware製品との違いetc)、トラブルシュート(pmxcfsのDBを直接触るetc)など多く時間を割くので、時間的にもかなりギリギリいっぱいでした。
また、ハンズオン形式で、この辺りを自分で初めて構築・操作するような人もそこそこおり、そのトラブルシュートというか支援でも時間を取りました。

ちなみに本家の目次と比べると違うところがちょっとあります。
※PBSなど。
ちゃんと証明書は本家認定のものなので安心してください。

実施時間・時差

EST(米国東部標準時)で11:00~17:00、日本時間だと1:00~7:00。
1項目ごとに50分実施+10分の休憩があり、お昼に45分休憩あり。そのため1日5項目ぐらい。
それを3日間。
※他のスケジュールを見ると、5日間で1日の時間が短い場合もありそう。

でも実際にはQAが盛り上がったり、ハンズオンがうまくいかなかったりで休憩は結構スキップされてました。

参加者・環境など。

Zoomでオンライン実施。
ハンズオン環境はLinux Mintを経由してアクセス。
※英字キーボードに気が付かず、ログインできずにちょっとパニックでした。
PonPだったが、かなりリッチな構成でハンズオンもサクサク動く。

参加者は15人+トレーナー2人。
世界中のいろいろな地域から参加しているが、英語が怪しい人は自分だけでした。
トレーナーは本家フォーラムにもStaff扱い(Proxmoxロゴのアカウント)でいるようです。

感想

英語苦手でも大丈夫。

Zoomに参加してネイティブじゃない旨、トレーナーにチャットしたら、「Zoomの字幕機能をONにして!」「質問はチャットでOK!」となり、かなり楽ができました。
Zoom字幕の翻訳は初めて使ったのですが、精度が結構高いので安心でした。
一番初めに自己紹介があり、焦っていたのですが、そこも「チャットでOK!」と言われてほっとしました。

本家はBigBlueButtonなようで、こっちにどれだけ翻訳機能があるかわからないのですが、Zoomほどに精度が高いということもないと思うので、本家じゃなくてよかったかもしれません。

ただし、VXLANで他参加者のPVEクラスタをPeerとして設定して疎通を取るというのがあります。
そこでは他の人とペアになりIPなどの設定をやり取りするのですが、「貴方は日本人?私は米国の日本企業ではたらしているんだよ」と話しかけれ、なんと回答していいかとても悩みました…

世界中のみんな考えること一緒。

  • 「V社がB社に買収されてこのトレーニングに参加しました」
  • 「B社の製品と比較すると?」
  • 「ベストプラクティスは?」
  • 「3Tier構成は?」
  • 「現行資産のクソデカストレージがあるんだけど…」
  • 「2ノードや偶数クラスタは?」

等々、日本のみんなと同じこと考えていて安心しました。

技術的なことを解説するための流れに感心。

  • 4ノードでPVEクラスタを構築
    • Corosyncについて解説(偶数だとスプリットブレインが云々)
  • 偶数なのでPBSをQデバイスとして追加。
    • Qデバイス・PBSのNWについて解説(Qデバイスは別セグメントでOK・PBSはPVEと同じNWに置くべきではない云々)
  • Cephのモニターを3ノードに作成
    • Cephについて解説(モニターは奇数・PVEクラスタとは別云々)

といった具合に、技術的な解説をするための流れになっており、とても関心しました。
自分がハンズオンを作った時には「3ノードでPVEクラスタ構築できました!完!」となり、技術的な解説は別途になってしまったので。

まとめ

時間的にも費用的にもハードルは高いですが、満足度が高い内容でした。
特に、ドキュメントやフォーラム、実機の動作を見る限りそうだと思っているけども確証がなかった部分が、認定トレーナーによるお墨付きをもらえたのが大きいと思います。
これで自信をもって人に説明できるなーと思いました。

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