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MSSQL SERVERをWindows Server 2022に導入する手順

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こんにちは
株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部の大塚です。

今回はEC2で構築したWindows ServerにSQLServerを構築して、実際にアクセスしてデータベースとデータベーステーブルを作成する手順をメモしておこうと思います。

なぜわざわざSQLServerを導入するのか。

AMIには最初からSQLServerが導入されているものがあります。
しかしこれはインスタンスタイプにそれなりにスペックを求められたり、ライセンスが利用料に乗っかっていたりするので検証環境で使うには少し割高感が否めません。

image.png

SQLServerには、開発環境用のものがありこれを使用すればライセンス料が乗っかることもありませんし、インスタンスタイプも要求されなくなります。そのため、検証環境であれば面倒かもしれませんが個別で導入したほうが良さそうです。

構築

今回はWindows Server 2022のAMIを使います。
インスタンスタイプはt3.mediumとします。
EBSは50GBとしましたが、たぶんここまで多くなくていいと思います。

screencapture-ap-northeast-1-console-aws-amazon-ec2-home-2025-12-02-23_04_58.png

EC2にRDPして以下のサイトにアクセスします。
こちらからSQLServer Developerをダウンロードします。

image.png

ダウンロードした.msiを実行するとインストールの準備が開始されます。

image.png

以下のような画面が表示されます。
Basicを押下します。

image.png

Acceptを押下します。

image.png

インストールディレクトリが表示されます。
デフォルトではC:\Program Files\Microsoft SQL Serverの様です。
特に変更を掛けずに、Installを押下します。

image.png

インストールが開始されます。
少々時間がかかるので待機します。

image.png
image.png

インストールが完了すると以下のような画面が表示されます。
Install SSMSを押下します。
SSMS(SQL Server Management Studio)の略です。

image.png

以下のURLにリダイレクトされます。
Download~のボタンを押下してexeをダウンロードします。

image.png

exeを実行すると、以下のようなポップアップが表示されます。
Continueボタンを押下します。

image.png

インストールが開始されます。

image.png

すぐに終わると思います。

image.png

以下のような画面になります。恐らく拡張ツールか何かだと思います。
右下にInstallボタンがあるので、何も選択せずに押下します。

image.png

改めてインストールが開始されます。これも少し時間がかかります。

image.png

インストールが完了すると以下のように完了通知がされます。
OKボタンを押下します。

image.png

インストール直後、services.mscを起動するとSQL Server(MSSQLSERVER)がRunningになっていることがわかります。

image.png

それぞれのアプリの名前と役割は以下です。

サービス名 簡単な解説
SQL Server (MSSQLSERVER) データベースの本体(エンジン)
データの保存、処理、管理を行う中心的なサービスです。これが動いていないとデータベースは利用できません。「MSSQLSERVER」は既定のインスタンス名を表します。
SQL Server Agent (MSSQLSERVER) 自動化と監視の担当
定期的なバックアップやデータ処理などの「ジョブ」をスケジュール通りに実行したり、システムを監視して問題があれば管理者に通知したりする機能です。
SQL Server Browser 接続の案内役
外部のアプリやPCがこのSQL Serverに接続しようとした際、正しい接続先(ポート番号など)を教えるためのサービスです。
SQL Server CEIP service 品質向上プログラム
Customer Experience Improvement Programの略です。SQL Serverの使用状況などのデータをMicrosoftに送信し、製品の品質向上に役立てるためのサービスです(通常は無効化しても動作に影響しません)。
SQL Server VSS Writer バックアップの補助役
Windowsのバックアップ機能(VSS)を使って、SQL Serverが稼働したままでもデータの整合性を保ってバックアップを取れるようにするためのインターフェースです。

SQL Serverの操作

SSMSを起動します。

image.png

Sign inを求められますが、今回は面倒なのでSkipを押下して次に進みます。

image.png

画面上部のBrowseからLocalを広げると、自身のホスト名が表示されているとおもいますので、これを選択します。
更にEncryptはOptionalを押下してConnectを押下します。

image.png

ログインすると画面左にExplorerが表示されます。

image.png

右クリックすると色々出てきます。
New Queryを押下します。

image.png

以下のクエリを実行します。
画面左上部にあるExecuteを押下することでクエリを実行できます。
実行結果は画面下部に表示されます。Successfullyと出力されていることから、問題なくクエリが実行されていることがわかります。

CREATE DATABASE classact;

image.png

画面をリフレッシュするとクエリで実行したデータベースが作成されていることがわかります。

image.png

更にここにデータベーステーブルを作成していきます。
データベースを右クリックすると、テーブルを作成出来るのでこれを押下します。

image.png

表が表示されます。ここにテーブルの形を決めていきます。
決めましたら、Ctrl + Sを押下します。

image.png

作成するテーブルの名前を求められます。
適当に入力して、OKボタンを押下します。

image.png

Explorer上にdbo."作成したテーブル名"が表示されることが確認できます。

image.png

SQL系のログはC:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL17.MSSQLSERVER\MSSQL\Logにあるようです。

image.png

ERRORLOGを見ると、classactデータベースを作成した時のログっぽいものが出ています。
これはイベントビューアにもあるように見えました。
ログの見方は少し癖がありそうなので、今後も勉強かな・・・

2025-12-02 15:06:39.33 spid52      Using 'xpstar.dll' version '2025.170.1000' to execute extended stored procedure 'xp_instance_regread'. This is an informational message only; no user action is required.
2025-12-02 15:10:50.18 spid71      [DBMgr::FindFreeDatabaseID] Next available DbId EX locked: 5
2025-12-02 15:10:50.36 spid71      Starting up database 'classact'.
2025-12-02 15:10:50.37 spid71      Parallel redo is started for database 'classact' with worker pool size [1].
2025-12-02 15:10:50.39 spid71      Parallel redo is shutdown for database 'classact' with worker pool size [1].
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