背景
Zabbixのグラフ表示で日本語が豆腐に文字化けする件は古からよくある話で、
ネットで検索すると色々解決方法があります。
まずはそれらを参考にした方が良いかと思います。
そんな中でここでは昨今ではよく使われるDockerコンテナ環境での事例になります。
Zabbixの公式Dockerコンテナには、Alpine,CentOS,Ubuntuの3つがあります。
今回はあまり情報が少ない感じのAlpine LinuxのDockerコンテナ環境をメモします。
動作環境
ホスト側
- OS:Ubuntu 18.04LTS Docker環境
- Docker version 20.10.2
- docker-compose version 1.27.4
コンテナ側
- Zabbix 5.0 公式 Docker コンテナ Alpine版
Zabbix Docker動作方法
以下のページにて紹介しています。参考にしてみて下さい。
- [DockerでZabbix Server 5.0の構築してみた - Qiita] (https://qiita.com/ohhara_shiojiri/items/90e692c19af760ab4e53)
Zabbix Dockerコンテナのフロントエンドでの修正方法
Zabbix webフロントエンド側のコンテナに入ります。
5.0と5.2まではapacheコンテナ側でしたが、5.4ではnginxコンテナ側に変わりました。
5.4の場合
$ docker exec -it -u root zabbix-docker_zabbix-web-nginx-mysql_1 /bin/bash
5.0または5.2の場合
$ docker exec -it -u root zabbix-docker_zabbix-web-apache-mysql_1 /bin/bash
Alpineのパッケージを一通り更新しておきます。
$ apk update && apk upgrade
日本語のフォントをインストールします。
$ apk add font-noto font-noto-cjk
フォント情報を更新します。
$ fc-cache -fv
既存のZabbixグラフの文字フォントをバックアップします。
$ mv /usr/share/zabbix/assets/fonts/DejaVuSans.ttf /usr/share/zabbix/assets/fonts/DejaVuSans.ttf.bak
日本語のフォントをシンボリックリンクで割り当てます。
$ ln -s /usr/share/fonts/noto/NotoSansCJK-Regular.ttc /usr/share/zabbix/assets/fonts/DejaVuSans.ttf
これでZabbixのグラフで豆腐の文字化けから日本語に修正出来ていると思います。
お疲れさまでした。