この記事は、Qiita Engineer Festa 2022 Remote TestKitを使ってレビューを書こう！の参加記事です。
はじめに
クラウド上で実機のスマートフォンをレンタルできるサービスがあると知って、面白そうだったので触ってみました。
また、Androidのスマホは多種多様なものが多く、Webの開発でも実際にどう見えてるのかを検証してみたいときに便利かもと思い、触ってみました。
なお、僕はネイティブアプリの開発経験はないので、Web開発の面での内容になります。
（上記のQiita Engineer Festa 2022のイベントで、Remote TestKitのトライアルができます！ → 参加方法・流れ - Remote TestKitを使ってレビューを書こう！ - Qiita）
概要
公式の紹介動画が概要としては非常にわかりやすいです。
要約すると、クラウド上で実機のスマホをレンタルでき、今まで手元の実機で行っていた検証をクラウド上で行えるようになるというものです。
レンタルできるスマホの種類
端末一覧が公開されていました。
iPhone, Androidのスマホだけでなく、iPadやAndroidタブレットもあり、多くの実機でテストができるみたいです。
実際にレンタルしてみた
レンタルはかんたんにできました。
複数台のスマホをレンタルすることができ、すべての端末で同じ操作ができる「同時操作機能」もあります。
（以下は、同じURLをブラウザで開く同時操作）
また、画面の回転もできるので、横画面を想定しているWebゲームなどの検証もできそうです。
メリットになりそうな部分
実際に触ってみて、クラウド上で実機スマホをレンタルするメリットになりうる部分を考えてみました。
実機スマホの管理の楽さ
導入事例などを読んでいると、「実機端末の管理」の部分が多く見られました。
実際、実機の端末が何十台もある企業だと、貸し出しなど端末管理が大変だと思われます。
それがクラウド上で管理でき、使う側もソフトウェア上からかんたんに貸し借りができるのは非常にメリットだと思います。
多くの種類のスマホが自由に使える
複数の種類のスマホを揃えるのにはそれなりにコストがかかると思います。また、毎年新しいスマホがでるわけで、そのたびに買い揃える必要があります。
Remote TestKitでは多くの種類のスマホが用意されているだけでなく、オプションで最新のスマホを使えるようにできる様です。
オプションメニュー - 料金プラン|Remote TestKit|スマホサイト・スマホアプリ検証
今後のアップデートで期待したい部分
同時操作機能の拡充
現状、同時操作機能では以下の操作ができます。
- URLを入力してブラウザを起動
- アプリをインストール
- キャプチャして保存
- 画面を回転
ユーザーのログインをするなど、実際に端末の操作をすることはできないようです。
複数台同時に検証をする場合には、この機能があるとより検証時間の短縮につながりそうだなと思います。
さいごに
今回記事に書いた内容はRemote TestKitの機能のほんの一部分です。
僕はネイティブアプリの開発をしたことがないので、
- 仮想adb機能
- adb設定
- Xcode Connector機能
などは検証することができませんでした。
ドキュメントなどを読んだ感覚だとネイティブアプリの開発に便利なのかもと思ったので、触ってみた感想を聞いてみたいです。