個人ドメインでメール運用しているのですが、DMARCレポートがXMLファイルで送られてくるため、非常に見づらいです。
そこで、DMARCレポート解析ツールのdmarcianを使ってみているので、何ができるのかをまとめます。
dmarcianとは
DMARCレポートを可視化・分析してくれるツールです。
DMARCレポートの送信先をdmarcianに設定しておくだけで、
自分が送ったメールを受け取るメールサーバー(Gmailなど)から送られてくるDMARCレポートを自動で集計し、ダッシュボードで確認できるようにしてくれます。
料金プランは、無料プランと有料プランがあり、個人利用なら制限はありますが無料でもそれなりに使えるのではないかと思います。
また、DMARCレポート解析の他に、SPF/DKIM設定チェックツールも無料で提供しています。
ダッシュボードで確認できること
DMARCレポートの可視化で何が見れるのかを紹介します。
dmarcianには主に3つの機能があります。
Domain Overview
複数のドメインを一元管理できるダッシュボードになっており、次の情報を確認できます。
- DMARCレコードの設定値
- SPFレコードの設定値、DNS Lookup数
- DKIMレコードの設定
- メール送信数
また、「Tasks」には、DMARC準拠に向けたタスクが表示されるため、何をすればよいかが分かりやすくなっています。
「Issues」には、DMARC, SPF, DKIMの設定ミスなどが表示されるようになっており、問題点を把握しやすくなっています。
Detail Viewer
DMARCレポートの詳細を分析するための機能です。
生のDMARCレポートをそのまま見やすくしたような情報を見ることができ、それをフィルタリングしたりもできます。
(私の場合、そこまでメール送信数が多くないためフィルタリングはあまり使っていないですが)
Source Viewer
これはあまり使っていないのですが、Source(メールを送信するシステムのこと。例: SendGrid, AWS SESなど)ごとにメール送信数やDMARC, SPF, DKIMの認証状況を確認できる機能です。
最後に
DMARCレポートの送信先をdmarcianに設定するだけで、自動的にレポートが集計されるため、自分でDMARCレポートを保存したりする手間が省けて非常に楽で良いなと思っています。
もし、DMARCレポートの解析に困っている方がいれば、dmarcianを試してみても良いかもしれません。





