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UbuntuでPythonのバージョンをダウングレードする方法

Last updated at Posted at 2022-08-16

この記事では、UbuntuでPythonのバージョンを任意のものにダウングレードする方法を説明します。

実行環境

VMware: Ubuntu22.04
Python 3.10.2  3.6.15

※他のバージョンでも同様の手順で実行可能だと思われますが、未検証です。

多くの記事を参考にしながらバージョン変更を試みましたが、導入できず詰まりました。その結果、エイリアス設定とupdate-alternativesの利用が必要だと分かりました。ここではその手順を順に説明します。

流れ

以下は手順の概要です。
※「バージョン」は導入したいPythonバージョン(例: 3.6.15)を指します。


sudo nano .bashrc
(alias python=pythonバージョン
alias python3=pythonバージョン)

ソースコードからのPythonインストール
/opt/python/バージョン/bin/python -V
sudo ln -s /opt/python/バージョン/bin/python /usr/bin/pythonバージョン
sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/pythonバージョン 1

python -V
python3 -V

以下から説明していきます

おまじない

ターミナルにて以下を入力。

sudo apt update
sudo apt upgrade

ホームディレクトリにて。ここら辺はとりあえず念のためやっておきましょう。

.bashrcの編集(エイリアスの設定)

sudo nano .bashrc

を打ってもらい、nanoエディタ(ここではnanoを使ってますがviなど任意可)を起動し.bashrc設定ファイルの編集。

画面が出てくると使い方に戸惑うと思いますが、
コードの編集画面が出てきたらctrl+End、または下矢印で一番下まで移動してもらい、

alias python=pythonバージョン
alias python3=pythonバージョン

こちらを追記してもらい、Ctrl+X → y → Enter

Pythonのインストール・パスを通す・バージョンの登録

Pythonのインストールに入っていきます。

Build, compile and install Pythonのサイトから、自身の使用するPythonのバージョン・環境を選択していただき、
(基本はデフォルトの設定ですが、
 ・update Pip, Setuptools and Wheel packages,
 ・add some soft links for comfortable usage,
 ・install required OS packages and developer tools  
だけはオンにしてください)

注意点として、一番下は通常だとAmazonLinux2になってるのでUbuntuに切り替えるのを忘れないでください。
生成されたコードをコピー&ペーストし、ターミナルに貼り付けEnterキーを押します。
しばらく時間がかかりますが待ちます。

おわりましたら、/opt/python/バージョン/bin/python -V にてバージョンの確認
*これ以降は、ホスト名の横にtmp/バージョンなんちゃらと出てないと失敗する可能性があります。

sudo ln -s /opt/python/バージョン/bin/python /usr/bin/pythonバージョン
を入力しパスを通す。sudoで管理者権限で打たないと、エラーがおきるので注意。

そして、sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/pythonバージョン 1 を打ち、Pythonを指定します。

これにて完了で、一度ターミナルを閉じて起動し直し
python -v (-vオプションは、--versionの省略)
python3 -v
などで自分の好みのバージョンがはいってるか確認してください。

まとめ

Python3.6.15 など任意のバージョンが表示されていれば成功です。

無駄な工程が入ってる可能性はありますが、こちらを一通り試せば問題ないかと思われます。

update-alternativeは再起動すると選択が戻ると聞いており、そのままになる理由はつかめてないですが、分かりしだい追記いたします。

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