Ubuntuで任意のPythonのバージョンにダウングレードする方法を説明していきます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実行環境
VMware:Ubuntu22.04
Python3.10.2 → 3.6.15
こちら以外では試してませんが、他のバージョンでも可能です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バージョン変更の記事を読み、導入できず詰まっていたのですが
大まかにはUbuntuで複数・最新のPythonのバージョンを管理するが合っており流れは変わりませんが、
結果的にはエイリアスの設定とupdate-alternativeなしではできなかったので順に説明していきます。
ざっと流れ
新規インストールした状態から仮定し
(以下"バージョン"は導入したいPythonの数字として読み進めてください)
sudo apt update
sudo apt upgrade
↓
sudo nano .bashrc
(alias python=pythonバージョン
、
alias python3=pythonバージョン
)
↓
ソースコードからのPythonインストール
/opt/python/バージョン/bin/python -V
sudo ln -s /opt/python/バージョン/bin/python /usr/bin/pythonバージョン
sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/pythonバージョン 1
↓
python -V
python3 -V
以下から説明していきます
おまじない
ターミナルを起動
sudo apt update
sudo apt upgrade
ホームディレクトリにて。ここら辺はとりあえず念のためやっておく
.bashrcの編集(エイリアスの設定)
sudo nano .bashrc
を打ってもらい、nanoエディタ(ここではnanoを使ってますがvimなど任意可)を起動し.bashrc設定ファイルの編集
画面が出てくると使い方に戸惑うと思いますが、
コードの編集画面が出てきたらctrl+Endか、下矢印で一番下まで移動してもらい
alias python=pythonバージョン
alias python3=pythonバージョン
こちらを追記してもらい、Ctrl+X → y → Enter
Pythonのインストール・パスを通す・バージョンの登録
Pythonインストールに入っていきます
Build, compile and install Pythonのサイトから、自分の使うPythonのバージョン・環境を選んでもらい
(基本はデフォルトの設定ですが、
・update Pip, Setuptools and Wheel packages,
・add some soft links for comfortable usage,
・install required OS packages and developer tools
だけはオンにしてください)
注意点として、一番下は通常だとAmazonLinux2
になってるのでUbuntuに切り替えるのを忘れないでください。
出てきたコードをコピペし、ターミナルに貼り付けEnter。
しばらく時間がかかりますが待ちます。
おわりましたら、/opt/python/バージョン/bin/python -V
にてバージョンの確認
*これ以降は、ホスト名の横にtmp/バージョンなんちゃらと出てないと失敗する可能性があります。
sudo ln -s /opt/python/バージョン/bin/python /usr/bin/pythonバージョン
を入力しパスを通す。sudoをつけて管理者権限で打たないと、エラーがおきるので注意。
そして、sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/pythonバージョン 1
を打ちPythonを指定します。
これにて完了で、一度ターミナルを閉じて起動しなおし
python -V
(-Vオプションは、--versionの省略)
python3 -V
などにて自分の好みのバージョンがはいってるか確認してください。
まとめ
Python3.6.15 など自分の任意のバージョンが表示されれば成功です。
無駄な工程が入ってる可能性はありますが、こちらを一通り試せば問題ないです。
update-alternativeは再起動すると選択が戻ると聞いており、そのままになる理由はつかめてないですが
わかりしだい追記します。