VHD-Boot
Windows の動作確認などに VHD-Boot 環境を作りたいときに、ISO を Disc や USB に展開するのができない環境で直接展開する方法です。
参考にしたサイトの前のバージョンのWindowsだと、少し違うようなのでメモ
Windows7の時にやった内容に追記なので、1703がリリースされたらWindows10に最適化しよう
VHDブート環境新規インストール
環境
- OS: windows 7 professional 以降
- 仮想ファイル配置先:
D:\VHD\Win.vhd
(win8 以降なら vhdx も可)
作業
OSのインストールDiskなどからインストーラーを起動し、Shift + F10 キーを押し、コマンド プロンプトを表示する
X:\sources> diskpart
DISKPART> list vol
VHD作成(可変長にするにはコマンドの後に[type=expandable]を追加)
DISKPART> create vdisk file=D:\VHD\Win.vhd maximum=45000
VHD-Bootファイル選択・マウント
DISKPART> select vdisk file=D:\VHD\Win.vhd
DISKPART> attach vdisk
インストールに進む
DISKPART> exit
X:\sources> setup
[今すぐインストール]に戻るのでインストールを進める
インストールするパーティションの選択では仮想ディスクを選択するとインストールができない警告が表示されるが進めインストール完了
既存の VHD をネイティブブート可能にする方法
管理者権限で[コマンド プロンプト]起動
ブートメニューに表示される文字列を設定
bcdedit /copy {current} /d “Windows 7 ? VHD”
出力結果の[エントリは {yyyyyyyy-yyyy-yyyyy-yyyyy-yyyyyyyyyyyyy} に正常にコピーされました]のID({?}部分)をコピー
コピーしたIDを次の2つの{?}部分に入れて入力し完了
bcdedit /set {yyyyyyyy-yyyy-yyyyy-yyyyy-yyyyyyyyyyyyy} device vhd=[C:]\VHD\win7.vhd
bcdedit /set {yyyyyyyy-yyyy-yyyyy-yyyyy-yyyyyyyyyyyyy} osdevice vhd=[C:]\VHD\win7.vhd
ブートメニューの文字列変更
現在の設定をバックアップし、設定を表示
REM 現在のBootメニューをDドライブにバックアップ
bcdedit /export "D:\bcdbackup"
REM 現在の状態を確認
bcdedit /v
表示された中から、変更対象のOSのidentifierを選択しコピーしたら、その値を指定し新しい名称を設定
REM 名称変更コマンド
bcdedit /set {コピーしたidentifier} description "新しい名称"
REM 反映の確認
bcdedit /v
Windows10 のインストールISOから VHD-Boot できるようにする
環境
- HostOS: Windows10 (ver: 1607)
- ImageOS: Windows10 (ver: 1607)
操作
- ディスクの管理で、VHDX ファイルを作成 (Eドライブにマウントされたとする)
- Windows10 の ISOをマウント (Fドライブにマウントされたとする)
- 内容を確認(Indexの番号)
Dism /Get-WimInfo /WimFile:F:\sources\install.esd
- 展開
Dism /Apply-Image /ImageFile:F:\sources\install.esd /Index=1 /ApplyDir:E:\
または
Expand-WindowsImage -ApplyPath E:\ -ImagePath F:\sources\install.esd -Index 1
参考
http://tby-zup.blogspot.jp/2012/09/windows-8-vhd.html
http://kentamac.hatenablog.com/entry/2015/08/05/100839