Podcast番組 | 創業から今までのリアル(ゲスト:堀井雄太さん)

『エンジニアストーリーby Qiita』(現『Qiita FM-エンジニアのキャリアを深掘り』)は、「エンジニアを最高に幸せにする」というQiitaのミッションに基づき、エンジニアの皆さまに役立つヒントを発信していくPodcast番組(無料・登録不要)です。毎回、日本で活躍するエンジニアの方々をゲストに迎え、キャリアやモチベーションに関するお話をしていただきます。
今回の記事では、株式会社スマートバンクCTOの堀井雄太さんをゲストにお招きした回について、配信の模様をご紹介します。
プロフィール
出演ゲスト

その後、フリマアプリを開発するFablic,Inc.を共同創業しCTOとして従事した後、楽天へのM&Aを経て、株式会社スマートバンクを共同創業し、CTOに就任。
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番組ホスト

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堀井さんの今までのキャリア
清野:今回からのゲストは、株式会社スマートバンクでCTOをしている堀井雄太さんです。よろしくお願いします。まず最初に、軽く自己紹介お願いしても良いですか?
堀井:はい。株式会社スマートバンクという、フィンテックのプロダクトを作ってるスタートアップでCTOをしております。エンジニアとして10数年ぐらい開発やマネジメントなどをしつつ、今はプロダクト開発や採用をメインに担当しています。どうぞよろしくお願いいたします。
清野:よろしくお願いします。堀井さんとお送りする1回目のテーマは「創業から今までのリアル」です。今回は、創業をご経験されてる堀井さんに、「創業のリアル」をお伺いしていきたいなと思ってます。お話を伺う前に、今までどういうことをされてきたかを、具体的にお伺いしたいです。
堀井:私は新卒で、事業会社であるVOYAGE GROUP、今はCARTA HOLDINGSという会社に入りまして、そこからエンジニア人生が始まりました。会社が作ってるプロダクトの開発や、最初はいわゆるアプリエンジニアとして入っていて、後半はインフラエンジニアとしてインフラのこととかを勉強しながら、事業開発をしてきた数年でした。
そこから会社を辞めて、エンジニア兼起業家の人生が始まります。2011年の終わり頃に、起業家としてフリマアプリを作るプロダクトの会社を共同創業者何人かと創業しまして、7〜8年ぐらい、そのプロダクト開発していました。その会社を退任した後、現職になるという感じですね。
清野:そうなんですね。最初は新卒としてエンジニアのキャリアを始めて、そこから起業されたんですね。
堀井:そうですね。確固たるという形ではなかったんですけれど、自分の親や祖父も会社をやっているので、その影響もあってなのか、漠然と「起業してものづくりして」みたいな思考は学生時代からありました。それをいきなり形にするというか、インターネットとか、事業会社でどういう事業作りをしてるかを学びたいという思考もあったので、まずは新卒で事業会社に入りました。
清野:事業会社で3〜4年目ぐらいで手元の仕事に小慣れてきて、キャリアもある程度成熟してきたみたいな人って、やはり次のキャリアを考え出すと思うんですけど、そこで起業を選ぶって結構思い切りは必要だなと思っています。1回手放さないといけないみたいな、起業の方に向いて走れた理由ってあるんですか?
堀井:そうですね。どこかで「やりたい」っていうのは心の中でずっとあったんですけれど、やっぱタイミングがそこで来たのが一番大きかったかなと思っています。自分たちが手かけていた事業とかが一旦区切りが良かったのと、自分たちのスキルも成熟してきたっていう感覚はありましたし、実は共創業者が全員同期なんですよ。なのでその同僚と会社を立ち上げるって感じなんですけれど。
会社で一緒に仕事をする傍らで、週末とかに集まって個人開発とかもしていたんですよね。そういったものを作ってきた経験も一定数溜まってきたので、そろそろこのタイミングで良いんじゃないかなと思いました。もちろん1人だったら起業してなかったかもしれないのは、正直ありますね。仲間がいて、共同創業者もやりたいという思考が強かったので、「じゃあこのタイミングで一緒にやるか」っていうのが4〜5年目のタイミングで訪れたって言うのが正しいですかね。
清野:そうなんですね。だから「起業しよう」となったときは、すでにそのタイミングで「FRIL(現ラクマ)」の構想とかがあった状態で、走っていったって感じなんですか?それとも起業を決めてから考え出したんですか?
堀井:どっちかというと後者ですね。明確にテーマがあって、絶対うまくいくだろうから会社をやるとなったわけではないです。いくつかアイデアはあったんですけれど明確ではなかったので、確信的なところまでは行ってない段階で起業して、そこからアイデアを煮詰めていきました。
清野:そうなんですね。1回まず会社をやめて、みんなで「起業しよう」と決めてから、何を作っていこうかと考えだした感じなんですね。
堀井:そうですね。その過程も結構面白いというか、本当に右も左も分からなかったので、とりあえずシリコンバレーに行きました。
清野:え、シリコンバレーに行ったんですか、そのタイミングで。
堀井:そうですね。TechCrunchさんが主催している、起業家の大きいイベントみたいな「TechCrunch Disrupt」が当時やっていました。そこに名だたるサービスの創業者がいたり、新しいサービスのプレゼンがあったりしたので、そういうところに入って研鑽を積みたいと思ってたのもありました。最初はシリコンバレーで起業のメッカの熱量を感じたいみたいなとこもあったんですけれど。参加してみて、海外だとどんなサービスが入ってるのかみたいなことをキャッチアップしましたし、帰ってきて意識が高まって始まったっていうのはあると思います。
清野:堀井さんのお話や、スマートバンクさんの資料とか見させていただくと、最初に「FRIL」が始まって、そこから2回目の創業で、という話から始まってると思うので、今のお話は普段聞けなくてすごい面白いなと思いました。
ちなみに「FRIL」をリリースする前に、他に出そうとして失敗したことはあるんですか?
堀井:めちゃくちゃありますね。個人開発レベルだと3〜4つサービス作っては壊してをしていました。例えばイベント調整ツールみたいなものをソーシャルと連携して、すごく簡単にできるようなツールを作ってみたり、位置情報の共有サービスみたいなものを作ってみたりしました。当時スマートフォンも出だしで、そういうプロダクトがあまりなかったので作ってみました。いろいろ作っては「あんまり使ってもらえないな」みたいな形で壊してきましたね。
清野:作っては検証して失敗して、を繰り返しながら、その中で1個当たったのが「FRIL」だったんですか?
堀井:そうですね。個人開発だと当たらなかったんですけど、起業して作ったのは「FRIL」1発目で、たまたまその1発目で当たったって感じですね。
清野:1発目で「FRIL」を作って、そこから軌道に乗るというか、集中してやってたっていう感じですね。
堀井:そうですね。ありがたいことに、作ったものがそのままスケールして、かなりたくさんのユーザーさんに使ってもらえるプロダクトになったっていうのは、正直時流が良かったのはあると思うんですけれど、1発目で作ったものでしたね。
清野:そうなんですね。先ほどシリコンバレーに行って調べた話があったと思うんですけど、その中でフリマアプリを選んだ理由ってあるんですか?
堀井:海外の潮流を見てもスマートフォンのプロダクトやコマース向けのプロダクトがいくつか出てきていたので、iPhoneやAndroidの普及に従ってアプリで成立する事業モデルがいくつか出てくるんだろうなという予感が、そのときにありました。
さっきの個人開発の話にも少し繋がるんですけれど、自分たちが作りたいものを作っても、なかなかうまく使っていただけない感覚は当時からあったんですよね。「これが便利だろう」とか、「俺が考えた最強のサービス」みたいなものがあるのに、作ってもうまく使ってもらえない経験がたくさんありました。作り方を変えてみてうまくいったのはあったのかなと思っています。
清野:そこまでの経験を生かしながら、「FRIL」を作ったんですね。創業としては1回目ではありつつ、結構様々なことを思考錯誤されていた感じですね。
堀井:そうですね。過去のチームで作ってきた経験は正直生かせてるなと思っています。特に意識したのは、自分たちが欲しいものよりは、本当にユーザーさんが求めてるもの・課題が何かを特定して、ソリューションするというのを手段にして、プロダクトを作る方が良いんじゃないかというのは、反省として学んでいました。愚直にやった結果、良いプロダクトを作れたのかなと、振り返ってみて思います。
Fablic, inc.の創業からExitまで
清野:当時「FRIL」をやっていこうとなったとき、どれくらいの人数規模だったんですか?
堀井:しばらくは創業者と数名のアルバイトスタッフさんとかでやっていました。1年ぐらいまではそうですね。私と創業者+1〜2人、社員は5〜6人と、アルバイトの方があと3〜4人いるような形でやっていました。
清野:本当にいわゆるスタートアップみたいな感じですね。
堀井:そうですね。創業して開発していたのも、一軒家でしたね。全員でシェアハウスして一軒屋をみんなで借しきって、2階を作業部屋にして、寝食を共にするみたいな。
清野:ちょっとお話が変わるんですけど、今また違うスマートバンクという会社さんをやってらっしゃると思います。1個目の創業でスタートアップとして「FRIL」を始めていろいろやった中で、2回目の起業をした理由ってあるんですか?
堀井:1社目はM&Aして、プロダクト自体は存続してるんですけど、そこで完結という形でした。その後、私たちは退任するわけなんですけれど、やっぱり心のどこかで「もっと良いプロダクトを作りたい」とか、1回目の起業で良い面もあればいろいろあったので、うまく活かして「より大きいプロダクトを作ってみたい」というようなものが、創業者含めてありました。なので結構スムーズに、2回目もビッグチャレンジしようと決まりましたね。
清野:当時「もっとうまくできたな」と感じていたポイントは、どういうところなんですか?
堀井:アプリ自体はたくさん使っていただけるサービスになって、先行者としてマーケットにそのプロダクトを投入してグロースはできてたと思うんですけど、後発のプロダクトにシェアで負けてしまったみたいな、一定の悔しさはやっぱりありました。
あと、今振り返ってみたら「こういうところに勝ち筋があった」とか、打ち手として「こうしておけば良かった」というような、スタートアップがプロタクトを作って市場を制していく戦い方のセオリーみたいなのも学ぶことができたので、活かしてもっとできる余地はあるんじゃないかと思ったところは大きいですね。
清野:最初勢いのあるスタートアップが、結構大きい企業の資本が投化されて負けちゃうみたいなことって、結構起こること多いんじゃないかなと思うんですけど、「FRIL」をやってる時も、感じることありしましたか?
堀井:めちゃくちゃありましたね。フリマアプリ自体は成長がすごい早かったのもあって、順調にサービスは伸びていったんですけれど、いくつかのポイントで私たちもそのしくじりというか、うまくできてなかったポイントはありました。
先ほどの、最初のなんで作ったかについての話にちょっと戻りますが、元々ファッションモデルやブロガーさんが、いらない服とかを自分のブログやミクシーのコミュニティとかで売ってらっしゃるのを見かけて、なんて不便な方法で売買してるんだろうというのに着目ました。もっと簡単にスマートフォンで写真撮るだけで出品できて、売買できるプラットフォームを作れるんじゃないかと思って、フリマアプリを作り始めたのが原型です。なので想定してるユーザーさんは、最初は女性をメインのターゲットとして、プロダクトの開発を2年とかやっていました。
ただフリマアプリのゲームを戦っていくプロダクトなのか、勝っていくプロダクトなのかを考えると、想起に男性とか、カテゴリーを充実させてたくさんのものを扱えるようにするプラットフォームにすべきだったみたいな反省もあります。
組織面で言うと、やっぱり資本力みたいなのも、この競争が激しくなっていくと、「どうやってプロモーションしていくか」「市場に認知を取っていくか」みたいな方にウェイトがかかってくる場もあります。そこはプロモーションできる資産をどう出すかもありますし、資産を活用できる人材や、組織づくりも課題だったかなと思ってるので、いくつかのポイントで反省はあるなと思ってます。
清野:じゃあ、その反省を生かしながら、2回目の創業にチャレンジされてるんですね。
堀井:まさしくそうですね。プロダクトの勝ち方とか、資本をどう集めるかは、後半で採用の話もできたらとは思うんですけど、「組織をどう作っていくか」は反省を活かしながらやっていきたいと思っています。今、試行錯誤をしている最中です。
スタートアップとしてプロダクトを作ってく上で大事なこと
清野:ちなみに今のスターアップとしての勝ち方みたいなところに、僕もすごい興味があるんですけど、堀さんの中でスタートアップとしてプロダクトを作ってく上での大事なことというか、大きい資本を持ってる企業たちと戦っていく上で大事なことって何だと思いますか?
堀井:もちろん複数あると思いますし、私たちはtoCのものづくりをすることが多いのでtoC領域でのお話に限定されてしまうかもしれないですけれど、コモディティ化していない、特定の個人が持ってるバーニングニーズをうまく捉えて、使われるべき理由がちゃんとあるプロダクトを作るのが、根底にひとつあるかなと思います。
プラス、どういうゲームを戦っていくかの「ゲームのルール」をちゃんと理解して、どのような変数が加わったら勝てるかを意識するのは結構重要かなと思ってます。
それで言うとフリマアプリの例ですけれど、ガラケーでCtoCのやり取りするサービスはあったんですよね。なので、物を売買するプラットフォームとしては、別に新しくないんですよ。ただそこにスマートフォンが普及して、たくさんの方がガラケーからスマートフォンに移り変わって、誰でも簡単に写真を撮って出品できるとか、インターネットに常時接続してやりとできる機能が備わってるデバイスを持つという変革があったことが、プロダクトを強く押し上げてくれていたと思うんですよね。
なので、課題を捉えるプラス、社内では「のぼりのエスカレーター」とよく言うんですけれど、押し上げてくれる要素があって、プロダクトを合わせていくかという掛け合わせ、上手く見極めるのが大事かなと思ってます。
清野:やはりスタートアップだと、おっしゃられた通り資本とかも限られていると思うんですけど、その中で勝っていくためには「体験」に良いものを作ることにプラスして、良い意味でトレンドに乗っていくっていうのが大事なんですね。
堀井:どういう時流の変化、それは法改正かもしれないですし、今のスマートフォンの普及のように、デバイスが新しく普及するみたいな潮流かもしれないです。そういうところを見極めるのも重要かなと思いますね。
会社経営する中での自身の変化
清野:またちょっとトピックが変わるんですが、2回起業されてる中で、堀井さんがやってらっしゃることとかも、この年月の中で変わってきてるんじゃないかなって思います。自分の立ち回りが変わってきたようなことってありますか?
堀井:CTOとしての振る舞いもフェーズによって全然違うかなと思っています。特に創業初期だと、より事業の不確実性や、プロダクト自体を上手く軌道に乗せることに重きを置かれます。最初はもちろん開発することが大事ですし、事業をまず形にすることが大事だったかなと思っています。
今の会社でもそうですし、フリーマップ作ってた時も開発にたくさんリソースを割いていましたね。「チームの立ち上げ」という意味もあるので、どういうメンバーが最初の立ち上げに必要で、チームを作って開発するところに重きを置いていたと思います。
ただ30〜40人を超えて100人に至るまでだと、一定開発が安定してきて組織課題とかの方が増えてきた、組織をどうしていくかに課題のウェイトが移っていくと思うので、自分は開発からは手を引いて、マネジメントや採用に業務のウェイトを移していきました。フェーズによって全然違ってくるかなと思いますね。
清野:最初はとにかく手を動かすところから上手く組織をまとめ上げていくとか、経営に深く入っていくかなと思うんですけど、エンジニアリング以外は経験としては初めてやるくらいの感じじゃないですか。マネジメントとかもそうだし、多分経営とかももちろん。全然分からない状態からはじめてらっしゃると思うんですけど、そのあたり大変だったなとか、すごい壁があったとかってありますか?
堀井:めちゃくちゃありますね。それこそ起業して会社をやってはいますけれど、最初の頃は右も左も分からないですし、今まで所属している会社があらゆることやってくれてたと思うので、それを全部自分たちでやらないといけないという大変さは正直ありました。大変なことの連続でしたね。
それこそマネジメントもほぼ未経験でやりましたし、採用も今まで人事組織がやってくれていたところ、自分たちで採用したい人を決めて、採用記事も作って先行していくこととかも本当に、ゼロから作り上げなきゃいけなかったですし。やはりインプットが一定必要だった領域はたくさんありましたね。
清野:新しい、不慣れなことをやっていく中で「やっぱりエンジニアで開発していたかったな」みたいなことはなかったですか?
堀井:ありますよ。どこまで行っても、得意なことはソフトエンジニアリングや開発ですし、元々開発が好きでエンジニアになったので、パフォーマンスを一番出せるのはそこかなと思った時期もありました。
ただ会社経営する中で私自身の変化も起きたのかなと思っています。最初はものづくりが好きとか、開発すること自体に楽しみを覚えていましたけれど、起業したときに、会社を運営したり作ったりすること自体、ソフトエンジニアリングでプロダクトを作るのとあまり変わらないと思っています。良い会社を作ること自体に楽しみを覚えたり、モチベーションを感じるようになったと思います。
清野:僕も今はもうマネジメントメインで、開発は時間あるときやプロジェクトとやばいときに手を動かすぐらいなんですけれど、チームを良くすることによってチーム自体が良い状態になることも面白いですし、そこから出てくるアウトプットは自分で出せるもの以上に圧倒的に質や量が大きくなるので、そこが僕自身もやっていてすごく楽しいなと思うところですね。
堀井:やはり自分で開発するのも楽しいですけれど、良い人を採用して良い組織を作って、その方々が上手く開発してくださったり、楽しんで開発されたりすること自体、自分自身のやりがいにも繋がるなと思ってます。結果的にそれが会社にとって一番良いことなんだろうと判断することも、今は多いです。
CTOとして働くことの醍醐味
清野:今のお話にも繋がるかもしれないんですけど、ずばりCTOとして働くことの醍醐味や、「これがあるからやめられない」ことってありますか?
堀井:「やめられないな」、なるほど、そうですね。やはりロールとして経営メンバーの1人だとは思うので、その会社やプロダクトについて、目標としてることを達成していくことに義務があると思うんですよね。そこに私はやりがいを感じるなと思っています。
「ものを作って形にする」のは今までのキャリアでもずっとやってきましたけれど、経営はより難しいアンコントローラブルな要素もたくさんあるので、私みたいに課題解決がめちゃくちゃ好きな人は向いてるんじゃないかなと思います。
それこそ人・物・金というリソースをどう組み合わせて一番良い形にするかには無限のパターンがありますし、さっきお話した通り会社のフェーズや状態によっても成功法は変わると思うので、経営陣と話しながら現場の声も聞いて、一番良い形に落とし込んでいくのは非常にやりがいがあります。難しいんですけれど。人生をかけてやる価値があるなと、私は思っています。
清野:やっぱり経営は役割としてだけではなくて、組織とかを動かして、より大きい価値とかを世の中に届けたり、みんなで分かち合える価値をどんどん増やしてたり、みんなで幸せになることにコミットできるのは、ものづくりをしている人間であれば、面白いと思う人は結構いそうな感じがするなと思いました。
堀井さん、本日はありがとうございました。次回も堀井さんとお送りします。
堀井さん出演の第2回目を聞く:「サービスの立ち上げ時にプロダクトをどう作ってきたか?」
堀井さん出演の第3回目を聞く:「スタートアップの採用と組織作り」
さいごに
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