Qiita AI Summit開催レポート!AI時代における開発組織のあり方とは?

2026年01月29日(木)、Qiita株式会社は渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)にて、ハイブリットイベント「Qiita AI Summit 〜AI時代が訪れた今、開発組織のあり方を考える〜」を開催しました。オフライン会場・オンライン会場合わせて900名以上の参加申込をいただき、当日も多くの方にご参加いただきました。

本記事では、当日のイベントの様子をお届けします。

イベントページはこちら(開催終了):https://increments.connpass.com/event/378403/
アーカイブ動画はこちら:https://youtu.be/jO7cXm_btzs

「Qiita AI Summit」について

AIの普及により、開発組織をまとめるテックリード・PMをはじめとした組織運営に携わるメンバーは、技術的な指導だけでなく、プロジェクトの戦略を立て、AI駆動で開発組織を成功に導くことが求められていると考えます。

「Qiita AI Summit」は、AI時代に「闘える開発組織づくり」を追求するとともに、その変革を支える最先端の技術や具体的なソリューション、採用戦略などの議論を深めるための場です。本イベントは、参加者の皆さまが目指すべき開発組織のあり方について考えを深め、実践的な知見を得られる機会を提供したいと考え企画しました。

本イベントは、場所の制約を超えた「オンラインの学び」と、対面だからこそ感じ取れる「オフラインの熱量」を融合させたハイブリッド形式にしました。

このハイブリッドな体験を通じて、知見の広がりと熱い対話の両立を図り、AI時代の組織変革を先導する多角的なコミュニティの場を提供することを目指しました。

はじめに:企業ブースをまわってガチャガチャを回し、Qiitaオリジナルグッズをゲット!

オフライン会場では、Qiitaと、スポンサー企業である株式会社ベネフィット・ワン、株式会社DriveX、サイボウズ株式会社のブースを設置。参加者にはイベント開始までの時間や、セッションの幕間に回っていただきました。企業ブースには、業務における生成AI活用についてのアンケートなどもあり、その後のセッションや交流でも話題になりました。

渋谷ヒカリエ 9階 ホールB エントランス

左手に受付、奥に企業ブース4つをご用意

今回、4つすべてのブースをまわってシールを集めた方には、カプセルトイ(通称:ガチャガチャ)でQiitaグッズを手に入れられる「スタンプラリー」をご用意しました。開場からオープニングまでの間にシールを集め終え、ガチャガチャをしに来る方もちらほら。カプセルに入っている賞に応じて、「Qiitanピンバッジ」「Qiitanストレスボール」やQiitaオリジナルTシャツ・パーカーなどをプレゼント! Qiitanオリジナルグッズを喜んで受け取っていただけるのは、運営としても嬉しいですね。

「スタンプラリー」を達成したら回せるガチャガチャ

ガチャガチャを回す様子

Qiita AI Summit スタート!代表・柴田より、開会のメッセージ

いよいよ、Qiita AI Summitがスタートします。オープニングでは、Qiita株式会社 代表取締役社長 柴田の挨拶で幕を開けました。「AI時代で情報のインプットが便利になっている中、リアルな場でのインプットにも別の価値があると思っています。セッションの熱量や、イベント最後にある懇親会での出会いなどが参加者にとってプラスにしていただきたい」とお伝えしました。

Qiita株式会社 代表取締役社長 柴田 健介

セッション①「暴れ馬『Claude Code』 を乗りこなして kintone プラグイン開発」
登壇者:サイボウズ株式会社 新保氏

サイボウズ株式会 新保 輝之 氏

「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念にかかげ、kintone(キントーン)やGaroon(ガルーン)などのグループウェアを提供するサイボウズ株式会社。本題「たのしいたのしい kintone プラグイン開発の話」では、社内でのAI開発の仕組みが未熟だった時期からClaude Code導入に至った経緯、「他社サービス連携プラグイン開発プロジェクト」発足や、困った点・改善した点・今後の検討などについて、お話しいただきました。

セッション②「2名で作ったAIダッシュボード開発で、組織の次の⼀⼿が⾒えてきた話(Cursor × Speckit × 可視化)」
登壇者: 株式会社ベネフィット・ワン 伊藤氏

株式会社ベネフィット・ワン 伊藤 昇 氏

わずか2名でAIダッシュボードを内製し、GitHub Copilot・業務データを統合して可視化した取り組みをご紹介いただきました。生成AI導入1ヶ月目の利用率18%から、様々な施策を行って73%まで向上。ポイントは「万能のAI導入法はない」「最初の一歩は『社内のペイン可視化』から」「悩まずに、AIと相談していく」とのことです。

セッション③「AI基盤開発はなぜ難しいのか── PoCから見えてくる設計と意思決定の課題」
登壇者:株式会社DriveX 楠亀氏

株式会社DriveX 楠亀 晃星 氏

株式会社DriveXではAIナレッジ基盤「IntegratorX」を提供しています。同社では、企業のAI導入をPoCから全社展開まで対応できるAI基盤の構築に取り組んでおり、今回は中でも「権限制御」に焦点を当て、これまでの取り組みや今後検討していることなどをお話しいただきました。

パネルディスカッション「AI時代における開発組織のあり方や人材戦略の方向性」
ゲストパネリスト:株式会社DeNA AI Link 佐々木氏、株式会社レクター 広木氏
モデレーター:Qiita株式会社 清野

最後のパネルディスカッションでは、「AI時代における開発組織のあり方や人材戦略の方向性」というテーマでAI時代に適応できる開発組織づくりや人物についてを深掘りしていきました。

左から、Qiita株式会社 清野 隼史、株式会社レクター 広木 大地氏、株式会社 DeNA AI Link 佐々木氏

AI活用が成功している状態とは


佐々木氏は、現場レベルでの成功状態として、定型業務を徹底的に自動化し、AIが自律的に学習し続ける「フィードバックループ」が回っている状態を挙げました。そして、人間がルーチンワークから解放され、より複雑な仮説検証などの高度な業務に集中できる環境。と述べました。

広木氏は、組織全体として作業速度を20~30倍に高める必要性を強調しました。圧倒的な速度向上によって、業務のボトルネックを「制作(作業)」から「意思決定」や「知識創造」へとシフトさせ、仕事の進め方そのものをアップデートし続けることが重要だと語りました。

AI活用の成功とは、単なる業務効率化や時間の短縮にとどまるものではなく、生み出された余力をイノベーションや意思決定に振り向け、最終的に売上や利益といった「事業成長」に直結している状態こそが、AI活用が成功している状態であると結論付けられました。

AI活用を成功に導く人物像とは

「リソース(人数)ではなく知恵が重要」とし、広木氏は【3つのC】「Conceptual Skill(コンセプチュアル・スキル/構想力)」「Crafting(クラフティング/AIを使いこなす手触り感)」「Communication(コミュニケーション/伝播力)」を兼ね備えた人物が強力な推進力を生むと提唱しました。

また、佐々木氏は過去の成功体験や働き方を捨てる「アンラーニング」の重要性を指摘。パソコン登場時と同様にAI前提の働き方に適応し、組織の「最初の1回転目」を回すための熱量と、古い常識にとらわれない柔軟性を持つ人物が求められていますと語りました。

AIと開発組織の「リアル」な課題や議論が交錯する、熱気に満ちた懇親会

イベントの最後には懇親会を実施しました。ドリンクや軽食を囲みながら、セッションの感想や、AI導入のリアルな悩みについての議論が、イベント終了間際まで交わされました。AI時代の現場を牽引するメンバーが集うイベントならではの熱量に包まれました。

ご登壇いただいた方々、当日ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!本イベントで、日々の業務や組織に生かせるヒントを持って帰っていただけていたら幸いです。

Qiita株式会社では、今後もイベントを開催してまいります。気になるイベントには、お気軽にご参加ください!

Qiita AI Summit イベントページ(開催終了)

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