31.5インチの大画面で作業効率アップ!画面の明るさやモードなども専用アプリで設定しやすい「RD320U」の魅力に迫る

日々、長時間画面に向かって作業をするエンジニアにとって、モニターは重要な仕事道具の1つです。昨今は様々なタイプのモニターが発売されているため、いざ購入するとき、どのようなモニターを選べば良いか迷うこともあるのではないでしょうか。特にエンジニアの方々にとっては、コーディングやドキュメント作成に集中することも多いので、作業がしやすく、目の負担も少ないモニターが良いでしょう。

そのようなニーズに応えてくれるのが、ベンキュージャパン株式会社のプログラミングモニターの「RD」シリーズです。これまで目の疲れを軽減するアイケア機能を搭載した様々なタイプのモニターを発売してきたベンキューによる最新機種。

これまでQiitaエンジニアやQiitaユーザーに、アイケアモニター「GW2790QT」やプログラミングモニター「RD280U」をレビューしてもらい、高評価を得てきました。中には自費で購入した人もいるほどです。今回は31.5インチという大画面に4Kという解像度の最新モデル「RD320U」をQiitaエンジニアに使用してもらい、使い心地や便利だった機能などについて、ざっくばらんに感想を話してもらいました。

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プロフィール

花田 拓矢(はなだ たくや)
Qiita株式会社 プロダクト開発部 Qiita開発グループ プロダクト開発チーム
2020年にIncrements株式会社(現 Qiita株式会社)に新卒入社。質問機能やエディタのアップデート、AIサジェスト機能などの開発を担当。2024年8月から機能開発に加え、開発生産性向上に向けた取り組みを行う役割を担当。

31.5インチ、縦幅40センチ超えという画面の大きさで作業効率UP

―― まずはじめに、自宅やオフィスでのモニター使用について、教えてください。

花田:自宅とオフィス、どちらでも使用しています。自宅でモニターを使用しはじめたのは大学生のころで、これまで何度か買い換えています。今は縦横比が21:9で、34インチのウルトラワイドスクリーンのモニターを使用しています。僕は画面を縦に分割して使用することが多いので、横幅の長い、湾曲モニターが合うのではと思い、購入しました。

―― モニターを選ぶ際のポイントは、何がありますか?

花田:いくつかのモニターを使用してみて、画面のサイズや解像度は非常に大事だと思っています。具体的には、モニターの画面比率は16:9が多いですが、それであれば27インチ、解像度はWQHD以上が好みです。普段コーディングをするので、作業スペースもそれなりに欲しいですね。画面を縦に2分割・3分割して作業することが多いので、自宅で使用しているワイドスクリーンのように、分割してもある程度横幅を取れるものが良いです。

―― 画面を縦に分割するときは、それぞれどのような画面を置いていますか?

花田:基本は左側にSlackなどのチャットツール、真ん中にエディター、右側にドキュメントとかを置いています。2分割のときは左側にエディタで右側に開発環境ですね。

―― 使用されているウルトラワイドのモニターは画面サイズがかなり大きいと思いますが、大きければ大きいほど良いのですか?

花田:そういうわけではないですね。大きすぎると視線を動かす範囲が広くなって疲れてしまうので。なるべく見る範囲は広げたくないですが、今のウルトラワイドモニターは今まで使用してきたモニターの中で画面サイズが一番大きいです。しかし目線を動かすとしても横方向だけなので、それほど問題ないかなと思っています。実際の使い方としては、画面中央にメインで使用するページを開いたりツールを置いたりして、その両橋にはとりあえず置いておきたい画面を置くというような使い方をしています。ある程度余白が取れて、集中しやすいです。

―― 今回はベンキューさんのプログラミングモニター「RD320U」のレビューということで、実際に使用した感想を率直に教えてください。

花田:まず最初は、やはり31.5インチですので「大きいなあ」と思いました。使ってみると画面が大きく、特に縦幅があったので、作業スペースが十分にあって作業しやすかったです。普段コードやドキュメントを書くことが多いのですが、どちらも行数があるじゃないですか。これまでのモニターだとスクロールをして行ったり来たりすることが多かったのですが、「RD320U」では一画面で見られる情報が多く、その回数が減ったのが良かったです。

―― やはり、一度に目に入る情報が多いほうが良いのですか?

花田:多いに越したことはないという感じですね。例えばコーディングをしているとき、スクロールをしながら行ったり来たりしていると、次第にどこにどの情報があったか分からなくなることがあります。その分、「RD320U」のように画面が大きいと、一度にたくさんのコードを見ることができて、作業効率も上がったように感じました。モニター自体を縦向きにすることもできますが、縦にしなくても十分な縦幅があると思います。

明るさ・画面モードなどを設定できる専用アプリ「Display Pilot 2」が便利

―― 「RD320U」を使っていて便利だと感じた機能を教えてください。

花田:まず「Display Pilot 2」が便利でした。専用ソフトで、ダウンロードすると明るさや画面のモードなどの設定をモニター上で行うことができます。僕、モニターの下にある設定ボタンがあまり好きではないんですよね。「何の設定だったっけ?」と覗き込まないといけないのが煩わしくて。今まで使ってきたモニターはすべて、画面の明るさはモニター下のボタンで調整するタイプでしたし、そのようなモニターは多いですよね。ですが「Display Pilot 2」を使うと通常モニター下のボタンで変更するところを画面上で行えるので、楽だなと感じました。

気軽に設定を変えられるようになったので、例えば時間帯によってカラーモードや明るさを変更したり、ブルーライトのON・OFFを切り替えるようになりました。

モニター制御ソフトウェア「Display Pilot 2」では、モニターについているボタンを触らずとも簡単に様々な画面設定ができ、ニーズに合わせた機能が利用可能。ディスプレイ設定を効率的に管理できます。
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/software/display-pilot-2.html

―― ほかに便利だと感じた機能はありますか?

花田:M-bookモードやコーディングモードなど、画面のモードも重宝していました。ほかにもいくつかのモードがありますが、僕はその2つを使用しています。M-bookモードはMacBookの色と近い発色をするモードで、日中の明るい時間帯で使用しています。日が落ちて周りが暗くなってくるとM-bookモードではやや画面が明るく感じて目の疲れが少し出てくるので、コーディングモードに変えています。環境にあった明るさやモードに簡単に変更できますし、モードの切り替えも専用アプリの「Display Pilot 2」でできるので、操作もしやすくてすごく良いなと思いました。ブルーライトのON・OFFの設定も可能です。

―― 便利ですね。時間帯や周囲の明るさによって画面モードを変更するということですが、これまで使用していたモニターでも同じように、設定を変更していましたか?

花田:モニターの設定は変更していなかったですね。外が暗くなってきたら、部屋の電気をめちゃめちゃ明るくするとかして調整していました(笑)。先ほどもお話した通り、モニター下のボタンはあまり好きではないので、極力触らないですね。

―― 「RD320U」では、ブルーライトの設定はどうされていますか?

花田:日中はOFFにしておいて、夕方になってきて目が疲れてきたと感じたらONにしています。その使い方が僕にはちょうど良いと感じています。ON・OFFだけではなくブルーライトカットのレベルも調整できて、強くするほど黄色味が増していきます。画面モードの切り替えを含め簡単に設定変更ができるので、眩しさとかを感じることはなくなりました。

BenQのブルーライト軽減プラス機能は、サーカディアンモードを搭載しており、自然な1日のサイクルに合わせて色温度を自動調整し、1日中快適な視聴環境を提供します。
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/software/display-pilot-2.html

―― 明るさなどが自動で切り替わる機能も搭載されているようですが、そちらはいかがですか?

花田:「ブライトネスインテリジェンス(B.I.Gen2)機能」や「夜間プロテクション機能」ですね。今回オフィスのみでの使用だったこともあり、あまり感じられる環境ではなかったのが正直なところです。

―― そうなんですね。ちょっと今、部屋の照明を落として試してみましょうか。

花田:おー、結構一瞬で反応しますね。画面右下にも、自動で切り替わったことを示す表示が出ました。

―― これは便利そうですね。日が落ちてきたときとか、作業に集中していて周囲が暗くなったことに気づかないこともありますし。

取材当日に部屋の照明を消してみると、画面が暗くなり「周辺環境が暗すぎます。夜間プロテクションを有効にしました。」と表示された。

―― 「Display Pilot 2」での設定が楽というお話がありましたが、このアプリではほかにどのような設定ができますか?

花田:先ほどお話しした画面の明るさやモード変更をするほかに、「ブライトネスインテリジェンス(B.I.Gen2)機能」や「夜間プロテクション」のON・OFF切り替え、オーディオ(音量)変更などがありますね。Google検索バーもありますね。

―― モニターの背面が光る機能もあるみたいですね。

花田:「MoonHalo」という機能ですね。かなり明るく光ります。僕が使用していたオフィスの机は壁から離れていたのであまり使えなかったのですが、壁に向かって作業するようなときだとと、光が壁に反射して目の疲れを和らげてくれるようです。僕はモニター下に物をおくことがあって、「MoonHalo」をONにすると手元が見やすかったので、そのような使い方もできると思います。

「MoonHalo」をONにした様子。モニター背面の照明が光っている。「MoonHalo」の自動調光機能は、画面の明るさの約3分の1に設定したときに最も快適な周囲照明が得られるという広範な研究結果に基づいており、この特定の比率は眼精疲労を最小限に抑え、画面と周囲の環境とのコントラストを低減し、自然で快適な、疲労の少ない視聴体験を育む。
https://www.benq.com/ja-jp/knowledge-center/knowledge/benq-moonhalo-empowering-coding-creativity.html

作業に集中しすぎる人や、コーディング・ライティングをする人に特におすすめ!

―― 本当に様々な機能が搭載されているのですね。今回「RD320U」とほかのモニターを並行して使用されていたと思いますが、その中で気づいた「RD320U」が優れている点などありますか?

花田:ちょうど昨日オフィスへ来て「RD320U」を使用して、家へ帰ってすぐに自宅のモニターを使っていたのですが、「RD320U」の縦幅に慣れると他のモニターでは物足りなく感じてしまいますね。あとはやはり「RD320U」は画面がすごく綺麗だなと思いました。4Kということもあり、文字がくっきり見えると感じています。

―― そんな気づきがあったのですね!今回はオフィスのみでの使用でしたが、自宅にあったら重宝しそうな機能を教えてください。

花田:絶対に使うであろう機能で言うと「ブライトネスインテリジェンス(B.I.Gen2)機能」です。リモートワークも週に何日かしているのですが、自宅で作業をしていると、外が暗くなっても作業に集中しすぎていて気づかず、電気も付けずに続けてしまうことがあります。それで画面が眩しいなと感じるときもあるので、画面の明るさ調整を自動でしてくれる機能は、非常に便利だなと思います

―― 最後に、「RD320U」をおすすめしたい人を教えてください。

花田:まずはこれまでお話ししてきた通り、コーディングをする人です。あとは文章を書く人にも向いていると思います。また画面サイズが大きく解像度も高いので、様々な作業を同時にするとか、作業スペースが欲しい人にもおすすめできると思います。

あと僕みたいに作業に集中しすぎて、部屋が暗くなってきてもコードを書き続けてしまうような人には、明るさを自動調整してくれるのでぜひ使ってみてほしいです!

編集後記

「RD320U」が届いたときに組み立てたのですが、まず何よりも「大きい!」という印象でした。画面を付けてPCと繋げると、たしかに液晶が綺麗で、作業がしやすそうだなと感じました。またコーディングモードに切り替えると、背景の黒色とカラフルなコードのコントラストがはっきりとして、視認性が上がったことが目に見えて分かりました。インタビューでも魅力のひとつとして上がっていた「Display Pilot 2」も便利ですね。私もモニターに付いているボタンは操作性があまり好きでは無く、しかし明るさを調整しないと見え方に支障が出るため、不便さを感じながらも設定変更しています。ほかにも便利で、目の疲れに配慮された機能があり、ぜひ日常使いしたいなと感じています。目の疲れを感じていたり、長いテキストを読む作業が多い方など、ぜひチェックしてみてください。

取材/文章/撮影:Qiita Zine編集部

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