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Ateam Brides Inc.Advent Calendar 2019

Day 5

君はVue,Reactの次に来るSvelteを知っているか?

Last updated at Posted at 2019-12-04

はじめに

この記事はAteam Brides Inc. Advent Calendar 2019 5日目の記事です。

はじめまして、エイチームブライズ新卒1年目の@oekazumaです。最近僕がハマっているSvelteに関して書きたいと思います!

Svelteとは?

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SvelteRich Harris氏によって開発されたコンパイラーでVueやReactのようにブラウザー上でコンポーネント化をするフレームワークではなく*.svelteファイルをhtml, js, cssに変換します。
「すらりとした」という意味を持つ名の通り軽量で高速。
ベンチマークでReactの35倍、Vueの50倍速いです。

Svelteの3つの魅力

公式にも書かれている下記の3つを中心に説明していきます!

  1. Write less code (より少ないコードを書く)
  2. No Virtual DOM (仮想DOMはいらない)
  3. Truly reactive (本当に反応的)

Write less code(記述量が少ない)

入力フォームで変数aとbに値を入力し、足して表示するプログラムを例にしてみると

React 442文字


import React, { useState } from 'react';

export default () => {
  const [a, setA] = useState(1);
  const [b, setB] = useState(2);

  function handleChangeA(event) {
    setA(+event.target.value);
  }

  function handleChangeB(event) {
    setB(+event.target.value);
  }

  return (
    <div>
      <input type="number" value={a} onChange={handleChangeA}/>
      <input type="number" value={b} onChange={handleChangeB}/>

      <p>{a} + {b} = {a + b}</p>
    </div>
  );
};

Vue 263文字

<template>
  <div>
    <input type="number" v-model.number="a">
    <input type="number" v-model.number="b">

    <p>{{a}} + {{b}} = {{a + b}}</p>
  </div>
</template>

<script>
  export default {
    data: function() {
      return {
        a: 1,
        b: 2
      };
    }
  };
</script>

Svelte 145文字

<script>
	let a = 1;
	let b = 2;
</script>

<input type="number" bind:value={a}>
<input type="number" bind:value={b}>

<p>{a} + {b} = {a + b}</p>

すごく記述量が少ないことがわかると思います。
書き方自体はVueに似ている部分もあるので既にVueを書いている方だとそんなに違和感なく開発できそうです。

No Virtual DOM(仮想DOMはいらない)

仮想DOMはオーバーヘッドであると言っています。大きな理由としては「実DOMとの差分を計算するのって無料じゃないしオーバーヘッドだよね」というところにあります。
Svelteは仮想DOMを使用せずに同様のプログラミングモデルで十分なパフォーマンスで、状態遷移を考慮することなくアプリを構築できます。
以下の流れでいうとSvelteは1と4だけで済むということです。

仮想DOMでHTMLが書き換わるまでの流れ

  1. 現在の状態(state)が変わる
    2.再レンダリング(仮想DOMの再構成)を実行する
    3.実DOMとの差分を計算する
    4.実際にHTML(=実DOM)を書き換える

Truly reactive(本当に反応的)

ReactおよびVueは、状態変数が変更されたときに更新する場所を追跡できず、その結果、状態変数が存在するコンポーネント全体とそのすべての子を更新します。
一方、Svelteはアプリケーションを介してデータを追跡し、更新された変数に依存する変数のみを更新できます。

さいごに

日本では正直全然話題になっていませんが、海外のフロントエンド界隈では盛り上がっているようでこれから日本でも流行っていくのではないかなと勝手に思っています。
数年後にはVue,Reactと肩を並べて語られている気がする...(^ω^)
今は日本語文献がかなり少ないので盛り上げていってもっと身近にSvelteを感じられるようになれば嬉しいなと思います!
この記事では実践的な部分がなかったのですが、明日に@mkin【Svelte3入門】ToDoリストをチュートリアルと照らし合わせて作ろみゃあ!を書いてくれるので楽しみにしていてください!

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