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IngestAction使って基本的にS3全保管しつつ、Splunkに必要なデータだけ送ってお得に済ます

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はじめに

  • Splunkは安くない
  • データには「高い価値で少量のデータ」、「低い価値で大量のデータ」が存在する
  • でも、Splunkのスキーマオンザフライ技術はスゴイから、可能な限りデータはSplunkにもいれておきたい
  • このニーズを解決するために製品の標準機能として生まれてきたIngestAction**
    ** 元々はHWFなどを使ってCLIで設定して実現していた機能がGUIでも設定できるようになった

やりたいこと

  • 今回は以下要件を実現する設定を入れてみる

1. SysmonデータをすべてS3に保管
2. 特定イベントIDだけをフィルタして、それ以外のイベントIDをSplunkにindex

スクリーンショット 2023-08-30 17.39.56.png

How to

AWS側の準備

  • S3バケットを作成(sysmon-all)
    スクリーンショット 2023-08-30 15.20.48.png

  • IAM RollかKeyでアクセスできるようにIAMから設定

    • IAMポリシー作成し、IAMロールにアタッチ
      スクリーンショット 2023-08-30 15.40.20.png

    • IAMロールをIAMユーザーに紐づけて、アクセスキー&シークレットキーを確認
      スクリーンショット 2023-08-30 15.36.38.png

Splunk側の準備

  • SplunkのSingleインスタンス(SH兼IDX)を用意

  • [取り込みアクション]から設定

スクリーンショット 2023-08-30 15.42.57.png

  • Ingest Action用のDestinationを設定

スクリーンショット 2023-08-30 15.43.42.png

  • Destination Titleは適当に、S3 Buket NameとS3 Endpointを設定

スクリーンショット 2023-08-30 15.44.45.png

- IAMユーザーのアクセスキーとシークレットキーをここで設定し、テスト接続を実施

スクリーンショット 2023-08-30 15.44.52.png

  • 「成功」したら、S3にテストデータが作成されればOK

スクリーンショット 2023-08-30 15.45.51.png

  • 続いてIngest Action用のRuleを設定

スクリーンショット 2023-08-30 15.46.25.png

  • Indexed Dataを選べば、今後indexされるデータを対象にルールが適用されることになります。すでに取り込み済みのデータは対象にはなりません

スクリーンショット 2023-08-30 15.50.12.png

  • まず「1. SysmonデータをすべてS3に保管」を実現するために、条件(なし)=すべて、データの送り先に先程作成したS3宛先の設定を選びます

スクリーンショット 2023-08-30 15.50.21.png

  • 続いて「2. 特定イベントIDだけをフィルタして、それ以外のイベントIDをSplunkにindex」を作成します。
    • _rawデータを対象にして、「3」に該当するものをフィルタします

スクリーンショット 2023-08-30 15.58.23.png

  • 保存。と同時にIngestActionルールは開始されます。

スクリーンショット 2023-08-30 15.51.20.png

結果

  • S3に届いているデータを確認
    スクリーンショット 2023-08-30 15.54.52.png

  • 日付のディレクトリを下ります。 ログが圧縮して保存されています

スクリーンショット 2023-08-30 15.55.17.png

- 圧縮解凍すると、3に一致するデータも保管されています

スクリーンショット 2023-08-30 16.06.19.png

  • Splunkにindexされたデータを確認
    • 見事に3に一致するデータだけindexされていません。それ以外はindexされています

スクリーンショット 2023-08-30 17.03.23.png

ポイント

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