前回のおさらい
本記事のスコープ
- Phantomの理解とインストール
- 実現したいPlaybookのサンプルを選択 ←ここ
- 必要となる連携Appを設定 ←ここ
- Playbookを編集
- Playbookを実行
Playbookの確認
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以下を検索
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3つ出てきていますが
- 1行目は、REPO=communityとなっています。これはcommunityレポジトリからDLしたものという意味です
- 2行目は、REPO=localとなっています。これはREPO=communityのplyabookを編集する際に複製されたものという意味です
- 3行目は、NAME=phishing_investigate_and_respond_v2となっていますが、これはREPO=localのplaybooksを直接編集するのではなく、コピーしてローカル編集した独自のplaybooksという意味です。(編集前にオリジナルを残す目的)
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最初はREPO=communityしか出てこないと思うのでそちらのルールをクリックして編集メニューを開きます。すると以下の画面が現れます
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MISSING ASSETSの警告が出ているので、RESOLVE MANUALLYを選択して中身の構成Appをcheckします
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わたしの環境には既にいくつかのAppが設定されているので見えている数が違うかもしれませんが、ここでplyabook内に使われるappのasset名が確認できます
- threatgrid
- isightpartners
- screenshot machine
- cbprotect
- domaintools
- opendns
- dns
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もともとplaybooksはgithubでも管理されているのでそちらのjsonファイルを見ると中身がよくわかります。
"misc": { "apps_list": ["VirusTotal", "DomainTools", "WHOIS", "MaxMind", "OpenDNS Investigate", "Carbon Black Response", "WildFire", "LDAP", "iSight Partners", "Screenshot Machine", "Threat Grid", "DNS"] },
- 一度playbookは閉じて、次に必要なappを設定していきます。
必要なAppの設定
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今回は、簡単に利用できるAPIを厳選して設定していきます。
- Virustoal
- MaxMind
- ScreenShot Machine
- WHOIS
Virustoal
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無償でhash, IP, URLなどのレピュテーション調査が行えるAppです
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virustotalに会員登録して、Free版のAPIキーをGETします。フリー版はAPIリクエスト制限回数がありますが評価時には使えます。
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phantomのAppメニューのunconfigured appからvirustotalと検索して「CONFIGURE NEW ASSET」をクリック
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Asset Settingsタブに移動してAPIを設定
※地味にLimit Number of requests to 4 per minuteはチェック入れておいたほうがいいです。 -
test passedならvirustotalのasset設定は完了です。
MaxMind
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Configured Appsとして設定
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maxmindもappの設定は、google mapとの連携をしておくと便利なのでgoogle mapのAPI取得から始まります。
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Google map API利用までの設定方法(Freeでも使える)
https://developers.google.com/maps/documentation/javascript/get-api-key
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Maps JavaScript APIを有効化します

ScreenShot Machine
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まずはAPI取得のためにアカウント登録
-Screenshot machineの設定は終わりです。
WHOIS
おまけApp(なくてもOK)
LDAP
- ActiveDirectoryサーバに対してLDAPクエリをかけてユーザ情報をもってきたり、ユーザーを無効化することもできるApp
- Administratorなどの管理者ユーザを設定
- TEST CONNECTIVITYでpassすれば設定完了
Office 365
- 指定メールボックスに入ったメールを自動取込するためのappとして利用

- Office365側の設定ガイドはappのDocumentationをクリックして参照

- Office365側の設定は慎重に見ながら進めてください。

- Office365の設定を済ませて簡単なbasic認証でメールを受信取得するように設定

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わたしがハマったポイント
- 存在するMailboxを作成していなかったため、メールの収集に失敗。

- ちゃんと指定したメールボックスを作成することを忘れずに。

- メール収集インターバルも設定忘れずに。

- test connectivityが成功すればOK

Next
- 設定したAppを元にplayookを修正しながら動くものを作りたいと思います。