arduino-cli で arduboy™ 向けのスケッチをビルドできるようにする手順のご紹介。
登場人物
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arduino-cli
- コマンドラインで arduino 開発のための各種処理が実行できる
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Arduboy™
- arduino leonardo をベースにしたクレジットカード大のサイズのゲーム機
arduino-cli のインストール
基本的には、公式サイトのインストール手順の通りにやれば良い。
以前はインストールするのに go の環境が必要だったが、最近(2020年3月現在)はそうでもないようだ。
インストールスクリプトを利用する場合、PATH が通っているところにインストールしないと文句を言われてしまう。1
$ ARDUINO_INSTALLER_URL="https://raw.githubusercontent.com/arduino/arduino-cli/master/install.sh"
$ curl -fsSL ${ARDUINO_INSTALLER_URL} | BINDIR=/usr/local/bin sudo -E sh
arduboy™ ボードの追加
通常の arduino 各種ボードと共に、arduboy™ ボードも併せて追加する。
3rd party 製のボードを追加する際は、ボードマネージャー情報の URL を --additional-urls
オプションで指定する必要がある。
$ ARDUINO_ADDITIONAL_URL="https://arduboy.github.io/board-support/package_arduboy_index.json"
$ arduino-cli --additional-urls ${ARDUINO_ADDITIONAL_URL} core update-index
$ arduino-cli --additional-urls ${ARDUINO_ADDITIONAL_URL} core install arduboy:avr
$ arduino-cli core install arduino:avr
arduboy™ 関連の各種ライブラリの追加
とりあえず、こんな感じで。
$ arduino-cli lib install Arduboy
$ arduino-cli lib install Arduboy2
$ arduino-cli lib install ArduboyPlaytune
$ arduino-cli lib install ArduboyTones
$ arduino-cli lib install Arduboy-TinyFont
スケッチのビルド
--fqbn
オプションに arduboy:avr:arduboy
を指定するのがポイント。
$ arduino-cli compile --fqbn arduboy:avr:arduboy (スケッチのディレクトリパス)
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インストールそのものは成功しているようなのだが、ちょっと気持ち悪いので…
自分が ubuntu 18.04 LTS で試した際は、sudo
を使って/usr/local/bin
の下にインストールした。 ↩