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IPFS・Filecoin・Arweaveのざっくりとした概要

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はじめに

分散ファイルシステムについて勉強したため、理解したことをまとめる。
※間違っている情報があれば、ご指摘いただければ幸いです。

IPFSの概要

InterPlanetary File Systemの略で、分散ファイルシステムのプロトコルである。

従来のインターネットは、IPアドレスによって、データの場所を指定する。
IPFSは、CID(コンテンツアドレス)によって、コンテンツ(データ)自体を指定する。

従来のインターネットでは、特定の場所のデータを取得するため、提供元に障害が発生した場合、データを取得できなくなる。
IPFSは、コンテンツが保存されていれば、IPFSネットワーク内のどのノードからでもデータを取得できる。そのため、単一障害点が発生しにくい。

分散型ファイルシステムの比較

IPFS

IPFSのネットワーク自体には、ファイルを保存するインセンティブの設計がない。
そのため、一定期間アクセスされなかったデータは、削除される可能性がある。
削除されないようにするには、PinataやInfuraなどの有料サービスを利用し、データをPin止めする必要がある。

Filecoin

Filecoinは分散的にファイルを保存できるブロックチェーンである。
ファイルを保存しているノードは、FILという仮想通貨でインセンティブを受け取る。
定期的にFILを支払い続ける限り、ファイルは永遠に保存される。
2020年10月15日にメインネットが公開された。

Arweave

Arweaveは分散的にファイルを保存できるブロックチェーンである。
ファイルを保存しているノードは、ARという仮想通貨でインセンティブを受け取る。
1度支払いを行えば、最低200年という長期間ファイルを保存してもらえる。
2018年6月にネットワークがローンチされた。

まとめ

IPFSに保存すればデータが永遠に保存されると思っていたが、有料サービスを利用しない限り、データが削除される可能性があると分かった。
データの永続性については、1度支払いを行うと200年保存してくれる、Arweaveが一番良いと思った。

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