これはHubble Advent Calendar 2024の3日目1の記事です。
はじめに
こんにちは!株式会社Hubbleでバックエンドエンジニアをしている@oaktomeです。
昨年のHubbleのアドカレは、Rubyのバージョンアップの話やGitHub Actionsの話を書きました。
今年は何を書こうかと考えていましたが、僕がここ半年くらいチーム内でEM(エンジニアリングマネージャー)的な働き方をしてみたので、EM Lv1見習いの僕が、どういうことをやったのかについて書こうかなと思います。
僕と似たような境遇だったり、現在エンジニアでEMへの転換に興味があるような方に、少しでも参考になればいいな〜と思っています!
僕について
まず簡単に僕の経歴を書いておきます。
僕は新卒でエンジニアとして働き始めて今年で11年目くらいになります。
主に業務用やto B向けのWebアプリケーションのバックエンド・フロントエンドや、AWSやさくらインターネットといったクラウドインフラの構築、業務用アプリケーションを作る現場では各種設計書の作成を行ったり、別の現場ではPhotoshopでWebサイトに使う写真素材の加工みたいなことをしたこともあります。
バックエンドは主にRuby、PHPをメインに書いています。HubbleではメインのアプリケーションがRubyなのでここ数年はずっとRubyを触ってバックエンドエンジニアとして働いています。最近は生産性効率やDX(Developer Experience)の向上に興味があり、メンバーと協力しながらエンジニアが作業しやすい環境を作ることを目標にしています。
なぜEMを?
そんなバックエンドエンジニアとしてキャリアを積んでいた僕がなぜEMをやることになったのかというと、理由はいくつかありますが、大きな理由として僕自身がエンジニアとしてプロフェッショナルを目指していくというよりは、もっと色々な引き出しを増やしていきたいという思いがありました。
DevOps、SRE、EM、など目指していく目標の選択肢はいくつかありましたが、会社として現状エンジニアのマネージメント層が不足していることもあり、僕の所属するチーム内かつバックエンド側のエンジニアのEMとしてチャレンジしていくかたちになりました。
実際にやってみて
実際にEMをやってみると言っても、人によって、会社によって色々と定義があると思います。
僕が実際に行ったのはこの表で言うところのプロジェクトマネジメントと一部テクノロジー、ピープルのマネジメント部分です。
※画像はこちらの記事からお借りしました。
具体的にはプロジェクト単位で実装に先駆けて設計を考えたり、実装者と一緒に実際の実装方針などを相談したり、エンジニアのスケジュールマネージメントをおこなったり…ということを行いました。
実際にEMとして働いてみて一番強く感じたのは、各メンバーの適正や働くスタイルを考えてうまくいくようにサポートしていくことの重要性でした。
円滑にプロジェクトを進めるためのスタートからゴール、バックエンドエンジニアであればDBやAPIの設計をおこないフロントエンドエンジニアにバトンタッチするまで、をどういう筋立てで行くか考えなければなりません。
メンバーによって、1人でガツガツ自走できるけど少しコミュニケーションが苦手なタイプの方や、シンプルに自分自身でスケジュールを管理するのが苦手な方、最初はパフォーマンスを発揮するけど後半は失速気味になってしまう方など様々なタイプの方がいます。
そこに更に、その人が持っているサービスのドメイン知識であったり、技術力などを考慮した上でどういう風に進めていくかを考えて、適切な接し方で一緒に頑張る、マネージメントをする、というのが重要でありかつ難しい点だなと感じました。
実際まだまだ上手くできませんが、まずはメンバーのことを知りお互いに信頼関係を築くことが重要だと理解できました。
またPdM、他部署、経営陣とメンバー間の橋渡し的な役割もやりがいがあった部分ではあります。
お互いのああしたい、こうしたい、や意見、相談などを取りまとめて相手に伝わるように話したり、交渉することが必要でした。個人的にここはある程度うまくできていたのかなと思います。
最近特に痛感しているのは、つい実装担当のメンバー視点のみで考えがちになってしまい、プロジェクト全体のスケジュールだったり、細かな仕様を見落としていたりすることがあることです。
より広い視野で、先のことまで考えた上で計画、発言することが課題だと感じています。
これからについて
約半年間ほどEM的なことをやってみて、自分の中で新しい視点や発見・うまく回している手応えもありましたが、まだまだ課題が多いな、というのが正直な感想です。
これからのキャリアパスとして、まずはこのままEMとして頑張っていき、他チームにもいい意味で影響が出るくらいになりたいな、思っています。
それからもう少しピープルマネジメントに特化するのか、元々興味があったDXなどテクノロジー部分にも手を伸ばしていくのか決めていこうと思っています。
最後に
つらつらと僕の経験した感想を書いてきましたが、冒頭でも書いた通り同じように目指しているような方へ、少しでも参考になればと思います。
Hubbleは興味があればまずやってみようでチャレンジできるし、もし失敗してもドンマイ、次は頑張ろう!と言ってくれる会社なので、普段あまり積極的に表に出ない僕でも、試してみたいことをやらせてもらえる環境があって経験値を貯めることができていると感じています!
明日はHubbleが誇るフロントエンドチームのリーダー、@KOHETsさんの投稿です。
お楽しみに!
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平日のみの投稿なので、投稿日は4日ですが3日目の記事としています。 ↩