概要
S3のライフサイクルルールを使用してバケット内にあるファイルを
一定期間経過後に移行するように設定していきます。
S3ライフサイクルルールとは
S3に保存されているファイルを違うストレージクラスに移動したり、
設定した期間で削除したりするときに使用する設定になります。
参考:https://dev.classmethod.jp/articles/3minutes-s3-versioning-lifecycle/
実施手順
今回は簡単にバケット内にあるファイルを1日後に別のストレージクラスへ
移行する設定を実施していきます。
(2)S3バケットの管理タブより「ライフサイクルルールを作成する」を選択。
(3)ライフサイクルルール名は任意の名前に設定し、今回はバケット内の
すべてのオブジェクトにルールを適用。
(4)今回は一番単純な「現行バージョンのオブジェクトをストレージクラス間で移行する」に設定。
(5)S3バケット内にアップロードされたファイルを1日後にGlacier Flexible Retrievalへアップロードするように設定。これでルールの作成を選択。
(6)ルールの作成完了後に管理タブ内に作成したルールが表示されたことを確認。
(7)S3にファイルをバケット内へアップロード。
これで1日後に移行されていれば、設定が正しくされていることになります。
1日経過後には以下の通り、ストレージクラスが変更されておりルール通り
移行が正しく実施されていることを確認。
なおデフォルトでは128kb未満のファイルにはルールは適用されないので注意が必要です。
まとめ
今回は簡単にですが、ライフサイクルルールでファイルの移行を実施してみました。
実務でもバケット内の整理でライフサイクルルールを使用することもあると思うので
もう少し複雑な設定も今後取り組んでいけたらなと思います。