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お名前ドットコムで取得したJPドメインをAmazon EC2で利用する手順

Last updated at Posted at 2022-01-12

「お名前ドットコム」で取得した JPドメイン を「Amazon EC2」で利用するための手順です。
もし誤っている箇所などがありましたら、連絡してもらえると助かります。

概要

「Route 53」と「お名前ドットコム」のそれぞれの画面でネームサーバーの設定を行います。
設定手順は以下です。

Step1: ネームサーバーを設定

[ Route 53ホストゾーン ]画面より、[ ホストゾーンの作成 ]ボタンを押してください。
スクリーンショット 2022-01-12 22.51.06.png

Step2: ホストゾーンの作成

項目[ ドメイン名 ]に任意のドメイン名を、
項目[ タイプ ]に「パブリックホストゾーン」を選択して、ホストゾーンの作成をしてください。

スクリーンショット 2022-01-12 22.40.10.png

Step3: ネームサーバーの取得

以下画面のタイプ[ NS ]レコードの「値/トラフィックのルーティング先」の値を コピー しておいてください。

スクリーンショット 2022-01-13 0.36.17.png

Step4: お名前ドットコムでネームサーバーを設定

お名前ドットコムでネームサーバーを設定手順は以下です。
まず、[ ネームサーバーの設定 > 2.ネームサーバーの設定 > その他のサービス ]画面へ遷移してください。
スクリーンショット 2022-01-12 22.56.34.png
スクリーンショット 2022-01-12 22.57.19.png

Step3 でコピーしたネームサーバーの情報を入力してください。
末尾の「.」は不要なため、削除してください。
スクリーンショット 2022-01-12 22.58.17.png

以上で、72時間以内には完了します。私は数時間で完了してました。

確認方法

確認は「dig」コマンドを実施して、DNSサーバー(「AUTHORITY SECTION」部分)の値を確認してください。
Step4 で設定した値が表示されていれば OK です。
または、「JPRS Whois」のサイトより、対象ドメインを検索して[ Name Server ]が意図した値になっていることを確認してください。

注意点

「Route 53」に JPドメイン を移管して、失敗した話。
2021年に勉強も兼ね、「お名前ドットコム」で獲得した JPドメイン を「Amazon EC2」で利用したかったため、「AWS Route 53」へドメイン移管しました。
移管自体はできたのですが、その際に以下の不満点が発生。

  1. 「Whois情報の公開代行設定」ができない
  2. 「Route 53」への移管費用がまぁまぁ高価
  3. 「Route 53」から別レジストラへ移管するのが困難

上記の不満点を簡単に解説。

1. 「Whois情報の公開代行設定」ができない

JPドメインを取得する際に、個人情報(住所氏名、電話番号、生年月日など)を入力し、それを全世界の人が閲覧可能な状態にする必要があります。
個人情報なので、基本はレジストラの情報で代行してもらうのが一般的なのですが、それができませんでした。
どうやら 海外のドメインレジストラ では、GCPも含めてダメっぽいです。

2. 「Route 53」への移管費用がまぁまぁ高価

2021年1月頃に実施し、「.jp」は「.me」などに比べると割高のようで 約9000円 取られました。
結局利用しなかったので、無駄に。。

3. 「Route 53」から別レジストラへ移管するのが困難

「Route 53」の管理画面から別のレジストラに移管しようとしましたが、
JPドメインでは、本来できるはずの「有効」となっている移管のロックを「無効」にすることが、できませんでした。。
スクリーンショット 2021-02-04 17.34.26.png
どうやら サポートしていない ようです。
スクリーンショット 2021-02-04 17.41.01.png
サポートセンターにお問い合わせしましたが有効な回答は得られず、結局できなかったです。。(;_;)
(もしかしたら、私の知らない方法はあるかもしれないないですが。。)

結論

基本、JPドメインは「Route 53」へ移管しないほうが良い。

参考

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