「ファイル名を指定して実行」で格好良く、特定のディレクトリでエクスプローラーを開く方法をシェアします。ここでいう特定のディレクトリとは、例えば、高頻度で使用するフォルダを指します。
このハックは、とある先輩から教えていただいたものです。ご教示ありがとうございました!
はじめに
「ファイル名を指定して実行」とは、 Windows
キーを押しながら R
キーを打鍵することで表示されるダイアログ (何かしらの入力を受け付けてくれる小窓) です。これは主に、キーボード入力のみでプログラムを立ち上げる用途で使われます。
エクスプローラーとは、 Windows
キーを押しながら E
キーを打鍵することで表示される窓です。これは主に、ファイルおよびフォルダを管理する用途で使われます。
また、以下の2つを満たすことで、エクスプローラーを格好良く使えたとします。
- カーソル操作なしに特定のディレクトリでエクスプローラーを開くこと
- 上記を行うために、実行時間をかけないこと
何するの?
「ファイルを指定して実行」からリンクを叩くことにより、特定のディレクトリでエクスプローラーを開きます。
ちゃんと説明しますと、「ファイルを指定して実行」から stua
と命名したリンクを叩くことによって、C:\Users\...\2018\saving-the-universe-again
のフォルダに、短時間でアクセスしました。
設定手順は?
前章のテクニックが実現できるまでの操作手順を示します。なお、括弧の中に示す内容は、必要に応じて行うべき操作です。
- リンク集のフォルダを作成する (+ そのフォルダへパスを通す)
- 特定のディレクトリにアクセスするためのリンクを作成する (+ リンク名を変更する)
- リンクをリンク集のフォルダに移動させる
具体的にどう設定する?
スクリーンショットを交えながら、設定手順を説明します。
1. リンク集のフォルダを作成する (+ そのフォルダへパスを通す)
以降の手順では、ユーザー直下に自動的に生成する Links
( もしくは links
) を、リンク集のフォルダとして利用します。もちろん、リンク集のフォルダとして、新たにフォルダを作成してもらって構いません。
Links
にパスを通します。
2. 特定のディレクトリにアクセスするためのリンクを作成する (+ リンク名を変更する)
続いて、高頻度で使用するフォルダのリンクを作成します。ここでは、saving-the-universe-again
のリンクを作成しています。
必要であれば、「ファイルを指定して実行」時に打鍵する文字数を減らすために、リンク名を変更します。ここでは、saving-the-universe-again
→ stua
としています。
3. リンクをリンク集のフォルダに移動させる
そして最後、先ほどの stua
を、パスの通ったリンク集のフォルダ直下に移動させます。
これで準備は終わりです。お疲れ様でした。
まとめ
この記事では、「ファイル名を指定して実行」で格好良く、特定のディレクトリでエクスプローラーを開く方法を示しました。あらゆるWindowsユーザーにとって、重宝するテクニックだと信じています。ぜひ習得してください!
最後に、この記事が、皆さんの快適な業務の一助となれば幸いです。
参考
探したいフォルダに1秒でたどり着ける爆速ショートカット: 先達です。書いてから記事の存在に気づきました...
「ファイル名を指定して実行」で、よく使うやつ: この記事で示したこと以外の、「ファイル名を指定して実行」の便利な用途を紹介しています。
余談1: デスクトップにリンクを貼れば済む話ではないのか?
それで済むなら良いと思います。デスクトップにリンクを貼る手段によっても、特定のディレクトリでエクスプローラーを開くことができます。
しかし、自分は、デスクトップを最前面に持ってきてリンクを叩くこと、そしてリンクを叩くために途中でカーソル操作に移行することは煩わしいと感じます。つまり、この手段は自分の肌に合ってません。
そのため、カーソル操作なしに、同等の成果を実現できないかと考えていました。
余談2: リンク作れば何でもいける?
はい、「ファイル名を指定して実行」は、わりと多くのリンクを受け付けてくれるようです。実行ファイルのリンクでも、Webページのリンクでも「ファイル名を指定して実行」で叩くことができました。
この例として、Qiitaのtrendへのリンクを作成し、一通りの設定をしておくと、ブラウザのホーム画面を見ることなく、Qiitaのtrendにアクセスすることができます。(しかし、お気に入りからアクセスする場合と比べ、手間がかかっている気がします。)