【Laravel】ミドルウェア操作方法

ミドルウェアとは

リクエストがコントローラのアクションに届く前後に配置されるレイヤー層となるプログラムのこと。リクエストを受け取るとコントローラ処理の前後に割り込み、アクションの処理が実行される前後に独自の処理を実行する。

ミドルウェア作成方法

ターミナルで以下のコマンドを入力します。

php artisan make:middleware ミドルウェア名

app/Http/Middleware内に作成される。

public function handle($request, Closure $next)
{
    return $next($request);
}

作成したミドルウェアクラスのなかにhandleメソッドというメソッドが1つだけがある。

• 第一引数はRequestインスタンスが渡される
  • リクエストの情報を管理
• 第二引数はClosureクラスのインスタンス
  • 無名クラス(クロージャ)
• $nextはRequestのインスタンス

このhandleメソッドにコントローラ前後に実行したい処理、新たなデータやmergeメソッドなど追記する。

コントローラの前に実行したい場合

public function handle($request, Closure $next)
{
    -----処理-----
    return $next($request);
}

コントローラの後に実行したい場合

public function handle($request, Closure $next)
{
    $request = $next($request)
    -----処理-----
    return $request;
}

最後に利用するミドルウェアを呼び出す処理の追記が必要。
routes/web.phpにルート情報にミドルウェアの呼び出し処理を追記する。

Route::get(.....)->middleware(利用するミドルウェアクラス)->middleware(利用するミドルウェアクラス);

あとはコントローラとテンプレートの修正をすれば、ミドルウェア作成完了！

グローバルミドルウェア

グローバルミドルウェアは全てのアクセスで自動的に実行される。
app/Http/Kernel.phpのKernelクラスの$middlewareという変数の中にグローバルミドルウェアは配列としてまとめられている。
ここにルートを追記すれば、グローバルミドルウェアとなる。

ミドルウェアのグループ化

複数のミドルウェアを管理する。app/Http/Kernel.phpのKernelクラスの$middlewareGroupsという変数の中にミドルウェアのグループの配列がある。
この配列の中に、グループ名とルート情報を追記すれば、グループ化できる。

※ 備忘録目的の記事です