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巨大森林リレーションの修正方法

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OSMの日本地域では、巨大な森林リレーションが配置されていることがあります。

これは過去に国土数値情報 (KSJ2) からインポートされたデータなのですが、この森林データを編集する際、リレーションを壊してしまうことがよくあります。

ここでは、そのリレーションの修正方法を解説します。


壊れた森林リレーションの発見

森林リレーションが壊れている場所を見つけるのは簡単です。

OpenStreetMap.orgのデフォルトMapnikで、森林の描画がごっそりと無くなります。

どうやらこの地域は、リレーションが壊れているように見えます。

スクリーンショット_2013_06_21_16_34.png


リレーションメンバーのダウンロード

森林のウェイが本来存在していそうな部分にアタリをつけ、どこでもよいので、まずはJOSMで適当にOSMデータをダウンロードします。

ダウンロードしたデータの中に森林リレーション情報があればビンゴです!

JOSM右側のウィンドウに表示されているリレーション情報から、編集ボタンを押します。

リレーションの編集ウィンドウが開かれますので、オブジェクトIDを適当なエディタにメモしましょう。

スクリーンショット_2013_06_21_16_36.png


リレーションのダウンロード

JOSMのメニューからファイル->オブジェクトをダウンロードを選択して、オブジェクト単体をダウンロードする画面を開きます。

スクリーンショット_2013_06_21_16_17.png

オブジェクトのID番号を入力します。

この際、作業を行いやすくするため、別レイヤーとしてダウンロードすることをオススメします。


メンバーの状態確認

ダウンロードしたリレーションの内容を検分します。

スクリーンショット_2013_06_21_16_19.png

リレーションが壊れている場合、多くはリレーションメンバーが削除されるか、メンバーの並び順が間違った順番になってしまっています。

本来の森林リレーションは、以下の構成になっているはずです。

貼り付けた画像_2013_06_21_17_08_1.png

壊れてしまったリレーションを、この姿に戻す必要があります。


メンバーの自動並び替え

修正にあたり、まずはおもむろにメンバーの自動並び替えを行います。

分割されているメンバーが自動的にいくつかの塊にまとめられ、ざっくりとではありますが、作業の下準備が整います。

スクリーンショット_2013_06_21_16_20.png


正しい順番へのメンバーの並び替え

outerのウェイが正しい順番となるよう、地道にメンバーの並び替えを行います。

スクリーンショット_2013_06_21_16_21.png

ウィンドウ左側のボタンを押すと、選択したメンバーの順番を上下に変更することができます。

スクリーンショット_2013_06_21_16_21_2.png

本来あるべき位置のメンバーやウェイが存在しない(=誰かに消されてしまった)場合は、Bing等を参考にしてその部分を描画し、そのウェイをメンバーとして追加してください。

今回の場合、ウェイ接続が途切れている部分を確認したところ、ウェイの接続が途切れている箇所がありました。

スクリーンショット_2013_06_21_16_22_1.png

ウェイを書き足して、繋ぎます。

スクリーンショット_2013_06_21_16_24.png

もう一度リレーション情報の編集画面を開いて確認したところ、無事、outerのウェイが円周としてつながったようです。

スクリーンショット_2013_06_21_16_25.png

outerウェイが正しく円周として配置されると、リレーションメンバーの順番表示が円として閉じられます。

この状態になれば、作業完了です。

OSMサーバへデータをアップロードしてください。

森林エリアの再描画は、対象エリアが広大なため、レンダリングに多少時間がかかることがあります。

場合によっては半日〜数日かかることがありますので、気長に待ってください。