0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

話題のClaude Opus 4.5で構成図を生成してみた

Last updated at Posted at 2025-12-05

はじめに

最新モデルの Claude Opus 4.5 が公開されましたね!
SNS で構成図生成の精度が向上したという情報を見かけたため、実際に Claude Sonnet 4.5 と比較して試してみました。
AI だけで構成図を作成できれば、資料作成がぐっと楽になるはず。

Opus 4.5とは

Claude Opus 4.5は、2025年11月25日にAnthropicがリリースした最新モデルです。
Anthropic公式では「コーディング、エージェント、コンピュータユースに最適な世界最高のモデル」と表現されています。

  • 複雑な画像解析タスクが可能で、画像生成や Excelの対応が強み。
  • AIエージェントが複数タスクを学習する過程が、Opus 4.5は4回の反復でピーク性能に到達し、その後のタスクに学習内容を適用するのだそう。(Sonnet4.5は10回必要とされています)
  • 出力トークンの価格は $25/100万とopus4.1と比較すると1/3の価格になっています

実際に作成してみた

手順

  1. XML を作成するプロンプトを各モデルに入力
  2. XML を draw.io の File > Import からインポート

Claude Opus 4.5 で作成

プロンプト

draw.ioで外部接続可能なWebアプリケーションアーキテクチャを表示するためのxmlを、AWSアイコンを利用して、VPCやサブネットを含める形で作成してください。

結果

Opus4.5-1

ElastiCache がある!CloudFront を利用した構成になっていたり、RDS のために Secrets Manager が書いてあったりと結構詳細な構成図になっていますね。
ただ、アイコンがつぶれてしまっているのが残念です。再度プロンプトを変えてリトライします。

プロンプト

draw.ioで外部接続可能なWebアプリケーションアーキテクチャを表示するためのxmlを、AWSアイコンを利用して、VPCやサブネットを含める形で作成してください。 EC2のアイコンが変になってしまうので、公式アイコンをそのまま利用してください。

結果

Opus4.5-2

アイコンが正しく表示されるようになりました! ElastiCache は消えてしまいましたが、簡単にプロンプトに記載するだけで改善できました。CloudFront を含む構成で、個人的には十分な実用レベルの構成図だと感じました!

Sonnet 4.5 との比較

同じプロンプトで Claude Sonnet 4.5 でも試してみました。

結果

Sonnet4.5-1

ALB を前段においたシンプルな構成になっています。RDS と EC2 のサブネットが一緒になっているのが気になりますね。
こちらも EC2 のアイコンがつぶれてしまっているのがちょっと惜しいです。こちらは何度かプロンプトを変えて試したものの、EC2 のアイコンだけ表示されませんでした...
でも手動修正すれば使えそうなレベルではあると思います。

トークン消費量の比較

モデル名 消費トークン数(概算)
Claude Opus 4.5 約 8,700 トークン
Claude Sonnet 4.5 約 5,600 トークン

まとめ

Opus 4.5 で実際に構成図を作成してみた感想は、正直かなり優秀だということです。自然言語のプロンプトだけで、これだけ詳細な構成図が生成できれば資料作成に役立ちそうです。

ただ、複数のレイヤーにしっかり分けたい、もっと細かい指示を反映させたいという場合は、もう少しプロンプトの工夫が必要そうですね。

Sonnet 4.5 との比較では、コストを気にしなくていいなら Opus 4.5 一択という感じがしました。複雑なタスク、細かい要求への対応力が段違いです。Excel ファイルの解析や処理についても試してみたくなりました。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?