はじめに
最新モデルの Claude Opus 4.5 が公開されましたね!
SNS で構成図生成の精度が向上したという情報を見かけたため、実際に Claude Sonnet 4.5 と比較して試してみました。
AI だけで構成図を作成できれば、資料作成がぐっと楽になるはず。
Opus 4.5とは
Claude Opus 4.5は、2025年11月25日にAnthropicがリリースした最新モデルです。
Anthropic公式では「コーディング、エージェント、コンピュータユースに最適な世界最高のモデル」と表現されています。
- 複雑な画像解析タスクが可能で、画像生成や Excelの対応が強み。
- AIエージェントが複数タスクを学習する過程が、Opus 4.5は4回の反復でピーク性能に到達し、その後のタスクに学習内容を適用するのだそう。(Sonnet4.5は10回必要とされています)
- 出力トークンの価格は $25/100万とopus4.1と比較すると1/3の価格になっています
実際に作成してみた
手順
- XML を作成するプロンプトを各モデルに入力
- XML を draw.io の File > Import からインポート
Claude Opus 4.5 で作成
プロンプト
draw.ioで外部接続可能なWebアプリケーションアーキテクチャを表示するためのxmlを、AWSアイコンを利用して、VPCやサブネットを含める形で作成してください。
結果
ElastiCache がある!CloudFront を利用した構成になっていたり、RDS のために Secrets Manager が書いてあったりと結構詳細な構成図になっていますね。
ただ、アイコンがつぶれてしまっているのが残念です。再度プロンプトを変えてリトライします。
プロンプト
draw.ioで外部接続可能なWebアプリケーションアーキテクチャを表示するためのxmlを、AWSアイコンを利用して、VPCやサブネットを含める形で作成してください。 EC2のアイコンが変になってしまうので、公式アイコンをそのまま利用してください。
結果
アイコンが正しく表示されるようになりました! ElastiCache は消えてしまいましたが、簡単にプロンプトに記載するだけで改善できました。CloudFront を含む構成で、個人的には十分な実用レベルの構成図だと感じました!
Sonnet 4.5 との比較
同じプロンプトで Claude Sonnet 4.5 でも試してみました。
結果
ALB を前段においたシンプルな構成になっています。RDS と EC2 のサブネットが一緒になっているのが気になりますね。
こちらも EC2 のアイコンがつぶれてしまっているのがちょっと惜しいです。こちらは何度かプロンプトを変えて試したものの、EC2 のアイコンだけ表示されませんでした...
でも手動修正すれば使えそうなレベルではあると思います。
トークン消費量の比較
| モデル名 | 消費トークン数(概算) |
|---|---|
| Claude Opus 4.5 | 約 8,700 トークン |
| Claude Sonnet 4.5 | 約 5,600 トークン |
まとめ
Opus 4.5 で実際に構成図を作成してみた感想は、正直かなり優秀だということです。自然言語のプロンプトだけで、これだけ詳細な構成図が生成できれば資料作成に役立ちそうです。
ただ、複数のレイヤーにしっかり分けたい、もっと細かい指示を反映させたいという場合は、もう少しプロンプトの工夫が必要そうですね。
Sonnet 4.5 との比較では、コストを気にしなくていいなら Opus 4.5 一択という感じがしました。複雑なタスク、細かい要求への対応力が段違いです。Excel ファイルの解析や処理についても試してみたくなりました。


