はじめに
卒業と同時に、大学のアカウントが消えてしまいます。
いままで大学の環境で作業してきたファイルたちをバックアップしたい時期ですよね。
使用容量が限られている場合だと、ssh
後、$HOME
を圧縮したファイルを生成する容量の余裕もありません。
そこで、大学環境にファイルを生成しなくてもバックアップできるコマンドの紹介です。
(大学にかぎらずSSHしてコマンドが叩ける環境ならどこでも使えます)
バックアップコマンド
バックアップの仕方は、以下のコマンドをローカルでたたきます。後は待つだけです。
(リモートでたたかないことに注意)
ssh myuserid@hogehoge.ac.jp tar zcf - . > my_backup.tar.gz
コマンドを叩くと、
大学の$HOME
が圧縮されたmy_backup.tar.gz
がローカルのカレントディレクトリに生成されていきます。
詳細
そもそもssh
コマンドは、例えば、ssh myuser@hoge.jp ls -l
とすればリモートでのls -l
の結果が返ってきます。
-
myuserid@hogehoge.ac.jp
はいつもログインしているものに変更してください -
tar zcf - .
-
.
はリモートログイン後のカレントディレクトリ(おそらく$HOME
)になります -
zcf
は圧縮のオプションです -
-
は圧縮結果を標準出力に吐かせる指定です
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> my_backup.tar.gz
はリダイレクトで標準出力に出てきているtar.gz
をローカルにファイルとして保存します
進捗の確認
別のターミナルを開いて、以下のコマンドでファイルの容量の増加を確認すれば、いいと思います。
du my_backup.tar.gz