今年の6月に AWS SAA(Solutions Architect - Associate) を受験し、合格しました。今更ながら、合格までの学習記録を公開します。
自己紹介
去年までネットワークエンジニアをしていましたが、インフラ全般の経験を積みたいという想いから転職し、今年の1月からサーバーやクラウドを触る職場に入りました。AWSの構築経験が全くなかったので、知識を深めるためにSAAの勉強を始めました。(ちなみにサーバの方も全くの未経験だったので、LPICを勉強しました。体験記はこちら)
AWSについては2年ほど前にクラウドプラクティショナーを取得していたので、EC2やRDSなど基本的なサービスの名前と用途はわかる、というくらいの前提知識でした。
試験結果
2024年6月24日受験
865点/1000点で合格
学習期間:3か月
教材
参考書は、こちらの教材を使いました。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784815617943
問題演習は、Ping-tを使いました。
https://mondai.ping-t.com/g
LPICの合格体験記でPing-tの魅力を語っていましたが、本試験でもPing-tを活用させていただきました。
学習方法
SAA試験では 「このサービスはどんな機能でしょうか?」 みたいな問題はほとんどなく、 「こういうことを実現するには、どのサービスを組み合わせれば良いでしょうか?」 という聞かれ方をします。なので、単にサービスの知識を身に着けるだけではなく、「この構成を実現するためにはこのサービスを使う」 という応用的な考え方が必要になります。
Ping-tのSAA問題集では、サービスごとの知識問題と、本番レベルの演習問題の2種類が用意されています。
まず参考書を読み込んでサービスの概要を理解し、Ping-tによるアウトプットで理解を深め、一通りのサービスを理解してから本番レベルの問題に手を出しました。
今回も、Ping-tはレベル40(全問題を2回以上連続で正解、模擬試験モードで9割以上を10回達成)になるまでやりこみました。
勉強は、日々の通勤時間で行っていました。リモートワークで通勤がないときは、仕事終わりに家で勉強していました。
自分のAWS環境も用意しましたが、時間が取れずあまり実機は触っていなかったです。
会社で検証用のAWS環境が与えられていたので、仕事中の空いた時間で触ってはいましたが、すべてのサービスのすべての機能は試せませんでした。
試験本番
仕事終わりにテストセンターで受けてきました。
試験は65問あり、内訳は以下のような感じでした。
・30問:Ping-tと似た問題
・30問:Ping-tの応用で解ける問題
・5問:全く見たことないサービスの問題
スコアに関係ない問題が15問出るので、見たことないサービスの5問と応用問題のうち10問が関係ない問題だったのかなと思います。15問はスコアに関係ないと知っていたので、難しい問題があっても「これはスコアに影響しないな!」と割り切って、気楽に捨ててました。
試験の時間は2時間近くあるので、じっくり解いたとしても時間が足りなくなることは無いと思います。私は2,3周見直しをしましたが、1時間程度で退室できました。
この手の試験にしては珍しく、試験結果はその場で確認できず後日通知でした。早い時間に受ければその日の内に通知が来るそうですが、私は夕方に受けたので通知は翌日の早朝でした。朝起きたら合格メールが届いていたので、朝4時に「やったー!」と叫んでしまいました。笑
ちなみに・・・「不合格の人は試験終了後に不合格通知が出るので、それが出なかった時点で受かっている」という噂も耳にしましたが、本当かどうかは不明です。
感想
やっぱりPing-tはスゴイ。
Ping-tをやっていれば受かると思います。ただ、Ping-tは問題数が多いので、レベル40までやりこむのは過剰だったと思います。実際にサービスを触っている人は、もっと少ないやり込みでも十分に合格できると思います。
次は一個上のレベルのSAPに挑戦してみたいですが、SAAよりも問題文が長いという噂なので、実務でもっとAWSの経験を積んでから挑もうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。