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STM32F103C8T6 開発ボード(通称 Black Pill)セットアップ

Last updated at Posted at 2019-12-21

これはそれこそ偉大な先輩たちが,たくさんの資料を残してくれていますので,それをたどっているだけなのですが,私の記録として残します。

目的

  • Mac, Windows 両方でプログラム開発,書き込みができるようにします。
  • オンボードのUSB端子を使って書き込み,シリアルモニターできるようにします。
  • 開発環境は Arduino IDE を使いました。

準備したもの

  • STM32F103C8T6 開発ボード Aliexpressで購入 いわゆるコピー品。BlackPill

  • ST-LINK V2 コピー品? 同じ店で購入

  • Mac Mojave 10.14.6

  • Windows 10 Home

    • 上記MacのVMware上で動いています。
    • BootcampのWindows 10 Homeも使っています。

ボード準備(はんだ付け)

P_20191221_111220_vHDR_Auto.jpg

  • ST-LINKを接続するために,ICSP端子の4ピンヘッダをはんだ付けします。
  • ICSPモードに入るため,CPUとなりの3ピンヘッダ2個をはんだ付けします。

ブートローダー書き込み

Black Pillの場合は,PB12というブートローダーが必要なようです。これをダウンロードします。

そのあとの手順は,有名なこちらのページから。

私の場合は,VMware上のWindows10で作業しました。

  • ST-LINK Utilityをダウンロード,インストール。
  • ST-LINK ファームウエアのアップデート
  • Utilityを起動,ボードをISPブートモードにセットして接続
  • generic_boot20_pb12.bin を指定して書き込み。
  • ボードのジャンパーを元に戻します。

Mac側 Arduino IDE 準備

これも山のように先人たちの資料がありますが,とにかくまとめます。

  • ボード情報をインストール

    • Arduino SAM Boards (32-bits ARM Cortex-M3) by Arduino を ツール - ボード - ボードマネージャ から検索してインストール
  • ライブラリーをインストール Mac独自手順

    • 以下から Zipをダウンロード。
    • zip を展開すると Arduino_STM32-master フォルダーとなるので, ~/Documents/Arduino/hardware/を作って,丸ごとそこに移す。~/Documents/Arduino/hardware/Arduino_STM32-master/各ファイルとなる。
  • 書き込みのための準備。以下の作業をしないと,Arduino IDEで書き込めません。(ハマりました)

  • スケッチを準備,設定は以下の感じ。

スクリーンショット 2019-12-21 12.14.27.png

Windows 10 Home の場合 Arduino IDE 作業

  • Bootloaderは上記手順で導入済みとします。
  • Arduino IDE 1.8.10をダウンロード,インストール。Windows Store版はスケッチが書き込めない不具合がありました。(のちに修正されるかもしれませんが...)
  • Mac版と同様,Arduino SAM Boards (32-bits ARM Cortex-M3) パッケージをインストール。https://github.com/rogerclarkmelbourne/Arduino_STM32 をインストールフォルダ¥hardwareを作って保存。
  • ドライバーのインストールは以下を参照

drivers\win フォルダにある install_drivers.bat を ([管理者として実行] で) 実行し、USB DFU / Serial ドライバをインストールする。

  • スケッチを書いて書き込み。

コメント 2019-12-21 222549.png
コメント 2019-12-21 222514.png

-(2019/12/22追記)VMware上のWindowsでは,スケッチの書き込みがうまくいきませんでした。これは,書き込み時にUSBをいったん離すときに,VMwareが再び「接続先は?」と聞いてくるので,タイムアウトしてまうようです。設定すればうまくいくかもしれませんが,面倒なので(失礼!)放置します。自分の環境では,必要があればBOOTCAMPのWindowsで確認します。(メインがMacなので。追記終わり)

注意,補足事項

  • ブートローダー書き込み直後は,Arduino IDEでシリアルポート[Maple]が見えないのかもしれません。すみません,覚えていないです。そのようなwebページを見かけました。
  • Macだけでブートローダーを書き込む手順もあるようですが,なんとなくですがST-LINKでWindowsの方が確実かと思ってそのような手順にしてしまいました。

2024/9/19 暫定追記

STM32CubeIDE 互換品ST-LINKでRunおよびDebugが(ちょっと動作不安定だが)できるようになった。

参考

image.png

デバッグプローブを ST-LINK (OpenOCD) に。
Mode Setup - Reset Mode を Software system reset に。

Runすると書き込んでくれるが、再起動してくれない。いったんST-LINKをPCから外し(この時電源OFFする)、再度接続すると新しいプログラムで実行される。

Debugは普通にできるっぽいが、ちょっと動きが不安定?

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