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ASUS TUF Gaming FX505 でWin版Android Studioを動かす際の注意事項

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初投稿です。

この文書は@k-ysdさんのKotlinで始めるAndroidアプリ入門(前編)をトレースして、Android Studioを導入しようとしたときに私の環境(ASUS FX505DV)で起こったことのメモです。
ニッチな内容ですが、情報が少ないので誰かの力になれば幸いです。

まとめ

下記の点が従来多くの紹介ページとは異なっていたため、導入手順が増えました。
現在は安定して動いているので、アプリ開発の学習に入れそうです。
・Intel CPUではなくAMD CPU (Ryzen 7)であった点
・ASUS TUF Gaming FX505 特有のUEFI (BIOS)設定があった点
・Radeon Vega Mobile GfxとGeforce RTXが搭載されている点

環境

入れようとしたAndroid Studioのバージョンは3.5.1です。
PC情報は下記のとおりです。

対象 仕様
メーカ ASUS
型番 FX505DV
BIOS バージョン 302
CPU AMD Ryzen 7 3750H with Radeon Vega Mobile Gfx
GPU NVIDIA GeForce RTX 2060; AMD Radeon RX Vega 10 Graphics
メモリ 32GB
OS Windows 10 Home

Android Studioをインストールする前の準備

0. BIOSの更新

BIOSのバージョンが300の場合、更新しましょう。
心配なら最新版に更新しましょう。
更新方法についてここでは省略します。

1. Windows Hypervisor Platformの有効化

こちらの手順2の通り、「Windowsの機能の有効化または無効化」からWindows Hypervisor Platform (Windowsハイパーバイザープラットフォーム)にチェックを入れ、インストールした後に再起動します。
whp.PNG

2. BIOSの設定

BIOS設定画面に入るにはFX505ならF2キーです。
無事は入れたら、F7キーを押してAdvance modeに切り替えると、webで検索するとよく見る画面になります。
さらに、Advancedタブに移り下の2項目を設定します。
・AMD SVMをENABLE
・MEMORYをAUTO
また、Bootタブに移り
・Fast BootをDisable
とします。
私の環境では"MEMORY=AUTO, Fast Boot=Disable"としなければOSがブートしませんでした。

Android Studioのインストールと外回りの設定

こちらからインストーラをダウンロード。
インストーラを管理者として実行し、インストールします。
インストールが終わったら、studio64.exeを右クリックして"Run with graphics processor"にカーソルを合わせて、"High-performance NVIDIA processor"がdefaultになっているかを確認します。
select_gpu.png

NVIDIA GPUでないとAndroid Emulatorを動かすことができません。
defaultになっている場合、次項に進みます。
defaultでない(integrated graphicsがdefaultの)場合、NVIDIAコントロールパネルを起動します。
3D設定>3D設定の管理に移動し、グローバル設定の優先するグラフィックスプロセッサを高パフォーマンスNVIDIAプロセッサに設定します。
select_gpu2.png
※ 好みに応じて、プログラム設定から個別に設定しても構いません

Android Studioの起動、そして"Hello, world!"

ようやくAndroid Studioを起動させ、ポチポチと下の画面まで進めます。
yourvirtualdevices_13.png
大まかに言えば①でエミュレートしたいデバイスを選択し、②で実行という流れです。
①をクリックして、Open AVD Managerを選択します。
setting_avd2.png
③Create Virtual Device...をクリックすると次の画面に移ります。
yourvirtualdevices_6.png
今回はPixel 2を選択してみました。
yourvirtualdevices_8.png
数GBあるので時間に余裕があるときにダウンロードしましょう。
ダウンロード完了したら、ひとまずFinishを押します。
再びAVD Managerを開きまして、④のEditをクリックします。
setting_avd3.png
Show Advanced Settingsをクリックすると詳細設定がズラーッと出てくるのですが、Emulated PerformanceのBoot optionをCold bootに設定します。
setting_avd4.png

これで設定は完了です。
②のボタンを押すと、エミュレータが起動するのでしばらく待ちます。
最終的にHello, world!が表示されれば導入は終わりです。
お疲れさまでした。
yourvirtualdevices_11.png

参考文献まとめ

Kotlinで始めるAndroidアプリ入門(前編)
AMD CPU で Hyper-V を使って Android AVD を高速化する
AMD CPU Ryzen で Android Emulator を実行させる方法
ASUS TUF FX505 (DU) windows fails to boot with Hyper-V and SVM enabled. (BIOS 305)

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