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コミュニケーションAdvent Calendar 2017

Day 2

リモートワークに憧れる人のための、リモートワークをやるためにやっておきたいこと

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2017年の10月から私の務める会社には現在リモートワークで業務を行っています。これは私だけではなく、他のメンバーも完全にではないですが週に2〜3回リモートワークを行っていて、業務はうまく回っているように見えます。

どういった経緯を経て現在のような形でリモートワークが行われるようになっていったのかを、コミュニケーションの観点から振り返り、そしてこれからリモートワークをやってみよう、導入しようと思う人達のための足がかりになればいいなと思います。

個人のタスクをリモートでやる期

僕達の会社ではチームでの業務を行う場合はタスクの洗い出しをできるだけ前もってやっていたように思います。そのため、個人個人のタスクがはっきりとしていて、会社に行かなくても開発をする感じのタスクについては自分の家でも問題なくこなせています。これは現在でも変わりませんね。

事前にタスクの洗い出しをする。「誰が」「何を」「いつまでに」やるのかを決める。あたり前のことですね。

他人のタスクの可視化をしようとおもった期

2年前のCommunication Advent Calendar では、togglを使って他の人が何をやっているのかを可視化するツールを作り、利用した内容を記事にしました。

他の人が何をやっているのか分かるツールを作った話 - Qiita

現在、このツールは利用していません。理由としてはタスクの開始、終了時に手動でtogglを動作させる必要があるため、忘れてしまうから。

このツールが解決しようとしたのは、「他の人が今日何をやるのかわからない」という問題でした。他の人がきょうどれくらいの忙しさなのか、何かをお願いしても大丈夫そうなのか、あるいはお願いしたことを忘れていないかどうかとか。また、昨日自分が何をやろうとしてどれくらい進んだのか分からないという問題もありました。

結局、非常にシンプルな方法で解決されました。slackに「asakai」という名前のチャンネルを作り、業務を開始するときそこに自分が今日やることを書き込みます。

Slack_-_covelline__LLC_.png

夕方になると私たちはお茶会という名前でお喋りをする時間を設定しているので、そのタイミングで終わった内容についてはチェックボックスをつけています。また、朝の時点では思いついていなかったタスクや、割り込みで入ったタスクなどもこのタイミングで記録をしておきます。

毎日お茶会をする開発環境 〜休憩による開発効率の改善〜 - Qiita

非常に簡単な方法で自分と他人がやるタスクの内容を共有し、アーカイブできるようになりました。

会社の近くに住む期

2016年にオフィスの移転があったのですが、そのタイミングで私もオフィスの近くに引っ越しをしました。電車で通勤をしていたのは1ヶ月にも満たない期間だったかな。

リモートワークの利点としてよく「通勤が不要」「満員電車不要」とかが挙げられるように思いますが、オフィスの近くに住めば通勤時間も短くなり、さらに場所によっては電車も不要です。

リモートワークができない期

2017年の年始から行っていた社外のプロジェクトの業務はいくつかの問題があって、リモートワークでタスクをこなすことが難しいなと感じていました。

そのプロジェクトで行われる打ち合わせは井戸端会議的な打ち合わせがオフィスの各地で勃発していて、その中で仕様が決まったりタスクが決まっていました。リモートでコミットする身としては、会議のタイミングでもないときに何かが決まっていて、次の会議では決まったことがさも当然のように発表されて驚き最大の法則という印象でした。

また、リモート会議における通信品質についても、話を聞き取ることができない、誰が話しているのかわからないと言った問題があったのですが、いまいち問題をプロジェクトのメンバー内で共有することができず、解決もできませんでした。

オフラインの突発的な会議を防ぐ、あるいはそこで話し合ったことをしっかりと記録して共有する仕組みが必要でした。また、メンバーは全員ヘッドセットの着用をしてリモート会議を行うと言った工夫も必要です。

結局、このプロジェクトでは力を最大に発揮できないなと思ったので夏くらいで抜けました。

完全にリモートワークになった期

2017年の10月からは完全にリモートワークを行い、社内のプロジェクトの業務を行っています。しかし、オフィスのメンバーとリモートで会議を行うときにはいくつかの問題がありました。

メンバーの顔が見えない問題は思っていた以上に大事な問題でした。私は人間の顔があんまり得意じゃないので、顔を見る必要性は感じていなかったのですが、複数人でリモート会議を開始するタイミングで顔の見えない人がいるとその人の存在感が感じられず、会議に参加をしているのかどうかがわからなく思いました。

また、当時オフィスのメンバーは1台のmacを利用して複数人対一人(私)の環境で会議を行っていましたが、マイクの指向性の問題で音を拾うことができず、聞き返すというシーンも多くありました。

全員ヘッドセットの着用も試みましたが、やはりマイクの指向性の問題で一人が話している声を他の人のマイクも拾ってしまい、同じ声が二回以上転送されて気持ち悪いという問題もありました。

結局、Yamahaのマイク・スピーカーを購入してある程度問題は解消されました。

PJP-20UR 特長

しかし、複数の人が同時に喋ると音声が途切れるなどといった問題もあります。オフィスのメンバー内で会話が盛り上がると、リモートの音声が伝わらなくなってしまい、会話ができなくなります。

まとめ

こうやってまとめてみるとリモートワークができるようになるための条件としては次のようなものがあるかなと思いました。

  • 個人のタスクがはっきりとしている
  • 情報の共有を行うツールがあり、それをしっかりと活用している

そしてこれらは、リモートワークと関係なく大切なことですね。

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