為替変動に一喜一憂。そんなあなたを助けたい
昨日のドル円、朝起きたら３円動いた！そんな経験はありませんか？
コロナやト〇ンプ政権で為替レートが大混乱。
（25年3月～8月の為替の変動）
輸入業務にに携わる人には為替変動は利益や赤字に直結します。
昨日の契約が今日の赤字なんて絶対避けたい。
そこで役立つのが為替予約です。
為替予約とは？為替変動リスクを避ける仕組み
将来使う為替のレートをあらかじめ決めておく契約のことです。
現在のレートが１ドル=150円の場合、3か月後に米ドルで支払いがあるときに、
レート150円でドルを銀行に予約します。
3か月後の支払い時に、為替がどう動いていても150円でドルが買えます。
たとえ１ドル=160円でも130円になっていたとしても150円で買うという契約です。
こうすることで、為替変動に対するリスク回避できる仕組み、それが為替予約です。
為替予約はタイミングが命
LINEでサクッと為替レートが確認できたらいいな～からLINE Bot開発につながりました。
LINEでレートがこんな風に簡単に確認
使用したツール
・Make（旧Integromat）
・LINE Messaging API
・HTTPモジュール
・為替レートAPI（exchangerate.host）
開発の全体構想
1.LINEにどんなメッセージを送っても現在のレートを返す
2.為替レートの無料APIを見つける
3.LINEモジュールを使って「オウム返し機能」を活用する
と考えました。
Makeのシナリオと使用したモジュール
宙に浮かぶJSON。ここにたどり着くまでのLINEBotを初めて作った記録です。
為替の無料APIを探せ
私が考えていたシナリオ
LINEモジュール（Watch Events）→
HTTP →
JSON →
LINEモジュール（Send a Reply Messages)
この流れです。必要になってくるのは為替レートを教えてくれる無料のAPI。
ChatGPTに相談してAPIを見つけてもらいました。
https://api.exchangerate.host/latest?base=USD&symbols=JPY
というAPIです。早速使ってみる。
JSONに入れるテキスト取得のため、サイトに飛ばしてみると・・・
という結果。
accesskeyが必要と言われてる。
再度ChatGPTに聞いてみたが、
私が間違ったAPIを使っているからだとキレ気味に返答されました。
AIにイラっとしながら普通に検索。
やっぱり必要だったアクセスキー
https://api.exchangerate.host はアクセスキー取得が必須のようです。
早速アクセスキーを取得
１．exchangerate.hostのサイトにアカウント登録
登録するとすぐにアクセスキーが発行されます
２．図の赤枠「３Step Qickstart Guide」をクリック
次画面にStep２の項目があり、そこにアクセスキーの入った専用URLが表示されます。
３．このURLをコピーして、HTTPモジュールに入力します
この時はまだJSONも繋がっていました。
JSONが不要ということがこの後わかります。
４．サイトで確認したAPIのテキストをJSONに入力
アクセスキー入りのURLでJSONに入力するテキストを取得
こんな感じです。
５．Send a Reply MessageのモジュールのTextにUSDJPYを登録する
試してみる。果たして結果は・・・
永遠の147.729503円
新たな問題発生！データが更新されない
試しにJSONの更新ボタンを押してみたらレートが変わりました。
自動で更新されないのはなぜなのか？
もう一度ChatGPTに解決策を相談してみました。
ChatGPTが驚く発言をする。
exchangerate.hostくらい安定したAPIならJSONモジュールは不要だと。
HTTPから直接LINEにレスポンスできると。
HTTP→LINE直送で解決
JSONモジュール外してみました
JSONモジュール外して、HTTPモジュールとLINEモジュールを直接繋いでみました。
これがJSONモジュール宙ぶらりんの理由です。
Send a Reply MessageのTextもHTTPのに変更
JSONからの情報取得から、HTTPからの取得にするためTextを修正しました。
今度こそ最新のレートが届くかな⁉
147.864503円 最新レートが届きました！
初めての自作LINE Bot うれしい
遠回りしましたが、望んだ結果を得ることができました。
今回は、どんな入力でもその時のドル円レートが戻ってくるというbotでしたが、ドルと入力したらドル円が、ユーロと入力したらユーロ円が返されるように構築したいです。
AIたちとも上手に付き合って、自分DX推進に邁進します。
今回の参考資料
・無料API：https://exchangerate.host/
・アクセスキー取得方法について：
【Streamlit】為替レートAPIを使って円ドルの変動を見てみよう https://js2iiu.com/2025/05/05/streamlit-api-exchangerate/