前回の記事
こちらの記事の続きとなっております。
メソッドの定義
メソッドとは一連の処理をまとめたものと説明しました。
mainメソッド以外にもメソッドは自分でつくることが出来ます。
メソッドの定義
[アクセス修飾子] [その他の修飾子] 戻り値のデータ型 メソッド名( [引数リスト] ) {
// メソッドの処理内容
}
こちらをもとにサンプルコードを見てください。
public static void sample(int num1, int num2) {
int result = num1 + num2;
System.out.println(result + "sample");
}
記入内容 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
public | アクセス修飾子 | どこからでも参照可能 |
static | その他修飾子 | インスタンス化しなくても外部から使用可能 |
void | 戻り値のデータ型 | 戻り値がない時は”void”を指定する | sample | メソッド名 | 英小文字から開始するなどルールあり |
int num1,int num2 | 引数リスト | メソッド内の()内で宣言された変数 |
※修飾子については別途記事にしたいと思います。
メソッド名
・変数
・引数
・戻り値
の4点を説明していきます。
メソッドの命名について
メソッド名の命名規約は、英小文字から開始すること。
複数の単語を連ねる場合は、キャメルケースあるいはスネークケースにて定義します。
スネークケース
・・・単語と単語の間を _ で繋ぐ方法
キャメルケース
・・・2単語目以降の先頭文字を大文字にする方法
変数について
よく例えられるのは ”箱” です。
数値型のデータや参照型のデータをいれるための箱をイメージしてみてください。
この箱に名前を付けることを宣言
といい、箱の名前を変数名
といいます。
サンプルコードでは num1
とnum2
が当てはまります。
さらに、この箱にデータを入れることを代入
といいます。
引数について
メソッド名の後にある( )内の変数のことを指します。
サンプルコードでは
int型のnum1
という引数とint型のnum2
という引数2つが定義されたことになります。
※引数がないメソッドを定義することも可能です。
その場合でも( )
は必要となるので、注意してください。
戻り値について
プログラム中で呼び出された関数やメソッドが処理を終了する際に
呼び出し元に対して渡す値のことです。
サンプルコードでは戻り値がいらないためvoid
と記入しています。
戻り値がある場合
public static int sample_sum(int num1, int num2){
}
int型
の戻り値を記入してみました。
もし文字列を戻したい時はString
と書けばOKです。
intと書いてあるのに、Stringを戻すことはできません。
メソッドの戻り値と実際の戻り値の型は一致していないといけません。
簡単なコードを使って説明してみました。
次回は変数の型などももっと詳しく説明していきたいです。