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Microsoft Loopがプロジェクト管理に便利そうなので使ってみた

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はじめに

NTTデータ デジタルサクセスソリューション事業部の@nttd-hiraoです。2023年11月にGAされているコラボレーションアプリ Microsoft Loopがプロジェクト管理に便利そうなので使ってみました。

Microsoft Loopとは

Microsoft Loopは、Microsoft 365のコラボレーションアプリです。他のMicrosoft製品やサードパーティ製のアプリと連携し、リアルタイムでのコラボレーションが可能です。

Loopには主に以下の3つの機能があり、それぞれについてご紹介します。

  1. ワークスペース: プロジェクト関連の情報を集約するためのスペース
  2. ページ: 情報を整理し、チーム内でシェアできるコンテンツ
  3. コンポーネント: リアルタイムで共同作業できる柔軟なコンテンツブロック

ワークスペース

ワークスペースは、プロジェクトやタスクに関連する情報を集約するための共有スペースです。
プロジェクト毎に1つのワークスペースを作成し、その中に情報を集約すると良いかなと思います。
プロジェクトメンバーとのやり取りにTeamsを利用されている場合、TeamsタブにLoop ワークスペースを追加すると便利だと考えています。
これは、TeamsタブでWebsiteを指定して、Loop ワークスペースのURLを指定することで可能です。

image-1.png

LoopワークスペースをTeamsチャネルに追加する機能について、ロードマップを見ると、Release phasesが「General Availability, Targeted Release」となっていますが、2025/3/11現在弊社環境では使えないようです。

image.png

ページ

ページは、ワークスペース内に作成できるコンテンツです。MarkdownのWYSIWYGエディタのような操作感でドキュメントを作成できます。
また、@と入力することでプロジェクトメンバーにメンションすることも可能です。
更に、/と入力することで、表やかんばんボードの追加や目次の作成、画像の挿入等、様々な操作が可能できたり、Microsoft Planner等の別のアプリと連携することができたりします。

image-2.png

タスク管理にPlannerを使っている場合は、Plannerの画面、Loopに埋め込んだPlannerの画面の両方で編集することができます。
Plannerは列の追加ができないので、スケジュール管理、タスク管理の際に列を追加する等のカスタマイズをしたい場合は、かんばんボード等を使うと良いかなと思います。

また、ファイルやWebページへのリンクを埋め込むことも可能です。

image-3.png

OneNoteではノートブック内にセクション、ページの階層構造がありましたが、Loopではワークスペース内にページのみがあります。ただ、以下のようにサブページを複数階層で作成することができます。OneNoteではページを折りたためるのが1階層まででしたが、Loopでは複数階層まで折りたためるので、セクションの階層がなくても、情報の整理にそこまで困ることはないかなと思います。

image-4.png

ページのバージョン管理や復元も以下の通り可能です。但し、2025/3/6現在では過去バージョンの内容を表示する機能やdiffをとる機能はありません。ここは是非改善頂きたいですね。

image-5.png

ワークスペース全体や特定のページを外部のゲストユーザ(クライアント等)に共有することも可能です。
詳細はこちらをご確認下さい。

更に、ページテンプレートという機能があります。Loopには以下のように組み込みのテンプレートがあり、これを利用することで、プロジェクトの進行状況や課題管理、会議議事録等を簡単に作成することができます。また、自身で作成したページをテンプレートとして保存することも可能です。

image-6.png

コンポーネント

コンポーネントは、ページ内に配置できるコンテンツブロックです。
TeamsやOutlook、OneNoteに埋め込むことができ、共有されているすべての場所でリアルタイムに同期することができます。Loop画面からコンポーネントを作成する場合は、左側の点6つをクリックし、「Loopコンポーネントの作成」を押下することで作成できます。

image-7.png

また、例えばTeamsでは以下の通りチャット画面でLoopアイコンをクリックすることでコンポーネントを作成することができます。

image-8.png

Microsoft社は利点として、例えばTeamsでLoopコンポーネントを送信することで、すべてのユーザがインラインで編集でき、メッセージ内で共同作業ができると共に、長いチャットスレッドやアプリの切り替えを最小限に抑えることができる、としています。詳細はこちらをご確認ください。

まとめ

今回はプロジェクト管理に便利なMicrosoft Loopの機能について紹介しました。Microsoft製品を多く利用されている方にとっては、Microsoft製品との連携機能が豊富なMicrosoft Loopをコラボレーションツール、プロジェクト管理ツールとして利用することをおすすめします。
ご紹介したもの以外にも多くの機能があるので気になった方は是非使ってみてください。

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