はじめに
Ubuntu 22.04搭載のマシンで、電源ボタンを押すだけでシャットダウンさせる方法を紹介する。組み込み機器などにUbuntuを利用する際に有用である。
動作確認環境
- OS
- Ubuntu 22.04 aarch64
- JetPack 6.2
- Ubuntu 22.04 aarch64
- PC
- NVIDIA Jetson AGX Orin開発者キット
- Connect Tech AGX 202キャリアボード
前提
本方法はGNOMEデスクトップ環境に依存しており、他のデスクトップ環境(XFCE, KDEなど)では設定方法が異なる。
方法
ログインしていない状態ではGNOMEセッションが存在しないため、gsettingsの設定が適用されず、期待通りの動作にならない。
そのため、GUIで利用するユーザーをログインさせておく必要があり、自動ログイン設定を有効にしておく。
「設定」-「ユーザー」で、右上の「ロックの解除...」を押し、自動ログインさせたいユーザーの「自動ログイン」のトグルを有効にする。
次に、電源設定で、電源ボタンの挙動を変更する。
「設定」-「電源管理」で、「電源ボタンの挙動(W)」をクリックし、「電源オフ」を選択する。
これで、電源ボタンを押すとシャットダウンするようになる。
デフォルトでは、電源ボタン押下時にログアウト確認ダイアログが表示され、一定時間(約60秒)操作がない場合に自動でシャットダウンされる仕様になっている。
遅延なくシャットダウンさせるには、ターミナルを開いて以下のコマンドを入力することで、シャットダウン時の確認ダイアログを無効化する。
gsettings set org.gnome.SessionManager logout-prompt false
以下のコマンドで、設定が変更されたか確認する。
gsettings get org.gnome.SessionManager logout-prompt
結果が以下のようになっていれば問題ない。
false
以上で設定は完了である。
まとめ
Ubuntu 22.04搭載のマシンで、電源ボタンを押すだけでシャットダウンさせる方法を紹介した。組み込み機器などにUbuntuを利用する際に有用である。


