はじめに
AsciiDoc内のPlantUMLをVisual Studio Codeでプレビュー表示する方法を紹介する。
上記の理由より別の方法を紹介する。Visual Studio CodeでAsciiDocを書く際に有用。
動作確認環境
- Windows 10 x64
- Asciidoctor 2.0.23
- Asciidoctor PDF 2.3.18
方法
事前準備 (Windowsの場合)
Visual Studio Codeのインストール
公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールする。
AsciiDocのインストール
Windows Package Managerを使い、AsciiDocの環境構築を行う。 PowerShellもしくはコマンドプロンプトを管理者権限で開き、下記コマンドを実行する。
- Rubyインストール
winget search ruby winget install --id RubyInstallerTeam.Ruby.3.1 -e
- 依存関係のインストール
- JDKインストール
AdoptOpenJDK(ver16)インストール
winget search jdk
winget install --id AdoptOpenJDK.OpenJDK.16 -e
- GraphVizインストール
winget search graphviz
winget install --id Graphviz.Graphviz -e
- JDKインストール
- AsciiDocインストール
gem install asciidoctor gem install asciidoctor-pdf gem install asciidoctor-diagram
AsciiDocプラグイン
AsciiDocプラグインのインストール
Visual Studio Codeを開いて、拡張機能の検索窓で「AsciiDoc」と検索して以下の拡張機能インストールする。
AsciiDocプラグインの設定
AsciiDocプラグインの設定ボタン(⚙)を押して設定画面を開く。以下のような画面になるので、「AsciiDoc > Preview: Adciidoctor Attributes」欄の、settings.jsonで編集
を押す。
settings.jsonに以下を追加する。
"asciidoc.preview.asciidoctorAttributes": {
"kroki-server-url": "http://localhost:8080"
},
"asciidoc.extensions.enableKroki": true
- localhost:8080
- 自身で設定したいサーバーを入力する
- UMLを外部サーバー( https://kroki.io )へ公開しても良い場合は入力不要(参考)
本来は、krokiサーバーへの設定方法だが、PlantUMLサーバーでも動作確認できた。おそらくREST APIの互換性があると思われる。念のためWindowsファイアウォールで、https://kroki.io
をブロックして検証したところ、ブロック中は、ローカルサーバーを有効にしないとPlantUMLが描画されなかったので、正しく動作していると思われる。
まとめ
AsciiDoc内のPlantUMLをVisual Studio Codeでプレビュー表示する方法を紹介した。設定を変更することでローカルサーバーでも表示でき、安全にPlantUMLのプレビュー表示を行える方法を紹介した。Visual Studio CodeでAsciiDocを書く際に有用なので試してみてください。
参考