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【e-Taxソフト】①預貯金等の内訳書をCSV形式にする

Last updated at Posted at 2020-09-06

#

反省文


反省の概要

#eTaxで勘定科目内訳明細書を印刷できなくなった。
(2020年からCSV閲覧不可)
→ 紙やPDFの代替物として、エクセルを確保せざるを得ないかと。。

国税庁 当初案
(廃案)
第2案
会計データ作成 言及なし R言語
(無料)
R言語
(無料)
税務データ作成
(エクセル)
Office2013(買い切り) 使わない Office Online(無料)
CSV作成
(eTax型式)
エクセル手作業 R言語
(無料)
R言語
(無料)

#エクセルをCSV(eTax型式)に変換する、
Rのパッケージを作成しました。

勘定科目内訳書にも対応したつもりなので、
下記記事を参照してください。
【e-Taxソフト】財務諸表(CSV)を作成する
https://qiita.com/nt1969m/items/7edac99942a8c11fe32c

#以下廃案(2020-11-04)
#

はじめに


            この記事は「法人税」のお話です。
e-Taxソフトで提出できるデータ形式として、
「CSV形式が認められた!」
のは、2019年5月だったと思う。
これをきっかけに、経理作業を見直しました。

この記事ではMacにインストールしたR言語を使っています。
##

<Before>

「経費精算」(省略)
「預金残高を確認する」
  銀行のCSVデータを会計ソフトに取り込む。
「利息計上する」 
  手書き伝票を会計ソフトに取り込む。
「①預貯金等の内訳書を作成する」
  試算表(会計ソフトの帳票)をe-Taxソフトに手入力する。

##

<After>

「経費精算」(省略)
「預金残高を確認する」(従来通り)
「利息計上する」 
  R言語でCSVデータを作成し、会計ソフトに取り込む。
  注.この記事では省略
   普通預金もだが、特に定期預金の扱いには、知恵がいる。
「①預貯金等の内訳書を作成する」
  R言語でCSVデータを作成し、e-Taxソフトに取り込む。

#

銀行の出入明細をR言語に取り込む


  この記事では「入出金明細」のことを「出入明細」と表記します。
↓この関数でどの銀行にも対応できる、と思う。
B_Read_Bank.R
Read_Bank <- function( f ,e=".csv" ,n=0 )
  # f:ファイル名(除く、拡張子)
  # e:拡張子(extension)
  # n:skipの引数
read.csv(
 paste0( f ,e )
,skip=n 
,fileEncoding="CP932"
,stringsAsFactors=F
)

以下、ファイル名の数字4桁は金融機関コードです。
例えば三井住友銀行なら、
0009(金融機関コード)SMBC JP JT(SWIFTコード)です。
##

ジャパンネット銀行
B_0033_JNB.R
f <- file.path( FY ,"B_0033_JNB" ,"JNB_2020-08-31" )
   # FY:会計年度(Fiscal Year)のディレクトリー
   # ジャパンネット銀行のディレクトリー 
   # 出入明細のファイル名(除く.csv) 
jnb <-	Read_Bank( f ) 
jnb.bal <- tail( jnb$残高 ,n=1 )

##

ゆうちょ銀行
B_9900_ゆうちょ銀行.R
jp <-	Read_Bank( f ,n=7 )
   # n=7:サンプルcsv参照
jp.bal <- tail(jp$現在.貸付.高,n=1)
B_9900_ゆうちょ銀行.csv
1:お客さま口座情報
2:現在高,"1",,
3:出力日時令和 02  09  04  18  20 
4:お客さま口座番号10180-12345678
5:照会対象期間指定
6:日付指定令和 01  09  01   令和 02  08  31 
7:明細件数17
8:取引日,入出金明細ID,受入金額,払出金額,詳細1,詳細2,現在貸付,
9:20190919,201909190000001,1060000,,振込,タカハシ ナオヒト,1069117,
以下個人情報につき削除

##

住信SBIネット銀行
B_0038_住信SBIネット銀行.R
# 普通預金
	sbi1 <-Read_Bank( f )
    sbi1.bal <- sbi1[1,]$残高.円.
# SBIハイブリッド預金
	sbi2 <-Read_Bank( f )
    sbi2.bal <- sbi2[1,]$残高.円.

#

eTaxソフト①預貯金等の内訳書

main.R
setwd( paste0( FY ,"/eTax" ) )  # 出力先のディレクトリー
getwd()  # 目検(目視にて検証する)

# ①に限らず、↓この関数で対応できるはず。。
Write_etax <- function( df ,s ) 
   # df:入力データフレーム型(行列型でも動くと思う)
   #  ↓
   #  s:出力シート名(MSエクセルのあれが必須です。。)
write.table(
 df ,paste0( s ,".csv" )
,quote=F
,sep=","
,row.names=F
,col.names=F
,eol="\r\n"
,fileEncoding="CP932" 
)

   #(命名規約)バージョン番号(_4.0_)までは必須
s <- "HOI010_4.0_預貯金等"

i01 <- data.frame( matrix(  NA ,0 ,8 ) )
   #(任意)↓列名、なくても大丈夫(あくまでも説明のため)
colnames( i01 ) <- c( "フォーマット区分=1" ,"行区分=" ,"金融機関名=" ,"支店名=" ,"種類=" ,"口座番号=" ,"期末現在高=" ,"摘要=" )  

i01[1,] <- c(1,0,"みずほ","渋谷","普通","210-1234567" ,"82332","")  
i01[2,] <- c(1,0,"ジャパンネット","本店営業部","普通","001-1234567" , jnb.bal , "")
i01[3,] <- c(1,0,"","","定期","" ,"0" ,"")  
i01[4,] <- c(1,0,"ゆうちょ","018","普通","018-1234567",jp.bal,"")  
i01[5,] <- c(1,0,"住信SBI","法人第一","普通","106-1234567",sbi1.bal,"")
i01[6,] <- c(1,0,"","","ハイブリッド","" ,sbi2.bal,"")  
i01[7,] <- c(1,0,"","","定期","" ,"0","")  

#カンマ削除
i01$"期末現在高=" <- gsub( "," ,"" ,i01$"期末現在高=" )

Write_etax( i01 , s )

#

eTaxソフト、csv形式に関する情報


CSV形式で提出可能

勘定科目内訳明細書及び法人税申告書別表等(明細記載を要する部分)のCSV形式データの作成方法
https://www.e-tax.nta.go.jp/hojin/gimuka/csv_jyoho2.htm

勘定科目内訳明細書の標準フォーム等(平成31年4月1日以後終了事業年度分)
https://www.e-tax.nta.go.jp/hojin/gimuka/csv_jyoho2_meisai_31.htm

財務諸表のCSV形式データの作成方法
https://www.e-tax.nta.go.jp/hojin/gimuka/csv_jyoho4.htm

#

参考文献


清文社:STEP式 法人税申告書と決算書の作成手順
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