はじめに
こんにちは。
最近、SQLを改めて基礎から学び直す機会があり、「初心者向けに順番に学べる記事があったら便利だな」と感じたことが記事作成のきっかけです。
SQLは、システム開発だけでなく、ExcelやAccessなど、さまざまな場面で利用されている技術です。しかし、初めて学ぶと「データベースって何?」「SQLって何ができるの?」と疑問に思うことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これからSQLを学び始める方を対象に、できるだけ専門用語を使わず、基礎から順番に解説していきます。
今回は、「SQLとは何か」「データベースとは何か」といった基本的な内容から紹介していきます。
SQLとは?
SQL(Structured Query Language:エスキューエル)は、データベースを操作するための言語です。
SQLそのものがデータを保存しているわけではなく、
データベースへ命令を送る役割を担っています。
簡単に言うと、データベースに対して「データを見せて」「データを追加して」「データを変更して」といった指示を出すために利用します。
例えば、社員情報を管理しているデータベースがあるとします。
- 社員一覧を表示したい
- 新しい社員を登録したい
- 住所を変更したい
- 退職した社員のデータを削除したい
このような操作を行う際に利用するのがSQLです。
SQLにはさまざまな命令がありますが、代表的なものは次の4つです。
| 命令 | 内容 |
|---|---|
| SELECT | データを取得する |
| INSERT | データを追加する |
| UPDATE | データを更新する |
| DELETE | データを削除する |
これらの命令については、今後の記事で一つずつ詳しく紹介していく予定です。
まずは、「SQLはデータベースを操作するための言語」ということを覚えておけば十分です。
SQLの命令でデータベースへ指示
│
│「データを見せて」
│「追加して」
│「更新して」
│「削除して」
▼
┌───────────────────────────┐
│ データベース │
│ (社員情報・商品情報など) │
└───────────────────────────┘
データベースとは?
データベースとは、さまざまなデータを整理して保存する場所のことです。
例えば、会社では次のような情報を管理しています。
- 社員情報
- 商品情報
- 売上情報
- 顧客情報
イメージとしては、大量のデータを整理して保管する「電子版の保管庫」のようなものです。
これらを紙で管理すると、検索や更新が大変になります。
そこで利用されるのがデータベースです。
データベースを利用すると、大量のデータを効率よく保存・検索・更新できるようになります。
初心者の方は、まずはExcelをイメージすると分かりやすいでしょう。
| Excel | データベース |
|---|---|
| ブック | データベース |
| シート | テーブル |
| 行 | レコード |
| 列 | カラム(フィールド) |
例えば、社員情報を管理する場合は次のようになります。
| 社員番号 | 氏名 | 部署 |
|---|---|---|
| 1001 | 山田 太郎 | 営業部 |
| 1002 | 佐藤 花子 | 総務部 |
| 1003 | 鈴木 一郎 | 開発部 |
このような表をテーブルと呼びます。
SQLは、このテーブルに対して
- データを検索する
- データを追加する
- データを更新する
- データを削除する
といった操作を行います。
つまり、
データベースが「データを保存する場所」であり、
SQLは「そのデータを操作するための言語」です。
※ イメージ図:1つのデータベースの中には用途ごとに複数のテーブルを作成して管理します。
SQLでできること
SQLを使うと、データベースに保存されている情報を自由に操作できます。
代表的な操作は次の4つです。
| SQL命令 | できること | 身近な例 |
|---|---|---|
| SELECT | データを取得する | 社員一覧を表示する |
| INSERT | データを追加する | 新しい社員を登録する |
| UPDATE | データを更新する | 住所を変更する |
| DELETE | データを削除する | 退職した社員を削除する |
この4つの命令を覚えるだけでも、SQLの基本操作を理解できます。
もちろん、SQLにはこのほかにも多くの命令がありますが、まずは基本となる4つを理解することから始めましょう。
今後の記事では、それぞれの命令を実際のSQL文を使いながら解説していく予定です。
SQLを学ぶメリット
SQLは、多くの企業やシステムで利用されている技術です。
例えば、
- 社員管理システム
- 商品管理システム
- ネットショップ
- 銀行システム
- 病院の電子カルテ
- 在庫管理システム
など、私たちの身近なシステムでもSQLが利用されています。
また、SQLを理解すると次のようなメリットがあります。
- データベースの仕組みを理解できる
- システム開発や運用で役立つ
- ExcelやAccessとの連携ができる
- SQL Server・MySQL・PostgreSQLなど他のデータベースにも応用できる
SQLは一度基礎を身につけると、さまざまなシステムで活用できる汎用性の高い技術です。
まとめ
今回は、SQLを初めて学ぶ方向けに、
- SQLとは何か
- データベースとは何か
- SQLでできること
について紹介しました。
SQLは「データベースを操作するための言語」です。
まずはSQLとデータベースの関係を理解することが、学習の第一歩になります。
