~想定外のアクセスにドキドキが止まらない!~
最近、とあるサービスのリリースタイミングで24時間待機の依頼を受けた。
我々が提供しているのはSaaSサービスでありエンジニアにとっても負担がある為、できれば避けたいものだったが、お客様にとって重要なサービスであり、我々にとっても今後大きなパートナーになり得る存在であるため、この依頼を受けることとした。
今回リリースするサービスは、リリースまで内容が一切公開されないという、これまでにない異例なプロジェクトだ。リリース直後はアクセスがほとんどないことが予測されており、徐々にアクセスも伸びていくのだろうと皆が思っていた。ただし、我々はそのような状況でもリリースの準備に手を抜くことはなく、十分な負荷試験も実施し、準備万端でリリースに臨んだ。
のんびりとしたリリースになるはずだった。そう、その時までは。。
そんな中リリース当日の朝を迎えた。皆リラックスして臨んでいる。
そしてその時はきた。サービスがリリースされ、ユーザーへのサービス開始の情報が公開されたのだ。ここまでは予定通り。
ただすぐに状況は一変する。アクセス数がどんどん伸びてきたのだ。
アクセス数は事前に想定したMAX値をはるかに超えどこまで伸びるか想像もつかない、当然サーバーは悲鳴をあげ始めた。
「これはまずい!」
焦りを感じながらも、チーム一丸となってサーバー増設作業に追われた。
まるでジェットコースターに乗っているような、高揚感と緊張感に包まれた1時間。まだ1時間しかたっていないのだということに衝撃を受けたが、チームの迅速な対応により、なんとか事態は収束に向かった。
状況が落ち着き、チームメンバー全員が
「マジか!」
と声を揃えた。予想をはるかに超えるアクセス数に、私たちだけでなく、お客様も驚きを隠せない様子だった。しかし我々は1チームとなってこの想定外の状況を乗り越えたのだ!
この経験を通して、我々はこのお客様のサービスのリリースがいかにダイナミックで、予測不可能なものかということを改めて実感した。同時に、このお客様のサービスに対する市場の期待の大きさを肌で感じ、感動すら覚えた。
結果的にお客様も含めお互い想定外のリリースとなったが、それを一緒に乗り越えられたことは我々や我々のサービスへの信頼も含め今後にとってもプラスに働くことだろう。
まだまだわくわくさせてくれそうな、このお客様との今後が楽しみで仕方がない!
※一部大げさな表現が含まれます