1.はじめに
HubSpotでは「契約開始日から30日後」「お問い合わせから7日後」など、特定の日付を基準にして「〇日後」を自動計算するプロパティーを作成できます。
これにより、タスク管理や更新管理などの効率化に繋げることができます。
この機能は計算プロパティーを使用して、簡単に実装できます。
本記事では指定日を「トライアル開始日」として説明していきます。参考にしていただく際には、指定日部分はお好きなプロパティーを設定してください。
2.前提条件
下記が必要になります。
・HubSpotのHub(Marketing, Sales, Service, Operations, Content, Smart CRM, Commerce)Pro以上であること
・基準となる日付プロパティー(指定日)がすでに存在していること
3.作業手順
3.1計算プロパティーを作成する
①画面上部にある「設定」>左メニュー「プロパティー」をクリック。


②「オブジェクトを選択」から作成したいオブジェクトを選択し、「プロパティーを作成」をクリック。
③「プロパティーラベル」「オブジェクトタイプ」「グループ」を、設定したい条件を入力・選択。
④「フィールドタイプ」を「計算」にし、下図の赤枠通りに設定。

「トライアル開始日」の部分は、基準となる日付プロパティーを設定します。
「10」の部分は、何日後に設定したいのか自由に決めてください。今回は、「トライアル開始日から10日後」になるように設定します。
例:「〇日前」にしたい場合
add_time(トライアル開始日, -10, "day")
3.2作成したプロパティーを確認
対象オブジェクトのレコードを開き、作成した計算プロパティーが正しく日付を表示しているか確認してください。
基準日プロパティーを変更すると、自動計算されます。
4.まとめ
計算プロパティーを使えば、HubSpot内で「基準日(指定日)から〇日後」を完全自動化して算出できます。
日付設定ミスや入力忘れなどのミスを防ぐこともでき、規約・サポート期限等の可視化で業務の精度も上がります。