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[AWS]複数のデータ転送設定をCloudFormationで数分でセットアップできる!

Last updated at Posted at 2025-01-21

これまで、AWS CloudWatchのメトリクスや複数個所に点在するログは、個別に転送設定を行う必要がありましたが、一つのCloudFormation テンプレートを使用して、複数の転送設定を数分でセットアップできるようになりました!

update202412-1.png

本記事で今回のアップデートの内容をご紹介です!

設定の流れ

設定の流れを見ていきます。

「+Integrations & Agents」→検索窓に「AWS account」と入力 → 「Integrate yout AWS account」のアイコンをクリックします。

転送するデータを選択する画面でMetricsとLogsの両方を選択します。

CloudFormationを選択します。

CloudWatchのデータ転送設定

続いて、CloudWatchのデータ転送方法を選択します。New Relicが推奨する連携方式である、CloudWatch Metric Streamsを選択します。

メトリクスが2分未満でストリーミングされるためデータ取り込みの遅延が少ないのと、すべてのAWSリソースのCloudWatchのメトリクスを取り込むことができるため、推奨する連携方式になっています。

「③ Do you use any of these AWS services?」の箇所で「Yes」を選択し、次の画面に進みます。

次の画面で、CloudWatchメトリクスとして利用できないCloudTrail、Health、Trusted Advisor、X-RayなどのデータをAPI Polling方式で取得する方法を選択することで、一緒に連携設定を行うことができます。
image.png

ログの転送設定

続いて、ログの転送方法について設定します。

S3に保管されたログをLambdaで転送する方式と、CloudWatch logをFirehoseもしくはLambda経由で送る方式の選択ができ、今回は両方を選択し、CloudWatch logの転送方式はFirehoseを選択します。
image.png
「③ Configure trigger for logs」の箇所でログ転送の対象となる、S3バケットとCloudWatch Log グループを指定します。複数指定して一つのCloudFormationで一括で設定することが出来るようになっています。

ログを送るNew Relicのエンドポイントを指定します。ここは通常、US endpointを指定します。オプションで転送するログに自動付与される属性値も設定することができ、転送されたログを設定した属性値で簡単に検索出来るようになります。

CloudFormationでセットアップ

ここまで設定した内容が反映されたCloudFormationのテンプレートをAWS Consoleで開き、New Relicにデータを送るために使用するLicense keyとUser keyをCloudFormationのパラメータに入力します。
image.png
CloudFormation テンプレート内のAWS ConfigをTrueに変更します。AWS Configを有効にすることで、AWSリソースに設定しているタグの情報を取得でき、取り込んだデータの分析がより柔軟に出来るようになるので、有効にするのがオススメになります。AWS Configを既に作成している場合は、デフォルトのFalseで設定を進めます。

テンプレート内にNew Relicの画面で設定した、CloudWatch Log グループとS3の設定が入ってることが確認できます。修正や設定を追加したい場合、New Relicの画面に戻って更新も可能ですし、CloudFormationの画面設定値を更新できます。

他パラメータはデフォルト値のままで「Create stack」を選択します。

スタックの作成が完了したら、New Relicの画面に戻り、「Continue」をクリックし、「See your data」をクリックし、データが届いている事を確認します。

これだけで設定が完了です。CloudWatchのメトリクスだけでなくログの転送設定も一つのCloudFormationのテンプレートで簡単にセットアップできますよ。

運用で必要となる、AWSの複数のデータを取り込んで、すぐにNew Relic 上でマルチアカウント・マルチリージョンのAWSリソースの統合監視を行うことができますので、是非ご利用ください!

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