New Relic Infrastructure を、AWS Fargateに導入することで、タスク、サービスに関するリソースの監視ができるようになります。本記事ではAWS Fargate への導入手順を紹介します！
New Relic Infrastructure とは
New Relic Infrastructure とは、 Goで作られた軽量の実行ファイルであるInfrastructure エージェントをサーバサイドで稼働させることで定期的にOS、ミドルウェア、ネットワークなどのパフォーマンス情報ログや OSのパッケージ情報を収集する機能です。主要なLinux ディストリビューション、Windows、MacOSなどのメジャーなOSに対応しており、DockerコンテナやAWS FargateやAmazon EKSなどコンテナ環境にも対応しています。
インストール要件の詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
また、Infrastructure エージェントをインストール、エージェントがNew Relicにデータ送信するための通信要件は以下ドキュメントに情報がまとまっておりますのでご確認ください。
インストールの概要
AWS Fargateの場合、New Relic Infrastructure エージェントは監視するタスクのサイドカーとしてデプロイされる形になります。
インストールオプションは3種類あります。今回は簡単にセットアップできるCloudFormationを使った導入手順を紹介します。
インストールしてみよう
それでは、AWS Fargateにエージェントをインストールしてみましょう！
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タスク設定前の事前準備
セットアップで使うNew Relic のライセンスキーをまずは入手します。New Relicにログインし、左下のユーザー名をクリック→「API Keys」をクリックします。
「Create a key」を選択→Key typeは「Ingest - License」を選択します。
生成されたキーをコピーします。
CloudFormationのスタックテンプレートを開きます。
控えたライセンスキーを入力して、スタックを作成します。
生成されたスタック名「NewRelicECSIntegration-NewRelicECSTaskExecutionRoleStack-****」をクリック→「リソース」タブをクリックし、作成されたNew RelicのAPIキーが保管されているシークレットキーとIAMロールのARNをコピーして控えます。
タスク設定
デプロイするサイドカーコンテナを含むタスク定義の例をダウンロードします。
curl -O https://download.newrelic.com/infrastructure_agent/integrations/ecs/newrelic-infra-ecs-fargate-example-latest.json
ダウンロードしたテンプレートのexecutionRoleArnを控えたタスクのARNに書き換えます。
secretsのvalueFromをシークレットキーのARNに書き換えます。
テンプレートに入っているbusyboxを任意のコンテナイメージに変更します。今回はnginxのイメージを設定します。
family（タスク名）を任意の名前に変更します。
作成したテンプレートからタスクを作成します。
作成したタスクをECSクラスターにデプロイして、タスクが正常に起動していることを確認します。
New Relic UIでデータを確認
New RelicのUIでタスク内のコンテナのサーバーリソースが取れていることを確認します。
Infrastructure エージェントには動作を調整するための設定が多数用意されています。設定できる項目は以下ドキュメントをご確認ください。
とても簡単な手順でInfraStructure エージェントをインストールして、AWS Faregateで動くコンテナのCPU、メモリなどの監視を開始できることを紹介しました。簡単なセットアップでAWS Fargateで動くコンテナのサーバーリソースの統合監視を開始できますよ。ぜひ、お試しください！
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