はじめに
New Relicではシステムのあらゆるログを集約して、ログの分析や監視を行うことができます。今回、ログの分析や活用をより簡単に行えるアップデートがありましたのでご紹介します。
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New Relic アップデート(2023年5月)
New Relic アップデート一覧
ログ機能について
アップデートの内容を紹介する前に、まずはNew Relicのログ機能の概要についてご紹介します。
New Relicではあらゆるログを集約することができます。例えば、マイクロサービスなどの分散システムでは、トラブルシューティングに必要なログが分散していると調査に時間がかかり、各種ログの関連性を分析するのも困難になります。大量のログの中から必要な情報だけを抽出するために複雑な運用手順が必要なケースもあるでしょう。
分散しているあらゆるログをNew Relicに集約し、システムを横断して分析できるようになれば、トラブルシューティングを迅速に行うことができるようになります。
取り込まれたログはKey-Valueで構造化された形で取り込まれるため、ログの検索を容易に行うことができます。
ログ検索機能の改善
今回のアップデートで、ログUIで検索した条件を維持した状態でNRQLクエリの実行や編集ができるようになり、ログの検索機能がより使いやすくなりました!!
例えば、errorが含まれるをログを検索した状態で、「NRQL」のボタンをクリックすると、
検索条件が維持された状態でQuery Builderに遷移するため、「×」ボタンでQuery Builderを閉じてログ検索画面に戻っても、
ログの検索条件が維持されており、検索条件を追加するなど変更するのに便利なアップデートになっています。
NRQLクエリ履歴の利用
Query Builderで実行したNRQLクエリの履歴を確認、再利用できるようになりました!!クエリの再実行やクエリを再加工して実行できますので、より効率よくNRQLクエリを使ったログの分析が出来るようになっています。
ログの検索結果から簡単にアラート条件作成
ログの検索結果からQuery Builderに遷移し、そこから検索した条件で簡単にアラートを作れるようになりました。
ログの検索画面で、アラート条件として設定したいログ検索条件を作成し、すぐにアラート条件を作れることが出来ます。
ログの検索結果をダッシュボードに追加
ログの検索結果からQuery Builderに遷移し、チャートを作成し、そこから簡単にダッシュボードに追加できるようになりました。Query Builder上でチャートのタイプを選択したり、グラフの設定をカスタマイズすることも出来ます。このアップデートにより、ログから分析するチャートを簡単に作成し、ダッシュボードに追加できるようになっています。
まとめ
今回はNew Relicにてログの分析をより簡単にできるようになったこと、分析した結果から簡単にアラート条件やダッシュボードを作成できるアップデートをご紹介させていただきました。サーバーやアプリケーション、クラウドサービスのログをNew Relicに集約し、集約したログから分析・活用することが簡単に出来ますので是非、ご活用ください!
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